あなたは日常生活で「ズレ」を感じることはありませんか?
例えば あなたの部屋の壁。
飾った額が、左に傾いて見える。
額が平行になるよう右に傾けて。
それでもまだまっすぐには見えない。
もう少し調整して、慎重に正確にまっすぐに。
このように、目の前にズレがあるとき見逃せるでしょうか。多少のズレは気にしない。別にそのままで何の問題もない。いいや、少しのズレも完璧に直さないと気が済まないんだ。
今回ご紹介するゲームは特に後者の方にオススメできます。キーボードのみで操作する唯一無二のバランスアクション。
世の中の、あらゆるもののバランスをとりにいきましょう。
バランス感覚は両手に宿る

このゲームではマウスは使いません。
代わりに手元のキーボードに両手を乗せます。
左手で「W」「S」「A」「D」で上下左右の移動、
「E」で決定(掴む/離す)
右手で「I」「K」「J」「L」で上下左右の移動、
「U」で決定(掴む/離す)
また「スペースキー」で注目ができるのですが、こちらは後述します。
画面には主人公の右手と左手が表示されており、それぞれを操作する形です。

また、本作は絵画の設営から始まります。
アイテムを両手で掴み、赤枠まで持っていき100%になる場所で手を放す。
このゲームのコツを掴む練習になりますし、展示室の落ち着いた雰囲気がチルさを感じさせます。
そして、設置した絵画がステージの入口となっているのです。
世の中のズレを見逃せますか?

このゲームの目的は「バランスを100%にすることを目指す」ことです。
ここで言う「バランス」は「見た目がスッキリする」といった意味合いだと思ってください。
真っ直ぐにする、高さを合わせる、幅を揃える。
世の中にはたくさんのバランスがあります。その一つ一つのズレがステージになっており、主人公はズレを直さずにはいられない。
ズレを直すには集中力が必要になります。
しかし、ずっと集中して作業していると、疲れてしまいますよね。

ズレを直そうと動き続けていると、疲れて手がフラフラになってむしろバランスが悪くなってしまいます。
なので体力が緑色の時に、少しずつ移動するように意識することが重要です。
細かく休んで集中力を切らさないためにも、「集中モード」を活用しましょう。

アイテムをバランスぴったりに枠内に乗せると、画面上部にバーが表示されます。
このバーが表示される数秒は、手ブレが無くなる無敵時間のようなものです。
そして、この無敵時間は「バーが消える前に他のアイテムを正しく設置」するとさらに追加されます。
連続で発生させると連鎖してずっと無敵になり、この時間がとても楽しいのです。
なんたって制限時間で焦る代わりに、手ブレに悩まなくて済みます!
ちなみに、タイトル画面で「∞」のマークを選ぶと、無敵連鎖が楽しめるミニゲームも用意されています。
その他に「雷」のマークを選ぶば、高難易度のイライラ棒風ミニゲームも楽しめます。
繊細な操作が得意かつ、集中力に自信のある上級者の方はぜひ挑戦を。

本編に話を戻しますが、
主人公の呼吸や疲れによる手ブレに抗い、正確なバランスを捉えられた時は気分爽快。
まるで針の穴に糸を通すように、慎重に見極めてバランス100%にできた時には達成感。
タイミングを間違えて97%になってしまった時の「そうじゃない!」という悔しさ。
厳格で几帳面な性格を体験できるユニークな遊びがこのゲームにはあります。
ブレるという遊び

『Balance 100』はブレる手元を制御し、正確にズレを直すゲームです。
……と聞くと、少々疲れそうな印象を与えてしまうかもしれませんが、実際遊んでみると不思議と心地良さを感じます。
タイミングを見てドンピシャの位置に置く。
それはパズルで答えが閃いた瞬間や、カードゲームで必要な手札が揃ったようなスカッと感があります。
けれど、「もしかしたら向いてないかも?」と思う方もいるかもしれません。
そんなあなたに朗報です。
なんと『Balance 100』には本編の半分を遊べる体験版があります!
その名も『Balance 97.261/100』。なんとも100%にしたくなるタイトルです。
ちなみに、設定から「手ブレなし」も設定できます。
どうしても上手くいかない場合は、その機能で遊びやすくすることも可能です。
ネコもいます

何故かステージにはネコが隠れています。
透明になって潜んでいるのですが、手をかざすと姿を現します。
かわいいですね。
一応かわいいだけではありません。
集めれば集めるほど発生する無敵時間が増えるので、探しておくと多少ステージをクリアしやすくなる要素でもあります。
宇宙のバランスも正確に

もし壁に額縁がかかっているとして、それが斜めになっていたら?
あなたは直そうとしますよね。
部屋の中で目につくもののバランスが悪いと、どこかスッキリしない。
しかしこのゲームは、そんな話で収まりません。
名所・ピサの斜塔でさえ、両手で真っ直ぐに直してしまいます。
「斜塔」だと言っているのに。
しかし、話は斜塔に留まりません。
どんな対象であっても、バランスが悪ければ直さなければならないのです。
それが地球であったとしても。

主人公は地球の正しい向きを知っているのでしょう。
マンホールと同様に、両手で地球を掴んで回します。
地球はもう大混乱。
上の画像で分かる通り、地球を動かす振動で世界が大変なことになっています。
主人公は日常のズレから、突拍子のないズレまでその両手を伸ばして直してしまいます。
そのスケールの大小がシュールで面白い。

このゲームは操作がキーボードのみで、プレイヤーの両手の動きも最小限。
操作に悩みにくい分、プレイヤーは自然と目の前のズレと向き合うことになります。
筆者は目の前にある額が斜めっていても「まあ、味があるかな」とスルーしがちです。
しかし、このゲームを遊んでいる時は別。
集中して画面を睨みつつ、100%と97%に振り回されてしまう。
それなのにスッキリするような癒しがあって、もっとステージを遊びたい!と引き込まれていました。
集中力や根気に自信がある方、このゲームでその几帳面さを試してみませんか?
〈詳細情報〉
| ゲーム名 | Balance 100 |
| ジャンル | カジュアルパズル |
| ストア価格 | 350円 |
| リリース日 | 2023年7月17日 |
HARF-WAY コマーシャル
煙草を軸に交差する、ふたつの恋の物語。
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まるで文庫本のような、縦書きビジュアルノベル。
寂しさにも、熱がある。
『Keep Only One Loneliness』

