2026/04/20
『MINOS』
迷宮に罠を置いて敵を倒すタワーディフェンスゲーム
主人公はひ弱な女性ではなく、筋肉モリモリのミノタウロス。武器を振り回して敵を撃退する自衛能力があるため、罠で狩れなかった残党どもは肉弾戦で屠りましょう。ただし、囲まれたら勝てません。
迷宮の構築&罠を設置してハメるゲーム。壁を作るのはノーコスト(素晴らしい)。罠は基本的に決まった場所のみ。罠は使い切りが多く、スキルで修理しないと複数回起動しない。わざと見つかって誘導したり、隠れて裏を取って手動罠を起動したり、どことなく影牢っぽさも。でも主人公はミノタウロス。 pic.twitter.com/Kgj21da9Z7
— 『HARF-WAY』の中の人@こうゆう (@harf_way) April 11, 2026
侵入者はダンジョンの心臓となる「アステリオンの領域」を目指して進行し、そこに辿り着くと「追跡者の目」状態に変化。どこにいても居場所がバレてしまい、プレイヤーを目指して一直線に襲ってきます。
本作はノーコストで作れる障害物を活用し、敵の侵入経路を分散して効率的に撃破することが重要です。しかし、トラップに関しては使い切りタイプが多く、置ける場所も罠マスの上が大半を占めています。
何度も使える罠を設置し、隠し通路を使って逃げ回りながらトラップを当てまくる戦略も取れますが、罠で戦力を削いでから近接戦闘で仕留めてもOK。流石はミノタウロスといったところでしょうか。
とはいえ、罠ゲーらしいテクニカルな要素も健在。自分で板を踏んで大岩トラップを起動したり、罠の感圧版を延長してピタゴラスイッチを組んだり、知略と脳筋を掛け合わせた作品に仕上がっています。




『MINOS』感想

最初は微妙だと思ってました。こっちはトラップでハメ殺したいのに数が足りないし、大半は一度でも起動すれば役目を終える使い切りタイプ。気がつけば、侵入者を直接殴って辛勝する終わり方ばかり。
これどうすんの、としばらく迷走するわけです。
落とし穴に一人落として、残った敵を斧で殴り倒す。集団で攻めてくる相手にジリ貧な試合を強いられ、体力もなくなりゲームオーバー。「お前それでも罠ゲーか!」と、ちょっと大きめの声でキレてました。
とはいえ、まだ始まったばかり。伸びしろを求めてダンジョンに潜り続けて小一時間、「再装填」のスキルを獲得。能力は「使い切った罠を再度使える状態に戻す」というもの(ただし9秒も掛かる)。


何はともあれ安堵しました。罠を使いまわせれば、立ち回り次第で何とかなると思ったからです。ローグライト特有の成長要素が間延びを生んでいる感も否めませんが、ここでようやくMINOSが始まります。
罠の使い回しが許された瞬間、トラップだけで敵を処理できる機会も増えてきました。落とし穴を掘って突き落とした後、敵が来る前に葉っぱを被してもうワンセット!みたいな感じ。
バリスタ(矢を飛ばす)、棘トラップ、火炎の罠。罠一つで倒せるのは人間一人。1対1のトレードを力業でぶん回し、自転車操業でなんとか捌くのが意外と面白いんです。それはそれは地味だけど。


もちろん、後半になれば敵を誘導してまとめて倒す方法も取れるようになるのでご安心を。でもまぁ、アンロックが進んでいない序盤はコツコツ処理する立ち回りにならざる得ません。
主人公はミノタウロスとはいえ、武装した人間に囲まれたらポックリ死ぬので仕方のないことです。体力をモリモリ回復して殴り続けるマッチョタンク戦法もありますが、それはできるのはまだ先の話。
ちなみに、罠を使い回す上で「自分が仕掛けた罠に対して最短ルートかつ見つからないように移動できる迷宮作り」が肝になります。もし敵と鉢合わせたら戦闘が始まってボコられるので。



そしてこのゲーム、壁の生成がノーコストなので迷宮づくりの幅を広く取れるんです。敵の侵入経路を調整しやすく、敵だけ迂回ルートを通らせながら自分が隠れる死角を無理やり作ることも可能。
楽しいんですけど、裏方作業員として忙しなく走り回ることになります。ミノタウロスなのに。とはいえ、自分が有利になるようダンジョンを改変するのは面白くて、これはこれで悪くない手触りでした。
そうこうしている内に永続強化のポイントも貯まって、ミノタウロスの体力、攻撃力、移動速度もアップします。ある程度の育成が進めば、序盤の敵を問答無用で叩き潰す門番として輝くことでしょう。




また罠の購入費の軽減や獲得ポイントの増加など、戦闘中に使えるトラップの数も自ずと増えていきます。ゲームの構造的にも「操作に慣れてからが本番」といったところでしょうか。
完全なダンジョンメイカーを目指さず、ほどよく筋肉で解決してくれるのが面白かったです。仕掛けた罠を解除する極悪人や、一部の罠を無効化するクソ野郎もいて苦戦しますがおすすめできる作品です。
『MINOS』詳細情報

| ゲーム名 | MINOS |
| ジャンル | トラップタワーディフェンス |
| ストア価格 | 2,250円 |
| リリース日 | 2026年4月9日 |
HARF-WAY コマーシャル
煙草を軸に交差する、ふたつの恋の物語。
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まるで文庫本のような、縦書きビジュアルノベル。
寂しさにも、熱がある。
『Keep Only One Loneliness』

