初ビットサミットの感想と注目タイトル紹介【ストアページ付】

2024年7/19日~7/21日まで京都の『みやこめっせ』で開催されていたゲームイベント『BitSummit Drift(通称ビッサミ)』に参加してきました。

インディーゲームが文化として根付いていることに感動を覚えるだけでなく、規模の大きさも相まって最高に楽しかったのでレポート記事を書きます。

こうゆう
夜行バスで直行して死ぬほど早く着いたので、朝書いていた日記も載せておきます(長いので見たい人だけどうぞ)
ビットサミットが始まる前の心境(タップで開く)

夜行バスを使って1人で京都まで参戦。ここまで遠い道のりだったなと思いつつ、意外と来れるものだなと感動した。普通に新幹線が良かったけど、まぁこれに関してはお金的にも心境的(贅沢できる身分じゃないし)にも難しい部分がある。別にバスが嫌いなわけでもないし良いかなって感じ。バス消灯と同時に皆で寝静まる一体感というか、目的は違えど志は同じみたいな雰囲気が結構好きだ。みんな目的地があって、そこに向かって安く済ませようと足掻いている。愛おしいね。

夜行バスに揺られて早朝5時、京都駅に到着。空腹というよりも身体バキバキで死にそうだったのでなか卯に直行。なんとなくスタミナが付きそうなレバニラ丼をかき込む。入った理由はとくになくて、6時前なのに大盛況だったから便乗した形。日本人なんでね、同調性って奴かもね。とりあえず場所だけ知りたく4足先くらいにみやこめっせを目指す。現時刻5:16分。みやこめっせ開場は10:00。京都駅からは目的地まで約30分だった。迷うことなく着くが案の上誰もいない。

お向かいの施設の石垣に身体を預け、ぽつんと待ちながらこの原稿を書いている。哀れに思ったのか、真横に鳩が舞い降りて身体を畳んで伏せった。「お前も1人なのかい?」と仲間意識が芽生え、写真加工アプリで補正を掛けて撮った。記念でもあり、信頼の証でもある。求愛に近い熱量で鳩に視線を送ること7~8分後、別の鳩が真横に到着。待ち合わせでもしていたのだろうか、最初から居た鳩が身体を膨らませてフクロウみたいなホウホウ声を出している。これ見よがしに鳩同士の仲睦まじい姿を見せつけられて妬いた。京都に来て鳩に妬くとは思わなかった。幸先が不安だ。

こんな状況下で1人ぼっちというのもなんだか心細い。しかも時間はまだまだ先だ。しばらくこのままになると思うし、良い感じに時間を潰せる場所を探すのも悪くないかなって感じもする。まぁ別にここに居座ってずるずると書き続けるのも悪くないとは思うんだけど、ぽつんと座っていてもいかんせん居心地悪い。夜行バスの睡眠不足みたいなものは感じないけど、身体はバキバキに痛いし今後が思いやられる。

何を書くかなんて何も決まっていないから、なんとなくで行動しようと思う。この行き当たりばったり感が何とも堪らないし、こういう揺らぎの中にこそ面白い出会いが転がっていたりするんだと思う。まぁ都合良く考えているだけかもしれないけど、だとしても成り行きで記事を書くのも悪くないのかなって感じ。ホントはもうちょっとメディアっぽい雰囲気を醸し出しつつ、堂々とインタビューとかしたい所ではあるけど、新参者だしここぞとばかりに顔を売る段階なんだろうなって感じもする。そんなこんなんで幕が上がった。

ビッサミの率直な感想は「もはやTGS」

人は撮れなかったので看板だけでも…

『インディーゲーム』というフレーズを聞いて、なんとなく小規模開発かつ尖った作品なんだろうなと想像する方も少なくないでしょう。自分自身もその認識を持っておりましたが、来場者から漲る熱気とみちみちの人口密度から業界全体を盛り上げる起爆剤のような存在なんだと再認識しました。

あまりの人の波の波に気圧され、写真を撮ることも忘れ(そこは撮れよ)試遊ブースをぐるぐる巡回。作品一つ一つの完成度が高く、趣味=ゲームの人にとっては楽園だなと感じました。大袈裟かも知れませんが、TGSと同じ匂いを感じます。

こうゆう
ホントに来て欲しい…
でも、体バキボキになるのでホテル予約は忘れずに!

独断と偏見で選ぶ注目タイトルを14作品紹介!

既に発売しているタイトルも試遊しましたが、リリースを控える注目作の情報を書くべきだと思うのでそちらを優先して書きました。試遊段階で既に面白かったので、HARF-WAY運営者お墨付きです(いわれても嬉しくないかもですが…)。

リリース済の作品についても触れておくと、前から気になっていたジー・モードさんの『鳥魂』が面白かったです。複数人で遊ぶのが一番楽しいかもしれませんが、メイドインワリオみたいな感じで一人でも楽しめるので意外と遊べるものだなと正直驚きました。

こうゆう
ちなみに、ジー・モードさんは『OU』や『空気読み』をリリースしている会社様です!

ここから下では、勝手に注目しているタイトルを紹介します。

【日本チームの作品】手触りの良さ+ひと工夫を感じる

シュレディンガーズ・コール

主人公『メアリ』となって、悔いを残して命を落としたキャラと電話で会話する選択型ADV。生前の記憶が走馬灯として一気に流れるビジュアルに圧倒されつつ、徐々に明らかになるキャラクターの過去が繋がって真実に収束する感じが綺麗過ぎる。

「どうしてあの時、これを選んでしまったのか?」。人間誰しもが抱える後悔の念をビジュアルとテキストで痛々しいほど体現しており、ゲームだからこその複合的な刺激に鳥肌が立った。

生前の記憶を辿って真実を観測する

試遊段階ではメアリに未来を変える力がなく、悲劇のきっかけを電話越しに見守ることしかできませんでした。最終的に気持ちのすれ違いとなる分岐点を観測できる『シュレディンガーの猫』のような作品になるんだろうなと大注目しています。

公式Twitter:https://x.com/ACRChirimenjako
公式サイト:https://shueisha-games.com/games/schrodingers-call/

リバープロジェクト・トーキョー

謎の人物に濡れ衣を着せられて警察から追われながら真犯人を見つける探索ADV。ゲーム冒頭から小説のような展開が広がり、ストーリー的にも見所が多そうな雰囲気。舞台となる都会を自由に動けるドット絵ADVである点も魅力です。

3種類のリソースが切れないように立ち回るサバイバル要素を導入しており、各種ゲージが枯渇して発狂するとゲームオーバー。警察から追われているため店で買い物することも出来ず、ゴミ箱を漁りながら何とか生き延びるゲームデザインが印象的でした。

左上のゲージを管理しつつ真犯人を追う

3種類のゲージのほか『捜査進行度』が用意されており、ゴミ箱漁りやダッシュ操作を目撃されると不審者と判断されて警察に見つかるリスクが増える。もし捕まってしまえばもちろんゲームセット。隠れるのではなく『都会に紛れる』がコンセプトになっており、相互監視社会の怖さを匂わせる作品でした。

公式Twitter:https://x.com/revprt?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://revprt.com

RESO-SEEKER

常夏のリゾートを探索する謎解き多めの探索アクション作品。「リゾートに来たらやることは探索でしょ!」的なスタンスで終始明るい雰囲気なので、気持ち朗らかにサクッと遊べました。

使用する武器も『目覚まし時計』や『ラジコン』など親近感の湧くものを採用しており、遊び手との距離感が近く感じられてほっこり。難易度抑え目で気軽に探索できる一方、各アイテムの特徴を100%引き出さないと回収できないコレクション要素も隠れています。

テキストが好きすぎるッ!

別のゲームイベントで試遊済みだったのですが、ビジュアル変更や仕様変更が随所に見られたので思わずプレイ。魅力的なキャラクターを全面に押し出したゆるカワな世界観に癒され、脱力感を感じるテキストも相まってプールに浸かっているような心地良さが堪能できました。こういうの好きですねぇ……。

公式Twitter:https://x.com/rta0411?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://senkouemaki.com/game/reso/

虹の降る海

隅から隅まで丁寧に描かれたドット絵と七福神をモチーフにしたキャラが織りなす恋愛ゲーム。タイムスケジュールを確認して各キャラに会いに行くタイプのどっしりした作り。事前に予定を組む必要があるため、生半可な気持ちじゃ落とせなそうな印象。

特徴的なシステムとして選択肢に『嘘』が含まれており、意図的に本音を伏せることができる。選択肢の白枠が『本音』で赤枠が『嘘』。全く同じセリフでも本音と嘘が提示される場合も。イベントが他キャラとぶつかった際の好感度調整はもちろん、嘘をついて気持ちをはぐらかすこともできる。

遊ぶ側は嬉しいけど差分やばそうよね……

たった一つのシステムを入れることで感情の揺らぎが生まれており、それによりルート分岐やセリフ差分も増加。お話を伺うと『冠を持つ神の手(通称かもかて)』に影響を受けているとのことで、こんなおじさんがハマっちゃうくらいだから乙女の皆さんは絶対好きだと思いました。

公式Twitter:https://x.com/wb_sheep_c?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://shirokurohitsuji.studio

QUBEN

気持ち良すぎるクリッカー風パズル。もう一回言うけど気持ち良すぎる。パズルの動かし方が独特で、スライドさせた方向に全ブロックが移動するのが特徴。一回動かすといっぱい消えて楽しい。

キューブ上に表示されたピースを消すと、画面右側のモンスターに攻撃が発動。高速スライドでサクサク消すと、怒涛の連打で敵が消し飛んで爽快感バツグン。パズル特有の難しさを感じさせず、それでいて噛み合った時の心地良さが同居しててホントに好き。

笑っちゃうほどテンポが良くてめちゃくちゃ気持ち良い

敵を倒した際にドロップするアイテムを陣地に配置すると攻撃力アップなどの恩恵も得られる。ギュギュッとブロックを圧縮して小気味良くピースを消していきつつ、ドロップ品やショップで自己強化できるため、RPG的にも気持ち良くなれる逸材パズルです。

公式Twitter:https://x.com/wool_studio?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA

偉人 great man summoner

ビジュアル強めな偉人を召喚して戦うストラテジー。言うならばにゃんこ大戦争ライク。目に焼きつくコミカルな歴史的人物が忘れられず、別イベントで見かけてから密かに追いかけている作品です。

フィールドコアを破壊することで陣地を拡大できるシステムを導入しており、キャラ相性を見てユニットを出すだけではない戦略性も持ち合わせている。月日を重ねる度、確実に手触りが良くなっているのが感じ取れるので勝手に追いかけている身として嬉しい。

めちゃくちゃ良くないですか???

先ずはマルチプレイに対応させることを目標に動いているらしく、最終的には偉人同士をぶつけ合う対戦ストラテジーに着地するのかなという印象。まだまだブラッシュアップしたいと燃えていたので、続報があれば率先して紹介していきたい。

公式Twitter:https://x.com/lidlocks?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://lidlocks.jp

Wabisabi

寿司を握って鍛えて走らせる育成SLG。レースに勝つと賞金をゲットできる一方、自分が操作する寿司ネタの注文が入ると箸で狙われて捕まると一発退場。退場後はお代を頂いた後に美味しく食べられ、別の寿司ネタを握るところから再スタートとなる。

色物と見せかけてゲームシステム自体は基本に忠実な育成モノ。寿司ネタごとに加速型や持久型などの特性を持っており、先行逃げ切りや後半差し込みなど競馬っぽい雰囲気で楽しめる。

愛寿司『イッショアガリ』は星3つ評価でした

レース中は自動操作なのでドリテクは一切不要。プレイヤーができることは、箸から逃げるための『応援ブースト』のみ。試遊中に「エンガワは加速が早いからこのレースは逃げ切りですね~」と開発者さん同士で話してて笑っちゃった。

公式Twitter:https://x.com/wabisabiderby?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://lolol.ooo/wabisabi

dream channel

突如届いたゲームの世界を冒険する探索型ADV。コミカルでシュールな世界観を基盤としつつ、随所に不気味さが混在する独特の雰囲気を放つ。狂気をマイルドな笑いに昇華させてて技量の高さを感じました。

基本パートは探索メインとなっており、フィールドでは『死霊』と呼ばれる敵キャラとエンカウントする。弱点をクリックして殴り飛ばす痛快な戦闘となっており、コメディを匂わせる演出に思わずニンマリ。敵キャラなのに憎めない感じも愛おしい。

顔面パンチで撃退!

一見するとオモシロおかしい不思議な作品に見えますが、裏で流れるBGMがめっちゃカッコいい。楽曲はサウンドコンポーザーさんにお願いしているらしく、作風に馴染んだ音楽を多数用意している様子。面白さとカッコ良さが共存した素敵な作品になりそうです。

公式Twitter:https://x.com/fumifumi0698?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://www.bijutsukukann.com

StreamStratos

オプションビットで敵を倒すアクションシューティング作品。攻撃ボタンで自発的に攻撃をすることはできないため、ファンネルによる自動射撃がメイン。エイムなどの標準合わせも必要ないので敵の攻撃をひたすら避ける形。

敵が撃ちだす弾には赤弾と緑弾が存在し、緑弾をシールドで吸収すると経験値が上昇。ビット性能や本体性能がUPするだけでなく、特殊アクションなどの追加アップグレードが可能に。敵弾を躱しつつも種類に応じて適宜ぶつかりに行くのが印象的でした。

戦闘後は強化タイム(日本語で遊べます)

自動攻撃に任せて逃げ回る保守的な動きではなく、避けた際に追加攻撃を生み出すなどのアグレッシブな作風になる予定とのこと。特殊ゲージが溜まると強化ショットも使えるため、耐えることへのご褒美も用意されていて完成度の高い作品です。

公式Twitter:https://x.com/rohi_indiedev?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://www.rerisegames.com

【海外チームの作品】懐かしきレトロ味と鋭いセンスが光る

PiPiSTRELLO

GBA作品を彷彿とさせるドット絵アクション作品。コウモリの主人公『ピピット』を筆頭に、登場キャラクターがめっさ可愛くてグッと引き込まれました。最初はクワガタだと思ってごめんね。

ヨーヨーが武器なのでトリッキーな操作かと思いきや、距離を保って丁寧に戦うハイスタンダードな印象。アクション性もレトロ味を帯びており、ドッジやパリィの鎧を脱ぎ去った原点回帰を思わせる。触り心地も良く丁寧に作り込まれている様子が伺えます。

グラフィックにずっきゅんした人はウィッシュリストよろしく

ゲーム性はシンプルながらもギミックが凝っており、角度の付いた壁や反射板にヨーヨーをぶつけて遠距離攻撃を行うこともできる。回転軸がギミック伝って小気味良く伸びる様子が美しく、堅実さの中にも遊び心を感じる作品でした。

公式Twitter:https://x.com/pockettrap?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://pocket-trap.com

萬手一体(万手一体)

ほぼすべてのグラフィックに『手』を使用した狂気性を感じるデッキ構築ローグライク作品。異形のアイデアをゲームに落とし込んでいるのが凄すぎて、精神的な恐怖を超越してただただ怖かった。凄すぎて怖い。

ゲーム性はオーソドックスなカードローグライクの体裁を持ちつつ、純ホラーテイスト作品なのも珍しい。鉛筆、消しゴム、定規などの攻撃カードが登場し、現物をゲームに投影している。学生時代のトラウマが作品の根底に眠っている気がして、シナリオの続きが早く見たい。

センスが尖りすぎ!!

自己との対話、猟奇性、歪んだ記憶。やりたいことを全部盛り込んでいるのにゲームとして成り立っている。目を奪うビジュアルはもちろん、どういった内容でゲームが進行するのか大注目の作品でした。

公式Twitter:https://x.com/playoutofhands?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://linktr.ee/playoutofhands

サイバーパラダイス

亡くなった子犬を甦らせるために記憶の欠片を集める2Dアクションローグライト。強化パーツを無制限に装備できるため、無尽蔵に強くなっていくのが特徴。ただし強化状態に応じて敵も強くなるため、不必要な強化を削除してリバランスすることも必要になる。

すべてがプログラミングによって制御された電脳世界が舞台となっており、主人公は廃棄されたデータをハッキングして搔き集め、クライアントや自分の親しい人間だけが存在するサイバーパラダイスを作るために奮闘する。

道中で差し込まれる思い出の欠片があまりにもエモい

「ワンちゃん可愛い~🐶」とか思って遊んでみると、不穏さと儚さが入り混じるストーリーで一気に引き込まれました。強すぎるパーツはグリッチ(俗にいうバグ)を引き起こすなど、一貫した世界観が崩れずにゲーム性を保っていて面白い作品だなと注目しています。

公式Twitter:https://x.com/d_dmeow?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://cyberparadise.net/en/

STARVEIL PROTOCOL A.A.A.

往年のPCソフトを彷彿とさせるテキストベースの美少女RPG。まさに古き良き美少女って感じで熱い尊敬の念を感じました。画像の容量を絞ったようなザラついた質感がもう最高です。beautiful……

大枠となる流れはTRPGを踏襲しており、どちらかというとテキストアドベンチャーに近い印象。大量の専門用語が希釈されることなくバンバン飛び交うため、ゲームブックを読んでいるような感覚でした。文字情報だけでゲームを構成している感じで、ノベル作品とはまた違う感じ。

隻眼,赤髪,love…

触り慣れている人じゃないと遊びにくいとは思いますが、独特の官能感を得られるので奮って挑戦して欲しい。画面にギュッと詰め込まれたテキストだからこそ得られる機能美が心地よく、質実剛健のイチ押しタイトルです。

公式Twitter:https://x.com/inkfield_studio?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA
公式サイト:https://inkfield.itch.io

Minds Beneath Us

人間の脳みそが人工知能に置き換わる世界が描かれるディストピアSF。試遊版の段階から怒涛の展開。なんの変哲もない日常をペロッとめくった先にある監視社会だったり、人の形を保った何者かが入り乱れるスリラー感にゾクゾクします。

ポイント&クリックで気になる部分をチェックすると新情報が手に入り、思わぬ選択肢から真実が浮かび上がることも。試遊時点で全貌は掴めていませんが、どれが正解か読めないシナリオに釘付けでした。

部下に非人道的な薬が投薬されるシーン

手書きのアートワークや映画のようなカメラワークも相まって、ゲームならではの体験を生み出しています。『テセウスの船』や『スワンプマン』など、中身や見た目が異なる存在を同一とみなせるのか考えたことがある方は触って欲しい。

公式Twitter:https://x.com/bearbonestudio?s=21&t=_NqcCBgOgv9skc3V5y9afA

まとめ:みんなビッサミ行け

朝6時前に撮った入口の写真

会場が広すぎて結局遊べなかった作品も多く、来年も必ず参加して挽回しようと思いました。業界関係者の方、イベント招待してくれたら頑張って記事書きますのでお声掛けください。Win-Winになりましょう。どっちも幸せになれるはずです。

ビットサミットは「最新ゲームトレンドを追いかけるぞ!」みたいなイベントではなく、あくまで色々なゲームを楽しむお祭りだと思ってください。名前だけは聞いたことがあるけど行ったことのない方もいらっしゃる筈なので、この記事を読んだのも何かの縁だと思って参加して頂けると嬉しいです。

最後に一言。
夜行バスはしんどいから新幹線をおすすめします。

おわり。

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