ニワトリの卵でボスハンドを倒すコンボ至上主義ボスラッシュアクション『Rustled Pete』

2026/04/28
Rustled Pete

ニワトリの卵をぶつけて宙に浮かぶ手を倒すボスラッシュ作品。

卵は地面に落下すると割れてしまう反面、落とさず敵に当て続けるとコンボが発生して与えるダメージが「1」づつ増加。丁寧な立ち回りにも明確なリターンが用意され、プレイングにメリハリを生んでいます。

卵の攻撃がボスや横壁に当たった場合、ゴムボールのように弾むので割れることはありません。投げる際の角度は決まっているため、壁に投げつけて反射させる形で当てるといったテクニックも重要になります。

操作方法は二段ジャンプ、ダッシュ、投擲の3種類。特段変わった操作はありませんが、壁蹴りや空中ダッシュといったアクロバティックな動きも。攻撃を一発でも食らうと即死なので気合いで避けましょう。

またボスに攻撃を当ててゲージを貯めると、ボタンに対応した3カ所の発射口からギミック攻撃を繰り出せます。上手くぶち当てると気絶状態に持ち込めるため、操作に慣れたらぜひ活用したいところ。

さらなる上級テクニックとして、卵を掴んだ直後に即リリースするとダメージが2倍に。コンボを貯めてから即投げを当てると特大ダメージに繋がるなど、卵が落下するリスクと火力UPのリターンがアツい作品です。

『Rustled Pete』感想

数あるボスラッシュ作品のなかでも、トップクラスに君臨する面白さです。豊富なアクションと派手な演出を用いず、たったひとつの強いルールで気持ち良さを作り出していて感銘を受けました。

本作の肝は「卵を落とさず当てる」こと。たったこれだけ。しかし、ダメージの加算が強いリターンを生みだし、ゲームに芯を通しています。二桁ダメージを出せる頃には沼にハマっていることでしょう。

例えば、ラーメンってあるじゃないですか。あれって○○ラーメンみたいな感じで枕詞が付いていて、それによって特性が決まりますよね。味噌ラーメンとか、ネギラーメンとか、博多ラーメンとか、そんな感じ。

何かしらベースとなる軸が決まっていて、それを最適化することで美味しさを見いだす。ゲームに関しても同じで「何らかの軸があると面白さは確立される」という考え方を筆者は持っています。

▲当てるたびにダメージが加算される
▲即投げで乗算による大ダメージ

上手くなるにつれて生まれる気持ち良さ。これが本作の軸として機能しており、ボスに対する唯一の対抗策として圧倒的な存在感を見せています。火力UPの重みづけが実に見事です。

そして、もうひとつのポイントはコンボにリスクリターンがあること。これは火力を伸ばす(リターン)ために積極的な動きを取れば被弾(リスク)が増える、という単純な話ではありません。

「リターンが大きすぎて死ぬ覚悟でコンボを繋げたくなる」ことが本作の真骨頂。コンボ補正の平均値なんて、せいぜい1.2倍程度。それに対して、このゲームは即投げをぶち込めば2倍ダメージですからね。

「目の前に馬鹿デカい人参をぶら下げられた馬」になっちゃうわけです。しかも、ローグライクのランダム性とかではなく毎試合それが楽しめる。意地でも上手くなってやろうと動機づけに繋がるのです。

▲相手が二人だろうが…
▲まったく持って関係なし

「マスターハンドみたいな敵がいて面白そうだな~」と、軽率に手を出したら予想以上に面白くて嬉しい誤算でした。再戦までの時間も早いし、動きも軽いし、アクションゲームとしての質も純粋に高い。

移動に慣性が乗るので若干クセはありますが、短時間でサクッと楽しめる作品なので遊んでみてください。

『Rustled Pete』詳細情報

ゲーム名Rustled Pete
ジャンルボスラッシュアクション
ストア価格350円
リリース日2023年3月1日

HARF-WAY コマーシャル

煙草を軸に交差する、ふたつの恋の物語。
無料で、どなたでも。スマホで、PCで、どこでも。
まるで文庫本のような、縦書きビジュアルノベル。

寂しさにも、熱がある。
『Keep Only One Loneliness』


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