『2024TGS(東京ゲームショウ)』をスムーズに見て回るための旅のしおりを書いたので参考までに

TGS(東京ゲームショウ)ってめちゃくちゃ面白いイベントなんですけど、いかんせん広すぎてどこを見たらいいのか戸惑う方もいると思います。

閉館ギリギリの時間になってから「こんなんあるの知らんかった!!」となるケースも珍しくないので、とりあえずここは押さえておいた方が良いって部分をまとめました。

こうゆう
知らなくても問題ないのですが、知っておくとちょっとだけ立ち回りが楽になると思います。
目次

『1~8ホール』と『9~11ホール』が存在する

▲雑でごめんなさい!

TGSはざっくり2つの建物に分かれます。

  • A面:大手企業がメイン
  • B面:物販とインディーがメイン

A面/B面なんて正式名称はありませんが、便宜上あった方が理解しやすいと思ったので勝手に名付けました。どこに何があるかは入場後に受け取れるパンフレットに書いてあるので参照してください。

▲三浦大知がもらえます

▲中に地図が載ってるので要チェック

ぷらぷらしたい、もしくは大手企業ブースを眺めて楽しみたい人はA面。なんか買いたい、もしくはインディーゲームを浴びたい人はB面くらいの認識で大丈夫だと思います。

A面『ホール1~8』は企業ブースや最新情報がオンパレード

▲falloutのデケェ広告がある方

『企業ブース』が集中しているのがコチラのホール。最新情報や有名タイトルに関する展示が多く、『カプコン』『セガ/アトラス』がリリースしている超有名IPに触れている方は真っ先に進んだ方が良いです。

入り方も大きくて「ココが入場口です!」って佇まいをしているので、道に迷ったらコチラを目指しましょう。テーマパークみたいになってるのでノープランでも問題なし。

B面『ホール9~11』はインディーゲームと物販が熱い

▲入場後にHall10って書いてある方が正解

橋みたいな通路を渡るとインディーゲームや物販メインの『ホール9〜11』に移動できます。こちらはセレクトインディーや企業支援×クリエイター作品など開発途中の作品も含めて数多く展示されています。

大企業が資本全開で戦うA面と比較して落ち着いてはいますが、アイデアやビジュアルで勝負する作品も多くて熱い。また大手企業の公式グッズブースも配置されており、キャラグッズやCDの購入も可能です。

食事をする方は『A面の4~6ホール』or『B面の9ホール』から外に出ること

超重要なんですが、TGS内のフードトラックで食事したい方は該当ホールから外に抜けてください。会場から出てしまうと外からアクセスできないため、A面もしくはB面から移動するように(1敗)。

デイリーヤマザキ(コンビニ)も併設されていますが、しこたま歩くので倒れないためにもちゃんと食べましょう。フードトラック普通に美味しかったです。

【A面は4~6ホールの連絡通路から移動】

▲こういう吹き抜けがあるので外に向かって進むとあります

【B面は9ホールの横】

▲こっちは割と分かりやすく目の前にあります

とくに見るものを決めていない人におすすめの場所

何も考えずにぷらぷらするのも醍醐味だと思うのですが、何かしら見るべき場所を決めておきたい人も居ると思うので軽くまとめます。

自分で言うのもなんですが間違いなく楽しめるので、とりあえず行ってみよう的なゆるい感じで目指してみてください。

【A面】
『ホール7』の『集英社ゲームズ』

▲Twitterでよく見かける激やばピラミッド。凄すぎるだろ……。

もはやゲームの世界だろと言わしめるクソでかピラミッドがお出迎え。過去に当メディアでも触れさせて頂いた『都市伝説解体センター』や『シュレディンガーズ・コール』の試遊ができます。

また今回のブースではお洒落デッキ構築ローグライク『ANTHEM#9』の試遊台も用意。なんだかんだで全作触りましたがハイレベル過ぎて笑いました。爆混みが想定されるので3種類遊べる保証はありませんが、どれを選んでも後悔しないことは保障します。

こうゆう
何がイイとかじゃない。全部良い。

【A面】
『ホール6』の『ハピネットブース』

▲デカポスター&提灯が目印のお祭り会場

数多くのタイトルが遊べるお祭り会場『ハピネットブース』。発売済の人気タイトルもピックアップされており、気になってたけど遊んだことがない作品に触れるチャンスです。

中の人は先日プライベートで遊んだ『OU』を会場内でプレイ。人を選ぶかもしれませんが唯一無二の読後感を与えてくれる作品なので、まだ遊んでない方は是非触って見て欲しい作品です。

こうゆう
OUはもちろん、「あぁー!!アレやん!!」となるのでノープランでもテンション上がります。

【B面】
インディーゲー好きは『ホール9~11』で1日溶ける

▲絶対遊んで欲しい『けものティ~タイム』

中の人はほぼずっとB面に居たのですが、それでも全然時間が足りませんでした。膨大なゲームで埋め尽くされているので、「どれを遊ぼうかな~(きらきらした目)」なんて身構えてると一瞬で時間過ぎます。気になったら即遊びましょう。

個人的に注目しているタイトルは後述するのですが、絶対に遊んで欲しいのが『けものティ~タイム』。インディーゲームはここまで来てしまったのかと衝撃を受けました。ASMRなので脳みそ破壊されます。わたしはトロトロにされました。

こうゆう
この作品、やりたいこと全部盛り込んで完璧に調和している一種の到達点だと思ってます。

HARF-WAY編集長セレクトでいくつかピックアップ

なんだかんだで30作品くらいTwitterポストしてましたので、その中からいくつかピックアップします。実際に足を運べるようにブースの場所も載せておくので、気になる作品がある場合は参考にしてくださいませ。

こうゆう
ミニ目次載せておきますね~

【A面】
・[HALL6]:ハピネットブース
→OU

・[HALL7]:集英社ゲームズ
→ANTHEM#9、都市伝説解体センター、シュレディンガーズ・コール

【B面】
・[HALL9~10]:インディーゲームコーナー
BANDIT KNIGHT、FINAL KNIGHT、WINDSWEPT、SEA FANTASY、けものティ~タイム、Wizlite、ももっとクラッシュ、STEAMBOAT RESCUE、Pip Puzzle

・[HALL10]:SELECTED INDIE80
While Waiting、アラ、NIGHTMARE OPERATOR、stellagate、Coke Bugs

・[HALL9]:講談社 ゲームクリエイターズラボ
1999 トコヨビル

・[HALL9]:iGi(創風)
黒二狂、ウルトラジェットガール、み冬尽く日

・[HALL9]:Phoenixx/GYAAR Studio
スゴイツヨイトウフ、SUMMER ROAD、SEA SNIFFERS、Electrogical

こうゆう
ということでレッツゴー!!

A面【HALL1~8】で遊べるタイトル

HALL6:ハピネット
『OU』

既に発表されているタイトルなんですが、まだ触ったことがない人も居ると思うので是非触って欲しい。イベントの都合上、長時間のプレイは推奨できないのですが雰囲気だけでも感じてもらえたら嬉しいです。

こうゆう
アートワークと音楽に惚れたら是非!

HALL7:集英社ゲームズ
『ANTHEM#9』

単刀直入にいうと予想を超えてました。わりと慣れ親しんだジャンルなんですが、ゲームシステム的にコンボを繋げやすい作品なので簡単に連撃が決まりますし、UIが超絶カッコいいんですよ……。攻撃が決まった後のUI演出を見て欲しい。

こうゆう
ペルソナをデッキ構築ローグにしたらこうなるんだろうなと思わせるお洒落さです!

B面【HALL9~11】で遊べるタイトル

HALL9~10:インディーゲームコーナー

BANDIT KNIGHT

ドット絵盗人アクション。目につくモノは片っ端から盗んで換金できるので爽快感がすごい。ひっそりと近づいてスリ行為や、背後からのテイクダウンなどステルス要素も程よく完備。気持ち良い部分だけを丁寧に盛り込んでて評判通りの完成度だなと思いました。

こうゆう
見るたびクオリティが高くなってて感動すら覚えてます。触ったことがない人は是非!

FINAL KNIGHT

4人のキャラを自分で動かすドット絵ベルトスクロールアクション。このモチャモチャ感が堪らんです。特徴的なシステムとして指定したユニットを任意の場所に移動させられるため、ライン攻撃などの高範囲攻撃による被弾を抑えたりできます。

こうゆう
操作は忙しそうですが、好き勝手できそうな雰囲気に惹かれました。

WINDSWEPT

2つのキャラを入れ替えたりコンビスキルを活用してステージを突破する2Dアクション。マリオとドンキーの系譜に対して並々ならぬリスペクトを感じる。キャラも可愛いしモーションは愛らしいし是非触って欲しい。見かけたら是非!

こうゆう
英語オンリーですがSFC世代の人はフィーリングで行けます!

SEA FANTASY

釣り特化のドット絵RPG。戦闘方式がゲージを止める釣りゲーの形式を取っており、慣れ親しんだあの釣りがそのままRPGになった作品。レベルアップでステ強化やゲージ関連の能力を伸ばせたり、装備やスキルも潤沢で話題になる気しかない完成度です。

こうゆう
試遊すると限定パッケージがもらえるのでお得過ぎて鼻血でます。

けものティ~タイム

ケモ耳×紅茶×ASMRのビジュアルノベル。凄すぎてびっくりした。何がすごいってゲームを構成している個々の要素すべてに全力を注いでいるのが感じ取れるのと、各要素が邪魔しないで相乗効果を生んでること。世界観に一切のブレがないから作品のメッセージ性も強まるし、ASMRで脳みそは破壊されるし、もうホントどうなってるんですかコレは……。

こうゆう
完成度高すぎて試遊中ずっと「えっ!!えっ!!」と連呼してました。

Wizlite

ウィザードリィをローグライトに落とし込んだ作品。短時間で楽しめるローグの強みを活かしつつ、道具鑑定や宿屋でのレベルアップなどを忠実に再現。遊べば遊ぶほど初期強化の開発が進み、ゲーム性に馴れてくる頃には戦力が整うようにバランス調整されている印象。作りが上手くてにやにやしちゃった。

こうゆう
1周15分ウィザードリィのキャッチコピーは伊達じゃなかったです。

ももっとクラッシュ

太もも好きによる太もも好きのためのリズムゲーム。いまならウィリアムテル序曲に合わせて太ももが閉じたり開いたりします。判定がキャラの表情とリンクしており、グッド判定を出すと笑顔で答えてくれるのも魅力的。やっぱり太ももだよな!!!

こうゆう
あと開発者さんが凄まじく優しいのでめちゃくちゃヨイショしてくれます。

STEAMBOAT RESCUE

switchのハンコンを使って遊ぶ船乗りアクション。障害物を避けつつ溺れたキャラを助けるシンプルな内容ながらも、舵に見立てた特殊コントローラーで遊ぶ体験は誰しも笑顔になれると思います。ただ挙動に慣れるまでは苦戦するかも知れません。

こうゆう
気分は口笛吹いてるオズワルドです。

Pip Puzzle

ドット絵がバリ可愛いパズル作品。お邪魔ブロックと任意のタイミングで使えるスキルを活用して相手を圧殺すれば勝利。PvPの作品なのでカップルや友達と参加される方は是非遊んで欲しい。1人で遊びに行っても開発者さんが相手をしてくれます。

こうゆう
対戦パズル結構好きなので大注目。

HALL10:SELECTED INDIE80

While Waiting

『待ち時間』をコンセプトにしたADV作品。何もしないで待つとそのままクリアになる。この発想からゲームとして着地してて凄すぎです。緩いタッチのイラストも魅力的ですし、キャラクターの動きが可愛いのよ。「待機列に横入りしろ」みたいなミッションも用意されてるので、色々と動くこともできる。

こうゆう
何もしないとそのままクリアになるのスゲェなと思いました。

Detective NEKKO

ネッコ探偵が主人公の『誰もしなないミステリ』。主人公は「自分に関わる信頼度を可視化する能力」を持っており、相手の心理を上手く汲み取りながら謎に迫る流れ。演出もクールで没入感を高めてくれるので物語を進めるだけでテンション上がりますし、個人的に声優さんの声がドストライクで超満足でした。

こうゆう
システムによってミステリの複雑さを上手く抑えててめちゃ好きです。

NIGHTMARE OPERATOR

下北沢を舞台にした初代PS風のアクション作品。オーソドックスなTPSかと思いきや、パリィしながら近接ぶんぶんプレイも可能。弾は無限でコマンド入力すると補充されるのも特徴で、レトロな見た目に反してトレンドも上手く取り込んでいる印象でした。インディーブースに足を運んだ方は全員遊んで欲しい。

こうゆう
リロードがコマンド方式なの神だと思ってます(中の人は格ゲーマー)

stellagate

空間を切り替えながらギミックを解くお洒落パズル。ワープするというよりも空間が捻じれるような形で移動できるのが特徴。ただの仕掛けではなくて視覚情報としても楽しめるのが良き。難易度的にはパズル慣れした方向けとのこと。

こうゆう
はしゃいでるオジサンは中の人です。

Coke Bugs

マウス操作オンリーのADV。察するに精神世界の中を彷徨う感じ。最高にキマッてて心臓掴まれましたね。パッドではなくマウス使用することで操作が不安定になり、精神に異常をきたした人間の心情とリンクさせているんだろうなと思うと激アツ。しかも試遊版は日本語対応してるし超好き。

こうゆう
考察捗る最高のゲームでした……。万人受けはしないと思うけど是非。

HALL9:講談社 ゲームクリエイターズラボ

1999 トコヨビル

謎のビルに集まった個性的なキャラが織りなす不穏なポイント&クリック式のADV。試遊版はストーリーを追いかけるというよりも、世界観を知ってもらうための専用シナリオっぽいです。最初の画面でキャラ概要が見れるんですけど、癖を詰め込んだなぁ~と感じさせるバックボーン厚めのキャラが揃ってて最高。

こうゆう
デモビルドは特別シナリオ書き下ろしとのこと。期待が高まりまくり!

HALL9:iGi(創風)

黒二狂

オリジナルの偉人キャラをぶつけ合うタワーディフェンス作品。戦略性を重視しているというよりは、カメラワークを切り替えてキャラがぶつかる姿を鑑賞する楽しみ方が強い印象。前からずっと気になってて追いかけてる作品なので、HARF-WAY読者の方は足を運んでもらえたら嬉しいです。

こうゆう
ベースとなるタワーディフェンスも取っつきやすく、イカしたデザインの偉人もわんさか登場するので必見です!

『ウルトラジェットガール』

ジェットブーツの推進力とアフターバーナー(噴射火)を活用して上まで登り詰めるクライムアクション。ブーストは敵を倒すごとに回復するので、噴射口を調整しながら敵を撃破しつつ昇るのが気持ち良い。動画から伝わると思いますがめちゃ面白いです。

こうゆう
間違いなく難しくてミスりまくるんですけど、爆速で再走できるので落ちるストレスよりも面白さが上回ります。

み冬尽く日

採掘ゲームとファンタジーノベルを合体させた挑戦的な作品。採掘フェーズで特定の石を集めるとシナリオが解放。物語が進むにつれて採掘を効率的に進める道具も解禁されるので、サクサクプレイになるとのこと。鉱石を集めて物語が解放されるコンセプト面白いですよね。

こうゆう
どう着地するのか想像もできないけど面白い組み合わせでかなり気になってます。

HALL9:Phoenixx/GYAAR Studio

スゴイツヨイトウフ

タイトルのまんまなんですけど、凄く強い豆腐です。でも落下に弱い。チャージアタックでぐんぐん移動しながらお椀に飛び込んで味噌汁になったらクリア。ネタゲーのように見えるんですけど、2Dアクションの基本に忠実でめちゃくちゃ丁寧に作られてます。

こうゆう
すんごい真面目に作られててギャップがスゴイのよ。

SUMMER ROAD

可愛らしいデザインのオートバトルRPG。ドロップした武器の装備や回復アイテムの使用くらいしか干渉できないんですが、テンポ良くバトルが進行するので眺めるだけでも満足度が高い。テキスト情報や画面の魅せ方など、情報量が多くて常に何かが動いている感じが心地よい作品です。

こうゆう
オートバトルなのに何故かワクワクする不思議な作品でした。発売したら買うと思います。

SEA SNIFFERS

アザラシ投げて水中で魚をボコってゲッチュする作品。この紹介は一切ふざけてませんからね。ぼすって腹パンして何食わぬ顔で魚を乱獲するアザラシ見たくないですか?やりましょう。フレーバーテキストも秀逸で捕まえた魚に何が書いてあるかチェックするのもおもしろポイントです。

こうゆう
魚をパンチで気絶させてから網で捕まえる??最高過ぎでは???

Electrogical

電気をテーマ軸にした数合わせパズル。ベースとなるパズルの枠組みはオーソドックスで取っつきやすい。細部も抜かりなく作り込まれており、ゴールした時のちょっとした演出だったり、パズルの中にテキストを埋め込んだり、パズルとしての面白さ以外にもこだわりを感じて好きだなと思いました。

こうゆう
パズル系の作品って飽和してそうに見えるけど切り口をちょっとズラして存在感を出してるのスゴイなと思いました。

何も考えずにぷらぷらするだけで楽しいのでモーマンタイ!

▲テトラのCEOもいるぞ!!

まぁ色々と書きましたが、建物が2種類存在していることフードコートはホールから入ることだけ覚えていれば何とかなります。インディーゲーム(HALL9~11)と大手企業ブース(HALL1~8)は建物が違うので注意しましょう。

イベントレポ記事は後日公開するので、惜しくも参加できなかった人はそちらの記事を楽しみに待っててくださいませ。

こうゆう
参加する人は楽しんできてね!!

おわり。

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