気づいたら5月が終わっていました。何かした記憶は全くありません。TwitterやらSNSやらを振り返ってみると、それなりに活動していたんだなと分かって安堵しています。こういう時に自分のメディアがあると回顧録みたいで便利ですね。
月に1回とはいえ習慣づけていきたいので、ぬるっと振り返って6月に繋げたいと思います。「過去を振り返って鑑みることができない人間はいつまで経ってもそのままだ」、と尊敬していた嫌いな上司も言ってましたので頑張って書きますね。
記事:いつもと違う感じで紹介記事を書いた
先月の踊り場日記でライトな感じで紹介記事を書く目標を立てていたので、エッセイ風の切り口で2記事書いてみました。ノベルゲーとは相性良さそうだな~と思ったんですが、ジャンルによっては不向きな感じ。でもこれはこれで面白かったので継続して書くと思う。
ゲーム紹介記事を書きたかったんだけど『ILS(インディーライフストリマーズ)』の記事を書いてたのでバーンアウト。週2本ペースでギリギリなので普通に無理だった。そりゃそうだよなと思いつつ、これはこれで良い経験になったな~って感じ。急いでゲーム系の記事を書く必要もなかったので別に問題なし。
G-MODEさんの連載コラムも完成してますが、インタビュー部分が未完なので公開できず。この辺の連携というか温度感も摺り合わせるべきなんだろうな~と思いつつ。自分以外の人とコンテンツを作るのも面白いけど、そろそろ自分のことだけやるかもしれない。
記事を執筆するプレイヤーとしての自分と、メディアを運営するマネージャーとしての自分。どうもピントがズレている気がしてならない。どっちかだけなら楽なんだけどな~とか思うけど、どちらも面白さがあるから降りれない。というか、こうなってしまった以上は辞めることすらできない。
面白い記事を書くことも重要なんだけど、それをどうやって伝えるかも同じくらい大切。読み手は分かってくれるなんて慢心以外の何者でもない。結局はプレイングマネージャーであり続けないといけないのかも。
メディアで書くという行為は色々な側面を持っていて、面白いものを純粋に紹介する以外に情報発信の側面も担っている。伝え手と受け手の橋渡しみたいな存在。自分自身、分かっているつもりだったけど理解力が乏しかった。素直に反省すべきポイント。
メディア:トップページの改修工事に着手
ブログ型サイトは新着記事を積み上げる特性上、表示件数の問題で古い記事が埋もれて見えなくなります。HARF-WAYは最終的に本屋っぽくしたいので、新着記事+特集記事+検索システムみたいな形を目指す予定。面白いゲームを探すための専用プラットフォーム&ツールっぽくなるイメージ。
5月は検索システムだったり裏側のカテゴリを整備したので、あとは記事を量産してコンテンツ量を増やせばそれっぽくなりそう。記事が揃ったタイミングで個別のまとめページを作成して、TOPページに『特集コーナー』を作れば更にそれっぽい。steamでいうところの『○○フェス』みたいな感じ。
デザインレイアウトはパーツが揃ってから考えるとして、まずは必要な記事を揃えるのが先決。ぼんやりと最終形は見えていて、後は走るだけって状態だから悪くない状態のはず。ここらで頑張りたいところ。
面白い記事があっても見れなきゃ意味がない。切り口を揃えて読者が読みたいものをいつでも提供できる環境整備が必要。個別記事から索引ページに移動できる導線も確保したい。アイディアは腐るほどある。
ブログ型のコンテンツが本筋ではなくて、『マイナーゲームの検索プラットフォーム』があるべき姿だと思う。SNSとWebメディアの戦略は全然違う。主戦場ごとに適した戦い方をしていて混同しそうになるけど、自分自身が見失わないようにしなきゃな~って感じ。
がっつり稼ぐ気はないにせよ、責任を持って運営を続けるためにはマネタイズも避けられない。となってくると、自分の商品サービスを売るorクライアントから依頼を受けるの2択になる。まぁここら辺は目処も付いてるし、資料を作って営業すればどうにかなりそう。進捗度を含めて悪くない状態ではないだろうか。
本作り:16ページくらいの小冊子をサンプルで作成
今までのコンテンツを1冊にまとめて小さい冊子を作成。基本的なレイアウト方法も掴めてきたし、台割(紙を折ったときに本として整合するレイアウト方法)の概念も多少は押さえたって感じ。
余白とかフォントサイズとか、要件定義をどうするかは決めてないけど、走り出せる環境は整った。本の大きさはB5で決定。好きな雑誌『VACANCE』をそのまま真似した。試作品を作って確かめると、手乗りサイズで理想的な大きさ。ただのプリント用紙が大化けして気分は最高。
商業誌を作るわけでもないんだから、それっぽい本の形を呈していればOKの気持ちで突き進んでいる。経験値を積めばブラッシュアップされるのが自然の摂理だし、現時点の知識量で作業を詰め込んでも良くはならない。まずは完成させることから始めるつもり。
自分で印刷してホッチキスで中綴じすれば価格も抑えられるし、サンプルとして配布しやすくなる。名刺代わりに配るのもアリだと思う。まずは印刷文化に慣れて習慣化するのが先。恥ずかしいと思うものを作るくらいが丁度良い。独学だから恥かいてナンボだし。
話が変わるけど、『アニマロイドガール』を制作している『Mar』さんの同人誌を買った。色使いもレイアウトもお洒落で、作品と関連付いたテーマで展開されててコンセプトも立っている。POPEYEとかBRUTUSとか商業雑誌も良いけど、小規模で作成したものだからこそ生まれる世界観って素敵よな~と思ったり。
何はともあれ舞台は整った。SNS、Webサイト、雑誌媒体で異なる質感を持った発信ができるようになったいま、自分のリソースが圧倒的に足りないことを除けば順調だと思う。一つのゲームを遊んで3つのコンテンツが作れるから制作コストも抑えられる。後はラジオなんかもやれたら完璧。
私生活:ドロドロ
先日、友人と神保町で『Lie lie Lie』という映画を見た。作中で不眠症の主人公が友人の詐欺師からどぎつい精神剤をもらって爆睡した後、友人から飲みすぎると脳がドロドロになると警告されるシーンがある。たった数分だったけど、背徳感に溢れてて人生を投げ売りたくなるほど甘美で印象的だった。
別に薬を飲んでいる訳ではない。睡眠薬も、精神剤も、ドラッグも。無縁で平凡な生活を送っている。喜ばしいことでもあるけど、まともな状態を維持し続けられるのも案外しんどいものだったりする。人間は程よく狂っていた方が健全で、本能を謳歌できる生き物なのかもしれない。
自分みたいに本職じゃないもので必死になっている人間に対して、「でも好きでやってるんでしょ?」みたいなことを言う人がいるけど絶対に辞めて欲しい。殺されても仕方ないと思う。自分だったら撲殺していると思う。とっとこ中指立て太郎になっちゃう。
5月の末、『SAEKO』と呼ばれるビジュアルノベルをプレイした。人間を小人にできる不思議な力を持った女性に支配されるみたいな話。シナリオのインパクトはもちろん、惹きのあるドット絵で各種メディアにも注目されている作品。話題作にフリーライドしたくないけど遊びたいから触った。
ネタバレになるので詳しいことは避けるとして、作中で冴子(小人を支配する巨大な女性)が、「嬉しいと思えると思ったのに何も感じなかった」的な言葉を主人公に投げかけるシーンがある。小人を食べたり握りつぶしたりする瞬間だけ感情が動くらしい。倫理的には終わっている。どうやっても擁護できないサイコパスなんだけど、何処か分かるような気もする。
高卒でまぁまぁちゃんとした工場に入って、気づいたら大手会社と合併してまぁまぁちゃんとした会社になって、まぁまぁそれなりに人の話を聞いてたらそれっぽい役職になり、まぁまぁ早い年齢でゼクシィを買ったり。幸せに属する人生のはずだったのに、それを傍受できない自分がいて、これでダメなら何やってもだめなんだろうな~とか思ったりして。
人生は基本的にマイナスでしかなくて、それでも生きないといけないから必死に負債を誤魔化すわけじゃないですか。人生をより良くなんて言ってる人間は欺瞞だと思っている。その人を否定する気はないけど、自分の好みではない。
世の中にはゲームに救われた人がいる。ゲームさえあれば辛い人生から逃避できるらしい。自分はそうではない。自分の全てを捧げられるほど好きなものなんてこれといってないけど、何かに縋って生きていかないと、途中でくたばってしまいそうになる。
HARF-WAYは好きなものを見つけられなくて、中途半端にふらついている自分に向けたメディアでもある。今ある生活をより良くして欲しい訳じゃなくて、どうしようもない負債を背負った人間が、一瞬でも0に戻れるような存在になれたらいいよなって思う。
「生きててて良かった~」なんて多幸感を与える存在よりも、「生きてるのも悪くないか…」みたいな偽りの気分晴らしっぽいコンテンツを作れる人間になりたい。仮に自分で作れなくても、他人のコンテンツを使ってそれっぽいことならできる気がするのよね。
工夫しないとお金にならなそうだな~とか思うけど、まぁ持続可能なレベルでマネタイズするくらいならいけそうな感じもする。ミニマム運営だから借金要素もないし。とかまぁ独り言を並べましたが、引き続き何かしらしてるのでよろしくお願いします。
6月の目標
- ライターを雇う
- ゲーム紹介記事を2記事書く
- トップページに特集ページを追加する
- 死なない