とくに何かをするって訳でもないんですけど、自分の記録として月報を書くことにしました。「月報」ってそのまま書いても味気ないので、それっぽく名付けてコンテンツにしちゃえ的な感じで今に至ります。
踊り場の由来って「階段を上る際にドレスがひらひらして、踊ってるように見えるから」らしいです。本コラムの「活動過程や経験を記事っぽく魅せる」趣旨と近しいから名付けました。
過去の活動を振り返って感情を掘り起こす。何らかの目標を書き出すことで内圧を高める。一人の人間がゲームメディアで考えていることをルポ風に描く。そんな自分勝手な活動の後書きみたいなもんです。
ということで、サクッと行きましょ。
記事:取材記事が終わって安堵
TIGS(東京インディーゲームサミット)の取材記事を全て公開。数えたら全10記事だった。プレッシャーが凄かったので無事に書き終わって一安心。順当に考えて2~3記事が適正だと思う。
開発者様とファクトチェックを重ねたり、表現や伝え方の摺り合わせを重ねたり、自分一人で完結する記事にはない経験を積めて良かった。でも品質的には詰めが甘くて素直に反省。もっと良くできたので悔しい。
生身の人間と顔を突き合わせて、しどろもどろになりながら話すのって大事だなと身に染みた。核心に触れたときのほどけた表情だったり、的を外したときの気まずい間だったり、あの空気感は現場ならではの経験だと思う。余力がある人は挑戦してみてほしい。
文章スキルは人と会わなくても磨けるけど、感性に関しては何かに触れないと磨けない。感覚の鮮度みたいなものが必ずあって、咀嚼する前のでけぇ感情に手当たり次第タッチするのが想像以上に大切な気がする。
分かりやすさの中に生っぽさがないと、見るのも書くのも甲斐がない。説明しすぎもダメで、マニアックな語りもダメ。何かに属している感じがすると心地悪い。ほっとする孤独みたいな温度感を目指したい。
今月書いた『萬手一体』は面白かったけど伝え方が堅くて、読み返してみると「俺、書けてるでしょ笑」感が妙に香った。男子中学生が部活終わりに使う制汗剤のような香り。ケツが青くてヤケ酒した。
そして最近思うのが、記事読むのしんどいよね問題。興味を持っている作品なら露知れず、いきなり記事を読ませる動きは違うよねと。仮に興味の入り口を記事にするなら中身はもっと軽くて良い。
記事の軽重をどう扱うかはずっと考えてて、1,500文字(いつもの記事の半分)でサクッと読める記事を混ぜようかなと検討中。その代わりに投稿頻度を増やせば満足度も下がらないと思う。購入するお金は…まぁ…そのね…セールに齧り付こう。
SNS:架空広告を作った
あんまり覚えてないけど確か「In Stars And Time」で盛り上がってた気がする。セール情報を絡めて紹介した時にめちゃくちゃ反応があって、そこそこの人数がリンクを踏んでいた。そのうち何人が購入したかまでは分からない。
仮に自分がストアを開設していればツールで追跡できるらしいけど、そこまでやれないからな~とか思う。マーケティング業務は嫌いじゃないけど、正式な依頼としてやるでもない限りリソースも回せないし。
まぁそこは置いといて、地味に架空広告の活動を始めた。存在するものを宣伝するんじゃなくて、実現したら面白そうなアイディアを仮組みして宣伝する広告。スキルが見合ってないことを除けば面白い取り組みだと思うけど…力量が…もっと…力が…欲しい……。
こんなもんは数をこなしてナンボだし、いまは質より量のフェーズ。デザインの知識も経験もなければツールの使い方も分からない。手を動かすより他ない。行動は言葉より雄弁。でも諸刃過ぎて心が痛い。
直近はSNSで紹介が完結する形を目指したい。読み手の負荷も少ないし、もっと知りたい人だけが記事を見て満たされるのが一番の理想。こってりした紹介記事でフックを引っかけるのはちと重いし。
新しいことをやるのは好きだけど、経験値が貯まるまで燃費が悪くて思うように進まないからモチベが死んでる。それなりに泳げてると思いきや溺れてる状態。反動からか若干太った気もする。
ちらちらとデザインに浮気してるからなのか、まとまった文章を書いても歯切れが悪い。説明口調でよそよそしく、語感もぽっちゃり。この記事は日記として書いてるからマシだけど、インタビュー系は男飯みたいな茶色い文章だった。
デザインと執筆の反復横跳びが予想以上に悪循環で心が折れそう。というか普通に折れてる。中途半端でも良いじゃんがHARF-WAYのコンセプトなのに、当の本人が中途半端な自分にキレている。本末転倒。
でもまぁ、やるしかないんだよなとも思う。いまの自分みたいにふらふらしている人に楽しんでもらうために始めたんだから、いまの自分がモデルケースになれば良い。中途半端で良いからやってみる。
私生活:一線超えた感じ
本業が忙しくなると一瞬で崩壊するからペース配分を考えたい。ぎりぎりの活動をしているからこそ見える景色もあるけど、理想を追い掛けすぎかなとも感じる。何でもできるわけなんてないのに。
良かれ悪かれ、個人が趣味で活動する範疇も超えてしまった。自惚れかもしれないけど、人にお願いしてゆるく書き合うこともない気がする。歩幅がずれていく怖さ。こんなのはあんまり経験したくなかった。
後ろ向きな発言をわざわざ公開することにプラスの意味はないけど、自分の機嫌を取るためにも残しておきたい。誰かがメディアをやりたいと行動を起こした時、一人じゃないと思ってもらいたいから。
本も作りたいけどデザインツールの使い方は良く分からんし、サイズ感もピンと来ないし、先がなげぇなとへらへらする。もうほんと出来なすぎてずっと笑ってる。忙しくて書けないみたいな土俵にすら居ない。
でも、ほんのちょっとだけ楽しみでもある。紙媒体はWeb記事よりも視認性が高いし、企画を用意して複数の作品を横串で紹介するのにぴったりだと思うから。『ゲームの探す楽しみ』にフォーカスしたい自分にピッタリの媒体……のはずなんだよな~、本来は。
ガチゲーマーは勝手に情報収集してるから良いとして、『ゲームは好きだけど良く分からない人』に直接アプローチできるのが本だと思う。色々な人に言ってるけど、俺は非ゲーマーにこそ楽しんで貰いたい。
信念とやる気が枯れない限り、そのうち試作品が必ずできる。そこからブラッシュアップして運営費を賄えればベストだけど、それができなくても誰かが意志を継いでくれると思う。なんかそんな気がする。
全力で何かを好きになる必要はない。ちょっとでも何かに興味を持って、それが人生をちょっとでもマシにしてくれるなら、大小とか熱量とか関係なく好きって感情なんだと思って欲しい。
まぁなんか、そういう部分を形にできれば良いかなって思ってる。日記みたいな記事なんだからふわっと終わる。自分が読み返せればそれで良いくらいの気持ちでひっそりと続けたい。
5月の目標
- 8記事以上書く
- Affinity Publisherでマスターページ(ゲーム紹介レイアウト)を最低1つ作る
- ゲーム紹介記事を2本以上書く
- ライトな紹介記事をサンプルで1本書く
- CDプレイヤーもしくはレコードを買う
- 死なない