2026/04/27
『Blunderworld』
盤上に散らばる駒を外に弾き出すおはじきゲーム
ビリヤードのような球体を突き飛ばすのではなく、おはじきのような平べったい駒を使用。摩擦係数もそこそこ高めに設定されており、弾き出す際のスピードと正確性が求められる作品です。
おはじきバトルドーム。コインプッシャーで「コイン飛ばしてガサッと取れねぇかな~」と考えたことありませんか?それできます。矢を飛ばす、雷を落とす、炎で燃やす。スキルが揃えば追加コインも召喚できるので、吟味できるとハチャメチャになります。併せて倍率も上げてインフレを楽しみましょう。 pic.twitter.com/ven27lpy5S
— 『HARF-WAY』の中の人@こうゆう (@harf_way) March 24, 2026
獲得できるスキルには得点倍率を上げる効果のほか、「壁にぶつかる」or「時間経過」で駒を召喚するサモンスキル、外に弾き出す能力に特化した専用スキルが用意されています。
自機をがっこんがっこんと壁にぶつけながら駒を召喚し、豪快なスキルでズサササーと外に押し出す。しかし、基本スコアの伸びが渋めで容赦なく終了することも多く、まずは地盤を固めるムーブがおすすめ。
得点倍率アップ→駒弾きスキル→召喚スキルの順番で強化を進め、場面に応じて足りない要素を厚くしていくと安定するはずです。一定ラインを越えたらスコーンとぶっ壊れ、無限ピンボールが開幕します。




『Blunderworld』感想

感想は「ムズもどかしい!!!」に限るかなと。テキトーに遊ぶとリソースが足らずやり直し。簡単に気持ち良くなれるピンボールゲームかと思いきや、ギリギリを攻めていく辛口な難易度設定なんすよね。
最適なタイミングでスキルを売り買いして金策したり、狙ったスキルを確実に引き込むためにアイテムを使ったり、このゲーム特有の立ち回りが存在するのが面白いなと思った次第です。
これまで培ったルーティンが通用しない、といったら言い過ぎかもですが、そんな感じのゲームでした。「最終的にはハチャメチャになるけど途中までは丁寧に遊んでください」、と諭されている感じ。


難易度を上げている理由は大きく2つ。ひとつは「レジェンダリースキル取得に条件が必要」なところ。多くのローグライクにありがちな「ぶっ壊れスキルのワンチャン」を引ける可能性が低すぎるんです。
手に入れるためにはスキル獲得を蹴って、ときおり店売りに現れる高価アイテムを揃えなければなりません。ただでさえカツカツなのに、そんな余裕がどこにあるというのでしょうか。
一応、任意のアイテムが来た瞬間にロックを掛け、「次回アイテムの購入費をゼロにする」といった別アイテムと組み合わせると何とかなるのですが、そこまでしないと入手できないのは流石にロマンすぎる。

もう一つの理由は「得点倍率の種類が2つある」こと。
〈倍率の種類〉
①Albedo(基礎スキルで増える)
②Rubedo(上位スキルで増える)
〈スコア計算式〉
基本スコア×Albedo×Rubedo=スコア
この「Rubedo」が手に入るかどうかがボーダーラインになっていて、動きを縛られる感じが否めない。逆にいうと、もし入手できれば高確率で走り抜けられる設計という印象です。
上手くいったときの上限値は果てしない一方、波に乗れなかったときはどうしようもない。この落差が面白さに繋がるのは認めるとして、もうちょっと平坦に均しても良かったのではと思ったりもする。




おはじきで弾きまくるアイディアも面白いし、ビルドが完成した時のぶっ壊れ具合もハチャメチャで自分好み。しかし、そこに到達して魅力を引き出せるまでの時間が長すぎるよな~というのが正直な感想。
もうちょっとクリアラインを緩くするか、スコアの計算式を甘くすれば愛されただろうになと思うなど。「インフレが捗るぞ~!」と入ってきたプレイヤーが、ジリ貧リソースにギャップを食らいそう。
知っているかどうかで面白さに開きが生まれることもあって、なんだか勿体ない作品なんですよね。個人的には好きだけど、万人受けはしないかも。まぁだからこそ書いたんですけどね。
ということで、変わったゲームシステムに強く惹かれる人にはおすすめです。
『Blunderworld』詳細情報

| ゲーム名 | Blunderworld |
| ジャンル | 円盤弾きローグライク |
| ストア価格 | 1,200円 |
| リリース日 | 2025年10月24日 |
HARF-WAY コマーシャル
煙草を軸に交差する、ふたつの恋の物語。
無料で、どなたでも。スマホで、PCで、どこでも。
まるで文庫本のような、縦書きビジュアルノベル。
寂しさにも、熱がある。
『Keep Only One Loneliness』

