ホラーゲームが苦手でもウツロマユは遊んで!

こんにちは!蛮族Vtuberのババンバです

今日はウツロマユというゲームを紹介します!

ウツロマユはホラーゲームで、1980年代、昭和の田舎が舞台となっております。

疎遠だった主人公の祖母が倒れたという連絡が入り、祖母の家に行ったところ何かに巻き込まれる…といったストーリーです。

ババンバ
え!?ホラーゲームが苦手!?ちょっと待ってください!!確かにホラーだけど、やって後悔はないはずです!

ホラーゲームだけどゲーム性が良い

「ホラーゲームにゲーム性……?」となるように、普段はあまり意識しない項目かもしれません。私もホラーゲームを選ぶ際は雰囲気を重視していて、あまりゲーム性は気にしたことがありませんでした。

ところがこのウツロマユをやってみて、「えっ!?ゲームとしてめちゃくちゃ面白い!」という感想を抱きました。

自由探索型のホラーゲームでは、敵の怖さを強調するために触れると一撃で死んでしまったり、主人公の移動速度が制限されることも珍しくありません。こういった制約は、最初そこ恐怖を感じるもののプレイ後半にはストレス要素となることも。

しかしウツロマユでは、ノーマルモードを選択することで敵に襲われた際に一撃死ではなく『チェイス』が発生します。体力が尽きるor敵を撒くまでチェイスは継続し、化け物から逃げなくてはいけないパニック状態を主人公と同じ気持ちで楽しめます。ちなみに、化け物サイドも全速力で追いかけてきますよ!

マップも丁寧に作られており、アセットが同じように見えて迷子になる…ということも少なく安心してチェイスを行うことができます!やったね!

回復アイテムも存分に拾えるため探索中のミスがストレスになることもほぼないでしょう。また細かい部分では、画面酔い軽減の設定がゲーム側で用意されているのもゲームをする上で嬉しいポイント。

え?ここまで親切設計でちゃんと怖いかって?大丈夫、終始怖かったです。

入り組んだ人間関係が織りなすストーリー

▲何やら不穏な導入

ウツロマユの最大の魅力はストーリーです。

クリアまでおおよそ4時間なのですが、短時間ながら複雑に絡んだ人間関係が織りなすストーリーを堪能することができます。

物語の背景をゲーム内の手記や手紙から辿れるのですが、この内容がまた良いんです。1ページ〜4ページ程度のわずかなテキストなのに、登場人物の心情や起きていることの魅せ方が上手くて考察も捗ります。

新しい情報を得るたびに自分の視点がどんどん更新され、心揺さぶられる展開を堪能できます。短めのストーリーなので、さわりの部分でもネタバレになりそうで「プレイして!」としか言えない歯痒さ……。

このテキスト類、結構な頻度で入手することができるので、怖いけど進めるたびにご褒美をもらえるようでかなりのモチベーションにつながります。

インディーとは思えないクオリティとインディーらしい遊び心

ウツロマユは2人で開発されたインディーゲームです。初プレイ時はゲームのクオリティが高すぎて「これを2人で…!?」と驚きました。もちろん、インディーらしい遊び心も満載です。

▲10円ゲーム。遊びごたえがあって化け物に追われていることも忘れて熱中してしまう

例えば、ステージ中に散りばめられたコインゲーム。今作はそこかしこに10円玉が落ちており、拾い集めると怖い化け物が蔓延る屋敷の中で『10円ゲーム』ができちゃいます!(なぜ10円ゲームが屋敷に……?)

前項のテキストアイテムもそうですが、【追われるストレス】が溜まりやすい環境下で探索のご褒美アイテムが配置されているのは、遊び手側の意欲をそそる要素でとてもいいと思いました。

またクリア後にゲーム内ポイントを使用し、化け物の姿を楽しくカスタマイズすることも!さらにさらに!とある条件で辿り着ける隠しEDはとんでもない展開になっていたり……

あらゆる部分で作り手のプレイヤーへの配慮を感じるこの作品、是非ともプレイしてほしいです!

【steamストアページ】
https://store.steampowered.com/app/2414630/__Hollow_Cocoon

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