謎のおじさんが手に持つ3×3のボード上で戦うデッキ構築ローグライク『Meteorfall: Krumit’s Tale』

2026/04/17
Meteorfall: Krumit’s Tale(クルミットの物語)

3×3のボード内で戦うデッキ構築ローグライク。

バトル開始時にデッキ内のカードと敵タイルが盤面にセットされ、デッキに潜り込む敵をすべて倒せば勝利。盤面で拾ったカードはインベントリに追加され、戦闘中に装備する形で使用できます。

盤面のタイルを処理すると、上から新しいタイルが落下。次に落ちてくるタイルは予告表示されるため、体力や装備と相談しながら落ち物パズルの感覚でボードをクリアしていく流れです。

各種カードにはコストが設定されており、コインを集めて交換しなければなりません。そのため、貴重な武器を捨てる、ダメージ覚悟で敵を倒す、といったリスクを取る必要があります。

リソースが足りずにジリ貧な展開になるかと思いきや、意外とそうでもないのが本作の面白いところ。なぜなら、カードを破棄した場合はコイン回収のほか、体力の回復もおこなえるからです。

どの順番で敵を倒し、カードを破棄し、タイルを取得するか。理想のデッキを構築した上で、プレイングに重点を置いたゲームデザインだといえるでしょう。

※フォントの関係で翻訳が怪しいけど普通に遊べます

『Meteorfall: Krumit’s Tale』感想

じつは記事を書くまで積みゲー状態でして、「そういえば変なおじさんが出てくるゲームがあったような…」と思い出して引っ張り出しました。

独創的なアートワークはいわずもがな、最初は変わったデザインだと気を張っていましたが、遊べば遊ぶほど愛着を感じられるから不思議なものです。

カーとぅン調の海外アニメっぽい質感が、どことなく「アドベンチャー・タイム」っぽいですよね。
そういえばこのまえ、友人と中野に出かけて「あの王女様(バブルガムプリンセス)の名前覚えてる?」といわれ、「バッキンガムプリンセス!」といったことを思い出しました。

余談はさておき、肝心のゲーム性についてです。

このゲームは3×3の盤面で戦うゲームなのですが、敵を倒しつつ自分を強化する「ファーミング」に近い戦略を取る必要があります。

強々(つよつよ)ビルドを組めたら無双できる、というゲームではありません。

ボコボコになりながら素手でタイマンを張り、せっかく集めたカードを捨てて体力を回復し、なけなしのコインで安価な低コストの防具を買うゲームです。

このゲームで面白いと思ったのが、どれだけ弱いカードでも「デッキにあった方が強い」点です。必要なければ捨てて回復&コイン稼ぎに使えば良いので、ある程度は雑にプレイできます。

「場面によっては強いけど使いずらいカード」を取っておいても、いざとなったら捨て札にできるから腐らない。序盤をしのぐカードをピックした後、安定しないカードを拾っても許される点が魅力でした。

▲低コスト&高火力で自傷ダメージのある釘バット
▲捨てれば回復アイテムに早変わり

装備には耐久力が設定されており、基本的に使い捨て。もし、このゲームが無限に使える武器防具ばかりだったら、大半のカードを切り捨てて無限回復ができちゃうから当然ですね。

それと装備の強さを伝える上で欠かせない要素があって、「敵の攻撃を完全ブロック(1ダメージも食らわない)」すると敵が気絶します。よって、防御を活用したカウンター戦法がめちゃくちゃ強いんです。

1ターン:完全ブロックで無傷
2ターン:気絶してるので無傷
3ターン:先制攻撃で倒せるので無傷

相手が先制攻撃を持っていない限り、基本的にこちらから攻撃は始まります。よって、3ターン以内に倒せればノーダメージで切り抜けられるわけです。

▲こんな感じ

貴重な装備が次々にぶっ壊れるにも関わらず、盤面に落ちているカードを捨てなければリソースを確保できない。このジレンマと向き合いながら盤面全体をコントロールするのが本作の醍醐味だなと感じました。

要するに、大局を読むゲームなんです。敵の攻撃は固定化され、好きなタイミングで勝負が挑める。最適解を選び続けて、長い目で見たときに敵を殲滅できるかを考えるのが面白いんですよね。

▲要約すると「トレントが減るたびに弱体化」と書いてあります

従来のデッキ構築ゲームはドローソースを使って手札アドバンテージを取りますが、このゲームにドロソはありません。デッキを回すというよりも、効率的に減らすプレイフィールでした。

戦闘自体は数字のぶつけあい、クリティカルや予想外の行動で不慮の事故が起きることもありません。良くも悪くもプレイヤー側のコントロールが効きやすいゲーム性といえるでしょう。

もうひとつ面白い要素があって、ラウンドクリア時にボードとインベントリに残っているカードの枚数分だけボーナスが貰えます。必要最低限で乗り切ると報酬があるって良いですよね。

▲こうなって
▲こうなる

クリアのコツは無駄な行動を取らず最小限に動くこと。見た目からは想像もできない硬派な一面もあって、まるで詰将棋のような魅力も秘めています。変わってるけど基盤しっかりしているのでおすすめです。

『Meteorfall: Krumit’s Tale』詳細情報

ゲーム名Meteorfall: Krumit’s Tale(クルミットの物語)
ジャンルデッキ構築型ローグライク
ストア価格1,520円
リリース日2020年7月23日

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