2月21日に体験版がリリースされる『首無し魔獣と双子姫』を先行プレイの機会を頂きましたので、どんなゲームなのか紹介しようと思います。
本編にはない体験版限定の腕試しコンテンツもあり、遊び応え抜群のシステムになっているためゲーマーの皆さんは是非ご覧ください。
ヒット数稼ぎが肝になる骨太タワーディフェンス

今作はぬいぐるみユニットを召喚して女の子を防衛するタワーディフェンス作品です。敵を倒してコインを回収し、貯まったリソースを吐き出してユニットを設置、もしくは強化していく流れとなります。
通常攻撃だけでは火力が足らずジリ貧になるため、攻撃時に貯まるマナを使った必殺技が超重要。ユニット配置や相性による戦略性も大切ですが、必殺技のタイミングが勝負の分かれ目になりそうです。

オーソドックスなんですけど難易度が絶妙に難しく、適切なユニットを最適な場所に配置するだけではクリアできません。後述するコンボを意識した立ち回りこそ、今作の真骨頂なんです。
今作はヒット数に応じて追加コインを貰えたり火力が上昇するため、いかにしてコンボを繋ぐかが重要になります。通常攻撃だけで倒せるほど敵は甘くはありません。オーソドックスなシステムにもピリッと辛みがあって個人的に大好物でした。

HIT数を稼ぐためにはマナを消費して『必殺技』を撃たなければなりません。多段ヒットする技は火力が低めに設定されており、闇雲に撃ちまくってもマナが枯渇して死にます。
マナを効率的に回してHIT数を増やすことでコイン回収にも繋がるので、ユニット強化のためにも必須テクニックといえるでしょう。TIPSにも書いてありますが、マナをケチってはいけません(4敗)。

体験版ボス突破の鍵を握るのが上記画像の槍兵ちゃん。必殺技は低威力ながらも5ヒット(相手がスタン時のみ9ヒット)する多段技。これが優秀なんです。デヤヤと乱れ突きをしてHIT数がみるみる増えるので、この子をどれだけ上手く扱えるかで決まりそう。
ほかにもノックバックで押し返す『近衛兵』や広範囲を爆撃する『魔導士』など、それぞれに明確なロールが設定されています。可愛らしい見た目なので簡単そうかなと思ったんですが、蓋を開けてみればユニットの性能を120%引き出さないと勝てないようになってて骨太ロックンロールでした。

また戦闘をこなしてマップを進める度に強化要素が解放されるため、徐々に戦闘の幅も広がっていきます。とくに任意キャラの特定の能力を引き上げる『スクロール』によって戦い方がガラッと変化。
ギリギリの戦闘だからこそ些細な変化が重要になるので、高難易度を設定してる人ほど恩恵にあやかれることでしょう。
双子姫の物語にも要注目

今作の魅力は物語にもあると開発者のNesさんは話してくれました。今はまだネタバレに繋がってしまうので書けませんが、また別途書かせて頂くかもしれません(露骨なダイレクトマーケティング)。
詳しい話はできませんが、大枠となる部分だけはさらっと触れておきたいなと思います。今作は仲違いする2つの大国が仲直りする昔話から始まります。どうやら母親と2人の子どもが登場するようです。

対立関係にあった王国を1匹の巨大な竜が襲い、両国が協力して追い払うことで仲直りする話。
ほかにも聞きたいと駄々を捏ねる二人の女の子が微笑ましく、一体どんな展開になるのかと思いきや気付くとゲームの世界に迷い込んでいる状態です。

ゲーム性についてドップリ紹介させて頂きましたが、物語も気になるところだなと思っています。体験版のネタバレになるので伏せますが、含みのある発言もチラっと登場するので是非ご覧ください。
頭を捻って四苦八苦しながら、ユニットと必殺技の取捨選択をおこなうのが今作の醍醐味なのかなと思いました。総じて試行錯誤を楽しむ本格派のタワーディフェンスといえるでしょう。
また体験版専用ビルドとして『ゲーマー検定モード』が用意されており、スコアに応じてランクが表示されます。ちなみに筆者はバキバキのブロンズでした。
もうちょっとイケると思ってたので凹みましたが、Nesさん曰く「やり込まないと上位ランクは取れない仕様です笑」と仰っていたので一安心。どうやったらゴールドランクになれるんですかね……。

あと別件なんですが、ぬいぐるみ兵士のデザインを自分で変えられるのも地味に良かったです。個人的にボタン型のデザイン推し。

必殺技をバシバシ決め手ヒット数を稼いで突破するやり込みタワーディフェンス『首無し魔獣と双子姫』。体験版専用の『ゲーマー検定』も導入されているので気になった方はぜひ遊んでみて下さい。
『首無し魔獣と双子姫』のストアリンク
https://store.steampowered.com/app/3216640/_/