東京ゲームダンジョン8に参加してきたのでミニレポ記事を書きました

メディアというか一般人として参加したので個人的な日記を書きます。長文読むのも大変だと思うのでサクッといきましょう。

まずは気になったタイトルからどうぞ。開発者さんの公式Xとストアリンク(公開されてないのもある)も貼ってあるので是非チェックしてくだせい。

Children Garden

▲下手すぎて積んでる図

謎の生き物を生成して規定数もしくは規定ラインまでピースを積み上げるパズル作品。『どうぶつタワーバトル』みたいな感じ。「この佇まいでまさかのパズル??」って感じの不気味さもあって良かった。

哲学じみたテキスト。賽の河原みたいなゲーム性。言わずもがなの存在感。ビビりましたね、ほんと。見るからに怪しい端末みたいなUIも世界観を後押ししてて、爆音で流れるBGMも最高にカッコ良かったです。

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)宍倉志信
ゲーム名Children Garden
ジャンルタワーパズル

Dungeon Overdose

▲クリティカル的な感じで『開眼』が発動

超イケてる見た目を裏切らないしっかりめのローグRPG。ダンジョン踏破でカードを収集して戦力を強化する形。見せ場が際立つようにシステムも練られており、全体的にクオリティの高い印象を受けました。

バトル中に『開眼』が発生するとバフ&専用カウンターが乗るなど、ロマサガの閃きみたいな感じで戦闘に抑揚が付いてて面白かったです。現時点でも骨格がどっしりしてるので最終版でどうなるか楽しみ。

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)SHIGEFUSA.WORKS
ゲーム名Dungeon Overdose
ジャンルローグライクRPG

推しぬいチューン(持ち物がいっぱいです)

▲雑念を打ち抜き
▲『おしぬい』を完成させる

GBStudio(ゲームボーイで遊べるゲームが作れるソフトウェア)で作られたSTG作品。ぬい作りが趣味の女の子に入り込んだ雑念を消し飛ばすべく、STGパートでアシストする形でゲームが進行します。

「〇しぬい」という歯抜け状態のテキストが表示されるので、『文字』として出現する敵を倒して最後に残った文字を当てはめる流れ。残した文字によって台詞も変わって面白かったです。

推しぬいチューンの横に『持ち物がいっぱいです』という作品もあったのですが、触れてないのでリンクだけ貼っておきます(推しぬいチューンはリンク無し)

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)ノラ
ゲーム名推しぬいチューン
持ち物がいっぱいです
ジャンルシューティング

The Doppel

▲こういうの好きなんですよねぇ~

自分の動きを模倣する影から逃げつつゴールを目指すパズルアクション作品。影に追いつかれるとダメージを受けるため、何もない場所でUターンをして時間を稼いだりする感じ。こういうの好き。

深くは語られてないものの舞台背景も存在しており、スランプに陥った物書き(もしくは作家)を匂わせるストーリーラインも。モノクロで統一されたデザインも含めて気になる作品でした。

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)Nerdrinkers
ゲーム名The Doppel
ジャンルパズルアクション

食うか食われるか?

▲見かけるたびに面白くなってて嬉しい

地味に追いかけ続けている料理パズル作品。レシピ通りに食材を組み合わせてお客に提供するシンプルな作りながらもリソースは常にカツカツ。見た目の可愛さとは裏腹に一筋縄ではいかない感じ。

お客の要望に応えるとボーナスが加算されたり、最初のオーダーのみ補正が掛かったり、料理を出すタイミングが重要。見かけるたびにグラフィックとシステムが変わってて個人的に推しタイトル。

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)Ashin
ゲーム名食うか食われるか?
ジャンルお料理パズル

タネマキ!

▲ミニマムだけど手触り良好

サクッと遊べる農業スライドパズル。9マス中8マスが埋まっており、スライドさせながら農作物を育てて出荷するコンパクトな作り。たねまき、みずまき、ポーションをそれぞれ投入して出口に流すと出荷。

考えてる最中に手が止まっても農作物は勝手に育つので、最適解を出し続けなくても満足感を得られる感じ。1分間で遊べる手軽さの中にもゲーム性をしっかり感じられてよかったです。

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)東京高速戦術
ゲーム名タネマキ!
ジャンルスライドパズル

ショートケーキの埋葬

▲コピーが良すぎる

遺体の埋葬から始まるクライムサスペンス×ノベル作品。なんといってもテキストが良い。コピーも良いけど『汗とか土とか血とか。全部口に入って吐きそうになる』ってセリフめっちゃ良くないですか??

クリアまで想定5時間~7時間とされておりボリューム感も丁度良さそう。演劇経験のある方がキャラクターデザインを担当されており、『表情の良さ』を前面に押し出している点にも注目したい。

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)NANTEDOW
ゲーム名ショートケーキの埋葬
ジャンルビジュアルノベル

Little(仮)

▲コンセプトの時点で面白いので勝ちです

スキャンダルで急降板したラジオパーソナリティの代わりにラジオDJを代行するテキストADV作品。アドリブで深夜ラジオをぶん回すストロングスタイルが面白さや好奇心に直結してて良いですよね。

リスナーの話を膨らましつつオチを付け、放送全体の構成を練るシステムが好きでした。ラジオネームも良い感じにウェットな感じで、カッチカチの番組ではなくて深夜ラジオっぽいラフな温度感も印象的。

〈詳細情報〉

開発者(Xアカウント)仕様です。
ゲーム名Little(仮)
ジャンルテキストADV

ゲームに対する温度感の話

ゲムダンに関わらずイベントに参加すると、ゲームをガソリンにできる人に遭遇する。「ゲームは生きるための動力源!」と言わんばかりに目を輝かせ、淀みない笑顔でニコニコと試遊している人も珍しくない。

なかでもゲムダンは開発者との距離が近い。開発者ファーストの思想を肌に感じるし、出展者ものびのびしてて空気的にも話し掛けやすい。来場者の増加数を鑑みると更に盛り上がるんだろうなと思う。

だからといって、訪れた人が必ずしも熱量を高く持っている訳ではない。ちょっと興味がある人もいれば、ふらっと立ち寄った人も多く見える。温度感のレイヤーがバラついてるので個人的に居心地が良い。

HARF-WAYの活動をしてからぼちぼち2年。くすぶっていた頃と比べて露出も増えて交友関係も広がった。こんなことを書くとぶっ飛ばされるかもしれないけど、まわりと話せば話すほど『ゲームへの情熱』で圧倒的に劣っていると思い知らされる。

自分にとってゲームはガソリンというよりも潤滑剤に近い。なくても生きていけるけど、上手く取り入れれば人生が豊かになるって感覚。ゲムダンを徘徊していて、割と自分みたいなタイプも居るんだなと知った。とりあえず「怖くないよ」ということだけ伝えたい。

ゲムダンは『濃いイベント』に見えるかも知れないけど、実態はグラデーションが掛かっているので想像よりも敷居が低いと思う。「ゲームの知識がないと怖くて遊びにいけない…」なんてことも全くないですし、参加費も安いので気になる方は是非。

顎から蔦みたいなヒゲを生やしてオプションで坊主+眼鏡の人がいたら『HARF-WAYの中の人』なので、その時は気軽に声掛けてくだせい。

次回のゲムダンでお会いしましょう。

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