死んでも、下半身で蘇れ。腕が伸びる海賊Co-opホラー『Last Pirates: Die Together』

腕がびよんびよんに伸びる海賊が、島に眠る財宝を狙っている。

Last Pirates: Die Together』は、伸縮自在の腕を持つ海賊たちが財宝を奪いに行く、最大4人協力プレイのホラーアクションだ。開発元はRetroStyleGames。

見た目はふにゃふにゃだが、島に待ち受ける敵はちゃんと手強い。そしてどれだけひどい死に方をしても、下半身と仲間がいれば蘇れる。そういう作品だ。

この記事は『RetroStyle Games』様より先行体験版の機会を頂いて執筆しております

腕が伸びる海賊、島へ向かえ

プレイヤーは腕が異常に伸びる海賊の船員だ。何がとは言わないが、選ばれし海賊は腕がゴムのように伸びる。そういうものだ。

船長は姿を見せず、ただ金額目標だけが届く。島の中には海賊のアジトがあり、部屋の構成はラウンドごとに変化する。同じ島でも前回と同じ配置にはならず、どこに何があるかは入ってみるまでわからない。

本作は最大4人での協力プレイに対応しているが、今回は2人でプレイした。

集めた財宝は船まで運ぶ必要があるのだが、財宝にはそれぞれ金額が設定されているため、高額なものを優先するか手当たり次第に集めるかで動き方が変わってくる。

ただし、壁や柱にぶつけると価値が下がってしまう。とはいえ失った分は銀貨としてその場に落ちるため、拾い直す手間はあっても損にはならない。この設計が絶妙で、雑に運んでも取り返しがつく安心感がある。

財宝は素手でも持ち運べるが、最初のステージには釜のようなアイテムもあり、中に放り込んでしまえばまとめて運搬も可能だ。

2つ目のステージでは荷台も登場し、大量の戦利品を一気に持ち帰ることもできる。目標金額に到達すれば次のステージへ。時間制限はないので、稼ぎ方を考えながらじっくり探索できるのがありがたい。

最初は集めた財宝を釜に詰めて手で運び、次のステージでは荷台に載せて一気に運ぶ。運搬手段が変わると立ち回りも変わるのが楽しい。2人プレイでも回していけたが、4人なら誰が荷台を押して誰が財宝を探すか、役割分担の幅が広がりそうだ。

伸びる腕は飾りじゃない

腕が伸びるという見た目のインパクトに反して、操作で困る場面はほとんどなかった。

フニャフニャとした質感ではあるものの、狙った場所に手を伸ばせるし物も掴み損ねない。最初は見た目に笑いながら操作していたが、気づけば腕の長さを当たり前のように活用していた。

また腕の伸縮は探索と戦闘の両方で活きてくる。少し離れた荷台に腕を伸ばして荷物を入れたり、船との距離があっても遠くから財宝を置けたりと、わざわざ移動しなくていい場面が思った以上に多い。

戦闘でも腕を伸ばして距離を取りながら銃を撃ったり、剣のリーチを伸ばして一方的に斬ったりできる。見た目はふざけているのに、やれることが確実に増えているのがいい。この腕なしでどう戦うのか、もはや想像できなかった。

倒れたら、下半身をくっつけろ

本作の醍醐味は復活システムだ。体力が0になっても、下半身をくっつけることで全回復して復活できる。初めてこのシステムを知ったときは、「下半身をくっつけて蘇るって何だよ!」と思わず笑ってしまった。

ただし、下半身をくっつけるには段階がある。ダウン直後であれば自分で動いて下半身にたどり着けるが、完全に倒れてしまうと味方に運んでもらうしかない。

下半身はラウンド開始時のスタート地点に置いてあるため、探索に出る前にまず下半身を持ってアジトへ向かうのが海賊の日課だ。油断して遠くでやられると、上半身だけで床を這って戻る羽目になる。

復活システムは笑えるのに、戦略として重要だ。ダウンしたら素早く下半身に向かうか、仲間に任せるか。このシステムひとつで協力プレイの緊張感がぐっと増し、死に方と蘇り方に意識を向けることになる。

猿は金で買え、人魚の歌は死の合図

島に待ち受けるモンスターたちは、それぞれ対処法が異なる。猿は金銭を渡せば見逃してくれる。人魚は歌声が聞こえたら部屋に入らなければやり過ごせる。首だけになった海賊も徘徊しており、廊下で鉢合わせると思わず声が出る。

一番厄介だったのは偽物の船員だ。

こちらと外見がまったく同じなので、味方だと思って近づいたらやられてしまった。対処法を知っていても見分けがつかない。2人プレイでも引っかかったのだから、4人になったら「お前本物か?」と確認し合う羽目になるだろう。

ステージは海賊のアジトといった雰囲気で、遭遇の瞬間にはジャンプスケア的な驚きもある。ただ全体のトーンはコメディ寄りだ。腕がびよんびよん伸びる海賊が下半身をくっつけて復活する世界観なので、ホラーが苦手な人でも気負わず楽しめるだろう。

腕を伸ばせ、財宝はその先に

まだテストプレイの段階だが腕を伸ばして財宝を集め、モンスターをかわし、倒れたら下半身をくっつけて復活する。この一連の流れがすでにしっかり回っていた。ふにゃふにゃの腕という設定が、探索でも戦闘でも運搬でもちゃんと意味を持っている。

正式リリースでステージや敵が増え、4人が揃ったときにどうなるか。ラウンドごとに配置が変わる島で、偽物の船員を疑いながら下半身を運ぶ海賊たちの姿が目に浮かぶ。続きを遊ぶ日が楽しみだ。

〈詳細情報〉

ゲーム名Last Pirates: Die Together
ジャンルオンライン協力型脱出ホラー
デモ版リリース日2026年5月29日

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