四則演算でネズミの兵士をドーピングして敵にぶつけるピクセルアート計算パズル『Super Algebrawl』

2026/04/22
Super Algebrawl

イノシシの王様を操作する数字合わせゲーム。

ネズミの兵隊をドラッグ操作で相手にぶつけると、頭上の数字分だけ敵のHPを減らせる形。兵隊同士を掛け合わせたり、相手全体に魔法ダメージを与えたり、数字の帳尻を合わせながらピッタリ撃破を狙う。

やってることはシンプルな計算ドリル。しかし、ドット絵キャラクターがコミカルに動く要素が加わるだけで、遊戯性がすこぶる変わるのが不思議だなと。ゲームってやっぱり凄いなと感心したものです。

少し変わっているのが、こちらの攻撃が敵の体力を越えた場合。戦った兵士の魂が敵に乗っ取られ、差分の体力を持った敵を爆誕させてしまいます。よって、攻撃力を上げれば万事解決とはなりません。

ステージクリア時にはスキルを持ったユニーク兵士や、四則演算に関わる特別な魔法が入手可能。徐々に増えていく相手の体力を見て一瞬焦りますが、必ず処理できるはずです(たぶん)。

何度も使える一手戻し(Undo)も完備されており、じっくり考えながら遊べるのも嬉しいところ。ランダム性のおかげで程よくアドリブ感も楽しめるので、脳トレ勢に遊んで欲しい作品でした。

『Super Algebrawl』感想

「脳トレ」といったら言い過ぎかもしれないけど、楽しく頭の体操ができて面白かったです。数字と記号を合わせるだけだと無機質になってしまうし、こうやってアート性を持たせると遊びやすくなるんだなと。

四則演算に関する補助魔法は毎ターン使えるので、出し惜しみなく戦えるのも嬉しいところ。足し算→掛け算で大きな兵士を生み出して、そいつをコピーして敵をデカブツを処理なんてプレイングも可能。

▲12×2=24を作成
▲24×3=72を作成
▲72+6をすると…
▲こうなる

ぴったり倒さないと差分の敵が生まれるのも良い。

何が良いかって、あえてオーバーキルしてから倒す手段が取れるからです。答えの出し方が数通り増えるので、ガッチガチの論理パズルをしなくて済みます。もしガバついてもリカバリーが効きやすい。

油断すると出てしまう端数を許容する代わりに、ちょっとしたデメリットを組み込んでいるのが上手い設計だなと思いました。それを敵に乗っ取られることで表現しているのも超クールです。

▲こんな感じ

ところで、このゲームに詰みってあるんですかね。各ステージで魔法が復活する都合上、絶対に倒せる気もするけど実際どうなんでしょうか。一応何とかなるっぽいのですが、違ったらごめんなさい。

少々荒っぽくはなりますが、筆者は味方を倍々に増やしてから考える「バイキルトスタイル」で不都合なくクリアできました。掛け合わせによって悪さも出来そうなので、本来の正攻法も気になるところ。

例えば、

▲ここから957を一撃で倒します
①デカそうな兵士を手前に引き出します
②魔法で全体にプラス1します
③兵士を合成してプラス3します
④掛け算してQ.E.D

少なからず、普段から計算パズルを遊んでいない人でも楽しめる作品だったことは伝えておきます。最終的には差分なく倒す必要があるものの、越えたとしても帳尻を合わせられるのが一番のポイントです。

オーバーキルしちゃっても何とかなるのが本作の魅力。かっちりとしたパズルゲームにはないユニークな発想も、ちょっぴり荒々しくインディーらしい個性を感じられておすすめできる作品でした

『Super Algebrawl』詳細情報

ゲーム名Super Algebrawl
ジャンル戦術パズルPRG
ストア価格700円
リリース日2024年1月19日

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