2024年6月21日。秋葉原ベルサールにて開催されたゲームイベント『TOKYO SANDBOX(東京サンドボックス)』に行ってきました。
ゲームイベントっていいですよね、ホント。開催してくれる主催者さまには感謝ですし、集まってくれた開発者さまにも感謝です。お肌が潤いまくりでした。
めちゃくちゃ混んでたので遊べたタイトルは片手くらいでしたが、個人的に気になった作品を紹介していこうかなと思います。
Legacy Code

お洒落なショートフィルムとかに出てきそうな化け物
色々なパーツを組み合わせてキャラクリするゲーム。四肢の代わりに別の部位を付けてもよい。ぼんやり眺めてて、この珍妙な動きラクガキ王国で作ったキャラと似てるなぁ~と懐かしい気持ちになりました。
試遊版で自分の作ったキャラクターをテスト空間で動かせたので、両腕にパンチングアームを搭載した悲しきアヒルクリーチャーこと『ばるばとす君(勝手に命名)』で建物をぶっ壊して遊んでました。
推せる pic.twitter.com/HnlhoMBpVK
— 『HARF-WAY』の中の人 (@harf_way) June 22, 2024
現時点ではやれることが多くなかったので、後ろから「これ遊んだけど何して良いのか分からなかった…」という声も聞こえてきて、まぁ確かにそうだろうなと思ったんですけど、そこは今後どうにでもできる部分だと思うし、動かすことの気持ち良さを形に落とし込めているので、まだまだここからだと思いました。

「これは追いかけたい!!」とTwitterフォローさせてもらおうと声を掛けたところ、既に登録しててちょっと気まずかったです。現状はどういったゲーム性になるか決まってないようで、これからの変化が楽しみな作品でした。推せる。
開発者様:https://x.com/room_127_lc
食うか食われるか

筆者に電流走る
加工パート/調理パートを駆使して食材を消していく落ちものパズル作品。豪胆なUIと魚を持ったアンニュイな女性キャラに一目惚れして、行ったり来たりしながら順番待ちしてプレイしました。
まずはエレメント(上に書かれたストック)を消費して食材を切ったり、焼いたりと調理に必要な形へ加工していきます。その後、加工した食材を調理することでピースが消え、上から新しい食品が落ちてくる2段階形式のパズルになっているのが印象的でした。
カロリーや調理時間は実際の値を参照して付けられており、細部にこだわる姿勢も素敵。ちなみに、各種ギミックは色々と試行錯誤しているようです。

開発に至った経緯も興味深く、『東京ゲームダンジョン5』で学生の作った作品に感銘を受けたことがきっかけだそうです。そこから急ピッチで作品を進め、なんと2週間でデモビルドを完成させたとのこと。
「間に合わないと思って先に提出用PV作ってました笑」とニコニコ話しており、スタートアップ企業みたいなことしてるなと思って笑いました。
開発者様:https://x.com/studioskylilac
Wizlite

このポスターを見たら誰だって足を止めると思う
ウィザードリィをローグライク形式に落とし込んで15分程度で楽しめる形にした作品。何が面白いって、ローグライクに見えるけど蓋を開けるとWizなんです。
例えば、呪文は強いけど宿屋で回復しないとストックが切れるため連発できない、拾った武器は鑑定しないと使えないなど、デッキ構築型ではなくて本家ベースのRPGとして作られているとのこと。

筆者はウィザードリィではなくエルミナージュしかやってないのですが、本家以外から本家を知る機会は重要だと思っておりまして、サクッとWizエッセンスを楽しめる作品は貴重だなと思いました。
リスペクト作品はそう珍しくないと思われますが、いかんせん腰が重くて上がらない方も多いはずです。『Wizlite』はウィザードリィを触ってみたいけど手を出せてないプレイヤーにとって、入門編のような位置づけとなる作品になりそうだなと予感しています。
開発者様:https://x.com/wizlite_RPG
HARF-WAY コマーシャル

グッドオールドデイズ

ドット絵の綺麗な作品からしか得られない栄養素がある
父親の借金を今日中に返せと脅され大冒険する作品。今回試遊した中で最推しタイトルです。制限時間付きのメトロイドヴァニア作品となっており、クリアするたびにエンディングが変化する周回システムを採用。

タイムリミット制と周回要素の相性もよさそう
借金を返すために財宝を探すコンセプトも綺麗に整っており、お金を貯める方法が複数用意されているのも見どころといえそう。

気になった部分として隠し通路がやたら多く、壁にぶつかりながら見えない通路を探す動きが多くなりそう。時間制限があることを考慮すると、意地悪な場所に隠された通路を探すのに時間を使ってヒリヒリして欲しい、という思惑を感じる。この辺のバランスが難しそうだけど、試みとしては面白そう。
アクション要素としては、メイン装備の爆弾を足場として使うギミックが序盤から盛り込まれており、トゲ山の上に爆弾を置いて即死を防いだり、ギリギリ登れない場所で足場として使うなど、プラットフォーム型アクションもてんこ盛り。現時点の印象だと、2Dアクション好きな人向けかなって印象。
『ジュブナイル』や『あの頃』を前面に押し出しているので、好きな人には堪らないキュッとなるシナリオになりそうな気がします。
開発者様:https://x.com/start_gravityJP
まとめ
ゲームイベントに参加する醍醐味は知らないゲームに出会うことではなくて、作り手の熱意を肌に感じられることだと思う。メディア関係者とか最新ゲームを追いかける人じゃなくても、気軽に参加して空気感を味わうことで、ノーマークだった作品が輝いて見えることも珍しくありません。
今後は作品数を絞ってイベントレポート記事をバンバン書こうと思うので、HARF-WAYの記事を読んで興味を持ってもらって、ぜひ色々なイベントに参加してみてください。きっと面白いと思います。
おわり。