2026年5月22日~24日にかけて京都みやこめっせで開催された、日本最大級のインディーゲームの祭典『BitSummit PUNCH』。

本記事ではオーストラリアから参加された「Screen Australia」の出展作品から、癒しいっぱいのアドベンチャーRPG『Dungeons and Dining Tables』のゲーム紹介と開発者インタビューをお届けします。

本作はかわいらしいコージーゲームでありながらも、ランダム生成されるダンジョンで剣を振るアクションゲームでもあります。
しかし敵と戦うからといって、集めるのは武器や防具ではありません。テーブルやソファ、それにベッドなどの家具を集め、家の住み心地が良くなるとウーパールーパーがパワーアップするのです!
廃れた世界をウーパールーパーが温める

この作品の主人公はなんとウーパールーパー。
ピンク色の身体にゆらゆらするエラ、平たい尻尾につぶらな瞳、大きくゆるやかに口角の上がった微笑みがかわいらしい。
名前は「ウルパ」。彼は気がついたら荒れた村で目覚めました。記憶のない彼は、親切な住人に空き家をプレゼントしてもらいます。
しかし最初はもちろん家の中は空っぽ。住み心地を良くするために、家具を集めましょう。

家具にはそれぞれレア度が設定されていて、レアな家具ほど強力な効果を持っています。この「ベーシックソファ」には「体力」の上昇効果がついていますね。

とりあえず、ソファと収納箱とスタンドライトを置いた部屋がこちら。画面の左上には、ウルパにどんな効果が追加されているかが表示されています。
うーん。広い部屋に家具3つだけはなんだか寂しい感じがする。部屋がもっと良い家具でいっぱいになったら、バトルでも有利になるし、運が良くなってもっと良い家具を発見できるかもしれない。
家具は素材を集めて大工に頼めば作ってくれますし、ダンジョンに冒険しに行っても見つけられます。

ゆったりとした村パートと、ランダム生成されるダンジョンでの戦闘とのギャップが印象的な本作。
あなたはウルパとどのように過ごしたいですか?
【開発者様インタビュー】
ウーパールーパーが主人公なのはどうして?

――簡単に自己紹介をお願いします。
Aiden氏:『Catalyst Games』の代表をしているAidenです。本作の開発とディレクションを担当しています。基本的にはゲーム制作をしていますが、子供向けのゲーム開発ワークショップを行うこともあります。
『Catalyst Games』では『Dungeons and Dining Tables』がデビュー作品です。

――『Dungeons and Dining Tables』はどのようなゲームですか?
Aiden氏:ゆったりリラックスできるゲームです。
そして、家具を集めるためにダンジョンでバトルをすることもあります。集めた家具を家に飾ることで、主人公のステータスを強化できるのが特徴です。



――主人公の強化のために集めるのが武器や防具ではなく、家に飾る家具なのがとてもユニークに感じました。
Aiden氏:「家具を集めてステータスを上げる」のは、他のゲームとの差別化を図っています。ちなみに主人公の家だけではなく、他の村人の家もカスタムすることができるんです。
例えば、村の大工の家に家具を飾ってあげると、彼が作成する家具のクオリティが上がるなどの効果があります。なので自分の家だけではなく、村全体をどんどん発展させていって欲しいです。

――とてもかわいい主人公ですが、多くの動物の中からウーパールーパーを選んだ理由を教えてください。
Aiden氏:実は最初はキツネだったんです。けれど、キツネが主人公のゲームってたくさんありますよね。見た目が被ってしまうのが気になってしまって。
そこで改めてふさわしい動物を考えました。タヌキやイタチ……大きい耳が生えているなど、頭に特徴がある動物はいるかな?と。そこでたどり着いたのがウーパールーパーでした。
わたしが以前、オーストラリアのゲームイベントに参加した時のことです。
ウーパールーパーのキャラクターのゲームが6件ほどあったこともあり「やっぱりウーパールーパーで進めた方が良いんだ!」と考えがまとまりました。

――ちなみにウーパールーパーらしいアクションはありますか?例えば陸を歩くだけではなく、水中も泳げるなどできますか?
Aiden氏:いまはまだ水が硬すぎて、泳ぐことはできません。水中に入ったとしてもすごくノロノロした動きになってしまって。
やはり「泳いで欲しい!」という声をたくさんいただくので、これから開発に取り組みます!
――家づくりを通した癒しと、対となる戦闘要素。どちらがメインになるのでしょうか?
Aiden氏:家具集めや住民との交流などのリラックス要素も、ダンジョンのスリルある冒険も、プレイヤーの好みに合わせて遊べるようになっています。どちらかを選ぶならば、家具集めをメインに遊ぶことを想定していますね。
『Stardew Valley』のように、スローライフと戦闘を上手く両立し、ソロでもグループでも楽しめるゲームを参考にしています。
例えば家づくりを楽しんだ後に、アクション好きな友達に「冒険してみる?」と操作を交代するのも、一つの遊び方だと思います。

Aiden氏:ダンジョンに関してなのですが、どの難易度でも手に入る家具は同じです。ストーリーを中心に遊びたい時はやさしい難易度で、戦闘を楽しみたい時は高い難易度で、と遊び方は自由になっています。
ぜひ自分のプレイスタイルにあった遊び方で楽しんでください。
――家具や家づくりに関して、参考にした作品はありますか?
Aiden氏:『どうぶつの森』を参考にしています。マス目が表示された画面で家具をポンッと設置するところだったり、シンプルなデザインや、キノコだらけのデザインといった同じシリーズの家具が存在するところだったり。
あとは、IKEAにインスパイアされた家具もあります。

――ちなみになんですが、日本のイベントに参加するのは初めてですか?
Aiden氏:そうです!日本のイベント出展もそうですし、日本を訪れること自体が初めてです。日本に来れてとても”わくわくする!(日本語で仰ってくださいました)”
人も親切で街もきれいで大好きです。
――日本のプレイヤーにメッセージをお願いします!
かわいいウーパールーパーとゆったりした世界をぜひ楽しんでください!
またフィードバックや要望などがあれば、より良いゲームにできると思うので積極的に送ってもらえると嬉しいです。

ウーパールーパー体験できます

『Dungeons and Dining Tables』は、現在体験版が公開中です。
ゲーム内の鏡にアクセスするとウルパの全身の色や、剣やマントなどの見た目を変えれます。きっと、あなただけのウーパールーパーに出会えるはずです。
Bitsummit全体で約500ブース弱の出店数がある中、ウーパールーパーに目を奪われ取材をさせていただいたのですが、リラックスも戦闘も楽しめるよう気を使われているのを感じ、完成が待ち遠しく思いました。
体験版では出会える住民が2人だけなのですが、今後村が発展していくともっとたくさんの交流が生まれそうですね!
かわいい出会いを楽しみにしています。

〈詳細情報〉

| ゲーム名 | Dungeons and Dining Tables |
| ジャンル | 癒し系ウーパールーパーアドベンチャーRPG |
HARF-WAY コマーシャル
煙草を軸に交差する、ふたつの恋の物語。
無料で、どなたでも。スマホで、PCで、どこでも。
まるで文庫本のような、縦書きビジュアルノベル。
寂しさにも、熱がある。
『Keep Only One Loneliness』

