『ブーマーシューター』と呼ばれるレトロ風の手触りが残る「むかしFPS」を詰め込んだバンドルがリリースされました。「まぁやらないしな~」と思っている方もいると思いますが、この記事を書いている筆者は『やらない側の人間』です。こういうの怖いので。
「むむっ!これはDOOMリスペクトの良いゲームや!」とか言われてもイマイチ良さが分からんし、いかんせん見た目もグロテスクで取っつきにくいジャンルだなとずっと思ってました。そしたら丁度良いバンドルが発売されたのでセコセコと書いている訳です。
普段から遊んでいる訳でもないのに書く理由は、このバンドルが古典的FPSに興味があるけど何からやれば良いのか分からない人向けだからです。「グッジョブ!まずはこれからやろうぜ!」的な入門作に近いので、新参者の自分でも大袖振って紹介できます。
何故か機会があってバンドル内の2作品を遊んだことがありまして、未経験者でも楽しめることは把握済みです。自分の舌で確かめて紹介記事も書いてます。「死ぬまでに色々なジャンルを開拓したいんだ!」と考える筆者みたいな変わり者に届いたら嬉しいです。
古さに対する歪なフィルターさえなくなれば、面白い作品がもっと見えてくるんじゃないかなと思っています。「ブーマーシューターに挑戦してみようかな~」と考えている人がいて、気軽にバイブスを感じられる作品を知ってたら紹介したくなるじゃないですか。
筆者はむかしFPSの魅力について1ミリも理解していません。でも答えは人それぞれ変わると思ってて、古かろうが新しかろうが面白さの根っこは変わらないよなと。目新しさや美麗なグラフィックが全てじゃなくて、遊んでみたら案外ハマるかもしれません。
とか言っておいてこのまま終わると「むかしFPSバンドルが出たぜ~」と報告するだけの投げっぱなしジャーマン記事になってしまうので、バンドル内の作品について軽く紹介しようかなと思います。
カルトに厳しいギャル

『カルトに厳しいギャル』は、筆者が初めて遊んだといっても過言ではない古典的なブーマーシューターです。舌ピアスしてるギャルとボカロ曲に釣られてまんまと遊びました(言い方)。手触りが軽くて取っ付きやすいので、サクッと最後まで遊べるのが魅力。

歯ごたえを残しつつ難易度を抑えて『遊びやすさ』を重視。なんと縦方向のエイムがありません。横移動だけで標準がすんなり合うのも嬉しいところ。クリアリングして隠れながら撃つ流れを気軽に味わえるので、FPSに慣れてなくてもすんなり行くと思います。
Beyond Citadel

『Beyond Citadel』は、見た目通りのハードコアFPSと思いきや丁寧に難易度調整されたオールドシューターです。四肢がぶっ飛んだり臓物がむき出しになりますが、まぁこの手のジャンルは日常茶飯事なので慣れましょう。エロが包み込んでくれるからダイジョブ。

リロードする際に『コッキング』と呼ばれる動作が組み込まれており、複数のアクションに分けて弾込めするのが特徴。ワンボタンでリロード完了とはならないため、遮蔽物に隠れて被弾を抑えないと即熔けます。カルギャルで身体を慣らしてから遊ぶのがおすすめ。
前作の『The Citadel』も同封されます
Peripeteia(筆者は未プレイ)

『Peripeteia』は、ただならぬ気配を醸し出す玄人向けFPSです。ストアページを見る限りステルスやクライム(壁のぼり)で戦闘を回避できそうなので、どちらかというと『イマーシブ』寄り。ざっくりいうと、選択肢が固定されない作品なので慣れてる人向けですかね。
日本語対応されていないので意訳ですが、「腐敗した国家と偏った思想による派閥争いが起きるポーランドでサイボーグ傭兵『マリー』が任務遂行を目指す」みたいなイメージ。ハードコアなサイバーパンク2077って感じでしょうか。これ絶対面白いですよね。
HARF-WAY コマーシャル

「ふるめFPS」エントリー層向けの濃淡感じる良心的バンドル

絶対買えってわけじゃないんですけど、覚えておいて損はしないラインナップでした。もし過去の自分にむかしFPSを触ってみたいと言われたら、筆者は迷わずコレをぶん投げます。それか無言でDOOMを渡す。
おすすめの順番はカルギャル→ビヨシタ→ペリペテです。この記事で紹介した順番通りに遊べばOK。身体がほぐれてきたら英語オンリーのサイケな奴を混ぜると良い感じのグルーブ感が出ると思います。
バンドルで買うと対象作品が割引されるので、定価で買うよりもハードルは若干低め。もし悩むようであれば、ウィッシュリストに入れてセール待ちでも良いかも。無理なく買って楽しく遊ぶのが理想なので。
「あーーー!!!暴力してぇぇぇェ!!!」って時に遊ぶと満たされると思うので遊んでみてください。
バンドルリンク
『Waifus with Raifus』