可愛いキツネと可愛くない難易度のジャンプアクション『Fox Tower』

こんにちは。とらなかです。

僕は昔からタヌキが好きで、長いこと自分で描いたタヌキをアイコンにしています。タヌキと言えば、良く見るのがキツネとセットで描かれている絵。

どちらもイヌ科の動物ですが、タヌキはアジアの一部にしか生息していません。なのでこのモフモフたちが並ぶ光景は、世界的なものでは無かったりします。

気になって調べてみると、中国のキツネ(狐狸)という言葉が日本に来た時「狐」をキツネに、「狸」をタヌキに割り当てたため、という説があるそうです。

人の都合とは言え、元は同じ言葉を分かち合った仲だと思うと、少しエモさを感じますね。

今日はそんな、タヌキの隣人であるキツネが主人公のゲームを紹介します。

瞬時の判断力が試されるジャンプアクション

ゲームの操作方法は至ってシンプル。

クリック( orスペース )ボタンでジャンプをして、足場を乗り継ぎ、上へ上へと登っていくのみ。

これだけ聞くと簡単そうですが、操作キャラのキツネ君は常に前へ走り続けます。ジャンプも高さが調節できず、常に一定の高さです。

つまり、画面上に現れた足場をどう乗り継いでいくか、瞬時の判断がプレイヤーに求められます。繰り返し挑むと慣れてはきますが、ある程度足場にランダム性もあり飽きにくい工夫も。

画面外へ落ちて、左上に表示されているライフ3つを失ってしまうと最初からです。

切り替わりの美しいピクセルアート

僕が最初に気に入った点は、アートワークです。

主人公のキツネ君、可愛らしさもさることながら、走ると耳が動いたり、砂煙にふんわり背景色が溶けて消えていたりと繊細に描かれています。

そして背景。背後にカエルや大きな植物、キノコなどが描かれ、世界観をうまく演出してくれています。

また50段登るごとにカチリと音が鳴り、色相が切り替わることで、よりその美しさが際立ちます。

僕は寒色系が好きなので、50段目以降のステージが特にお気に入りです。

背景のドット絵を眺めていても、まだなんとかなる難度なのもありますが。

衝撃のシンプルストーリー

ゲーム開始時、キツネ君が何のために上を目指しているかが分かるムービーが流れます。

指名手配の魔法使いを追う狐面をつけた女性。いきなり後ろから魔法使いが現れ、女性の胸を貫いたかと思えば、魂を奪って塔へと逃げていきます。

憶測ですが、女性はキツネを信仰していて、主人公のキツネ君は守り神的な立ち位置なのかもしれません。この女性の魂を取り戻すことが彼の目的です。

このくらい単純な物語の方が、肩の力を抜いてプレイできたりしますよね。

大人になってから読む絵本のような良さがあります。

エンディングは2種

本作はマルチエンディングになっていて、分岐は150段登った先にあります。

左手に見える女性の魂を取れば、塔から逃げ出す女性の絵が流れます。一件落着のように見えますが、エンドロールの最後「the end」の後ろにはクエスチョンマークが付きます。

これはもう開発者側からの挑戦状。
受けぬはゲーマーの恥。

そう思った同志は右側の塔内部へどうぞ。塔へ入るためには、とあるギミックが必要なので方法を探ってみてください。塔へ入るとtrueエンドへの挑戦が始まり、ライフ制から足場固定の別モードになります。

どの足場を上手く使うか、論理パズルのような思考が新しく必要です。難易度もぐんと上がり、何度か「恥でもいいか」と諦めそうになりながら、僕は5時間近くかけてようやく登頂できました。

GodotPlayer上で無償公開されているので、腕に自信のある方はぜひ挑戦して、クリアタイムがどのくらいだったか教えていただけると嬉しいです。

制作者、現在の活動情報

Fox Towerを制作したのはドイツのNozomu Gamesさんを筆頭としたチーム。

現在は「Burn With Me」というオカルティックな雰囲気と人型の動物たちが登場する、デッキビルド系のゲームが制作されています。

アートの良さや独特な設定は、Fox Towerとも通ずるものを感じます。

「Burn With Me」はまだストアページの公開のみとなっていますが、気になった方はウィッシュリストに入れて続報を待ちましょう。

〈詳細情報〉

ゲーム名Fox Tower
ジャンルワンボタンアクション

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『Keep Only One Loneliness』


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