かわいいだけじゃない、でも、かわいい。猫耳少女×メトロイドヴァニア『にゃるるファイト』を紹介

『メトロイドヴァニア』と聞くと、何かと硬派な印象を持つ人も多いと思います。そうでなくとも、中身がギッシリしているものは少なくありません。個人的にそういうのが好きです。今回は、そんなゲームの一つである『にゃるるファイト』をご紹介します。

『にゃるるファイト』の概要

繊細で美しい雰囲気の一枚絵(steamストアページより)

『にゃるるファイト』は2023年にsteamで配信されたメトロイドヴァニアのゲームです。主人公は猫耳の少女「にゃるる」で、ある日突然住民たちが猫になってしまった町で冒険が始まります。かわいらしい見た目ですが、探索や戦闘要素もしっかり作られており、ストーリーも実は重厚。

随所で一枚絵も挿入され、全部で10枚あります(寄り道しないと見れないものを含む)。プレイ時間としては、ストーリーだけで10~20時間程度でした。もちろん、クリア後のコンテンツも用意されています。

『にゃるるファイト』のアクション性について

ボス戦の爆弾が大きすぎる

『にゃるるファイト』は道中・ボスともにギミックが豊富で、特にボス戦では難易度が上がるほど特殊攻撃の攻略が重要になってきます。

例えば、専用ギミックには下記のものが存在します。

  • 攻撃を当てると小さくなって跳ね返る爆弾
  • 水中戦で敵味方に無敵時間を付与する泡
  • 攻撃を当てて落雷地点を調整できる特殊ギミック

中には主人公にゃるるのお友達である『リリア』と共闘するボス戦もあります(酔っぱらったリリアがボスになることも…)

また、難易度はゲーム開始直後に3段階から選択可能。クリア後には、最高難易度の4段階目が解放されます。

もっとも簡単な難易度では大幅なHP補正がかかり、最高難易度ではアクションが得意な人でも手こずる戦闘が楽しめます。アクションの腕前に関わらず楽しんでプレイできるでしょう。

割と重たいストーリー

道中で訪れることになるエリア。陰鬱な雰囲気でBGMも悲しげ

『にゃるるファイト』は、かわいらしい見た目でアクションも充実している反面、ストーリーは割と重ため。序盤こそゆるく和やかな雰囲気ですが、途中からだんだんと不穏になっていき、良い意味で安心感がないまま話が進みます。

前作がホラーゲームだったこともあり、今作でも若干ながら怖めの演出があります。とはいえ、ジャンプスケアなどの驚かし要素もなく、ホラーとまでは言えない程度です。何が何でもそういうのは避けたい、という方はプレイを控えた方が良いかもしれません。

前作『Nyakori’s Rabbit Doll』について

紙芝居のような形で前作の簡単な説明が入る

このゲームは、ホラーRPG『Nyakori’s Rabbit Doll』の続編となっています。冒頭はほぼ無関係のように進んでいきますが、徐々にストーリーは不穏になっていき、前作の内容が浮かび上がってきます。

軽い説明が入るので前作未プレイでも問題はありませんが、ストーリーを楽しみたい方は『Nyakori’s Rabbit Doll』に触れておくと良いでしょう。日本語翻訳はありませんが、日本語話者のレビューを見ても比較的平易な英語で読みやすいという意見が多いです。

【2024/08/01追記】
現在は「クレーのウサギのぬいぐるみ」というタイトルで日本語対応しています!

またホラーゲームということもあり、平気で血が出る表現もあったりするので気を付けてください。一方で、百合やヤンデレが好きな人には刺さるかもしれませんので、チェックしてみると良いと思います。

『にゃるるファイト』・『Nyakori’s Rabbit Doll』、どちらか一方でも気になった方は触ってみてください。価格も非常に安いので、手も出しやすいと思います。可愛いだけじゃないけどやっぱり可愛いので、ぜひ遊んでみてください。

【にゃるるファイト】

【Nyakori’s Rabbit Doll】

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