漢字×自動化の一風変わった意欲作「漢字インダストリー」の開発者『のりつね』さんに独占インタビューさせて頂きました。
インタビュー記事に先んじて、作品紹介をさせて頂きます。
『漢字インダストリー』は漢字を複数のパーツに分け、各部品の生産・組立ラインを構築する自動化ゲームです。
漢字インダストリーは漢字生産自動化ローグライトゲームです。 プレイヤーは漢字を生成する機械と組み合わせる機械を並べて生産ラインを構築していきます。 生産ラインが自動で動いて複雑な漢字を組み立てる様子を眺めるのはとても楽しいです! 漢字を勉強するためにもおすすめです。
steamストアページより引用
自動化ゲームの基本要件を押さえつつ、漢字で漢字を作るユニークな発想が魅力。
ほかの自動化ゲーにはない独自要素も含まれており、漢字インダストリーならではの魅力も光る作品となっています。
では早速、インタビュー記事をスタートします!
インタビューの経緯はゲームイベントでの一目惚れ
本日はインタビューに答えていただきありがとうございます!
自動化ゲームを遊ぶことは少ないのですが、見た目が好きすぎて声を掛けさせて頂きました(笑)
さん
ありがとうございます(笑)
自動化ゲームはあんまり得意ではないのですが、漢字インダストリーは生産系でありつつもパズルっぽくて、めっちゃ面白かったです!
さん
ありがとうございます!
確かに、パズルっぽいね~とはよく言われます。
漢字を意味としての繋がりではなく、複数のパーツに分けて組み立てていく工程が印象的でした。
今回のインタビューでは、今作のアイデアが生まれた経緯などについても聞かせいただければと思います!
さん
はい!是非ともお願いします!
趣味×Factorio×漢字が重なって開発がスタート
- Q今作のコンセプトはどのように決まったのでしょうか?
- A
のりつねさん:元々、何かを作るのが好きで、あったら便利だなぁ~と思うWebツールなどを趣味で作っていたりしたんです。
それと、自分は『Factorio(ファクトリオ)』が好きなので、ファクトリオ作りてぇ~と思ったのがきっかけです。
ファクトリオに取り入れられるアイデアを探していたところ、たまたま漢字を思いついた感じです。
趣味でWebツール作るなんて、めちゃくちゃレベル高いですね…
さん
ありがとうございます!
漢字インダストリーの初期は、ホントに趣味みたいなものだったんです。
イベントに参加した時に高評価をもらったことをきっかけに、本格的な開発に踏み切りました。
なるほど、最初から構想を練っていたわけではなく、実験的に作っていたものがきっかけ生まれたんですね。
さん
最初から作ろうと思って、ヨイショ!と作った訳ではないんですよ(笑)
日本語圏ではない方にもゲームを楽しんで欲しい
- Q今作の特徴やコンセプトはありますか?
- A
のりつねさん:ファクトリオが好きなので、やはりベースとなるのは自動化だと思います。
今作ならではの特徴としては『ローグライト要素』だったり、ほかの自動化ゲームでは珍しい『向き』を考える必要がある点ですかね。
ファクトリオを遊んだことがないのですが、あれってどうなったらクリアになるんですか?
さん
ファクトリオの目標は『ロケットを飛ばすこと』です。目標達成後にどれだけ高速でロケットを飛ばせるか、などのエンドコンテンツも存在します。
漢字インダストリーでも、難しい漢字を制限時間内にいくつ生産できるか!とかあったら面白そうだなと思っています(笑)
なるほど!
四文字熟語とかあったりするんですか?
さん
いまのところ、熟語は考えていません。
というのも、日本語圏ではない方にも遊んで欲しくて、難しい言葉に手を付けていない狙いもあります。
実際にあったフィードバックでも、漢字の意味を学ぶ図鑑が欲しいという声も聞くので、そっちの需要もひしひしと感じています。
漢字という題材を扱いつつも、多くの方に楽しんでもらえるように工夫が施されているんですね。
自動化の魅力は『眺めること』にある
- Q今作の見どころがあれば教えてください
- A
のりつねさん:2つあって「機械が自動で動くのを眺める」ことと、「ボトルネックを解消する」ことですね。
無駄なく効率よく設備が稼働するところが、自動化ゲームならではの醍醐味だと思います。
自動で組み立てる光景を『眺める』のが気持ちよさに繋がるんですね。
さん
僕はファクトリオをやってても同じことを思っていますし、ボトルネックがないと気持ちいぃ…となりますね(笑)
無駄なく、効率的に漢字が出来上がっていくって、なんだか面白いですね~
さん
ありがとうございます(笑)
他の自動化ゲームとの違いは『向き』と『ローグライト』
- Q他の自動化ゲームとの差別点はありますか?
- A
のりつねさん:あんまり考えたこともないのですが、ご指摘頂くのが『向き』が決まっていることですね。
例えば『音』という漢字は『立』と『日』で成り立っていますが、位置を入れ替えてしまうと成り立ちません。
上から入れるか、下から入れるかを考える点も、漢字インダストリーの特徴かなと思います。
なるほど!
素材を単純に入れれば良いわけではなく、漢字ならではの特徴が活かされているんですね。
さん
それと自動化ゲーム×ローグライトも珍しい組み合わせなのかな~と思います。
ランダムにお題が表示される部分や、毎回報酬がもらえる点、失敗すると最初からやり直しになる(パーマデス)ような部分を搭載しています。
自動化ゲームで生産ラインが消えるって、そういえば聞かないですね……
さん
そうなんですよ(笑)
今まで作ったものを眺める、大規模化するのが自動化の醍醐味なんですが、それと相反する要素かなと思います。
『ウィッシュリスト』がスタートダッシュに直結する
- Qプレイヤーの皆さんにお願いしたいことなどはありますか?
- A
のりつねさん:これはシンプルに『ウィッシュリスト登録』一択ですね。
登録数が多ければトップページにも表示されますし、販売のスタートダッシュで差が生まれるので是非お願いしたい部分です。
素朴な疑問なんですが、ウィッシュリストがどのくらいあればTOPページで表示されるんでしょうか?
さん
まことしやかに囁かれているのですが、7,500件がボーダーラインだと言われています。
おぉ…7,500件…
ちなみに、今の登録者数ってどのくらいなんでしょうか?
さん
今はだいたい1,000件前後ですね~
Twitter(現X)とかで「いいね」が100件付いていると、だいたい1万件のウィッシュリスト登録者数がいると言われています。
なかなか狭き門なんですね…
でも、TGSでめっちゃ増えそう(笑)
さん
だと良いんですけどね~(笑)
皆さま、是非ウィッシュリスト登録お願いします!
本日は貴重な時間を頂きありがとうございました!
TGS頑張ってください!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
そういえば……
何か忘れているような……
↓
↓
↓
↓
↓
のりつねさんは、個人でゲーム開発をなさっているんですか?
さん
個人の趣味で作ってます。
それとは別に、仕事でもVRゲーム作ってるんです(笑)
VRとかめっちゃ凄いじゃないですか!!
さん
ちなみに、それでもTGS出るんですよ~
フィグニー株式会社ってところなんですけど……
まだ紹介してなかった……
ということで!
次のページでは、のりつねさんが働いている『フィグニー株式会社』の作品を紹介しちゃいます!
- 1
- 2