ビジュアルでゲームを選ぶのはもう卒業!Slay the Spireのススメ 

Harf Wayをご覧の皆様初めまして!

この度ライターをさせていただくことになりました蛮族Vtuberのババンバと申します。普段はYoutubeの方でゲーム配信をしているので、もしよろしければチャンネルの方にも遊びに来ていただけると嬉しいです。

【好きなもの】
可愛いもの、ゲーム、イラスト、漫画

【好きなゲームジャンル】
RPG、アクション、謎解き、パズル、ローグライク、格闘ゲーム…なんでもプレイします!

と言ってもここまで食指が伸びたのは比較的最近のことだったりします。

本日は自己紹介も兼ねて、私がさまざまなゲームに食指を伸ばすきっかけになったゲーム『Slay the Spire』を紹介させていただきたいと思います。

『Slay the Spire』ってどんなゲーム?

『Slay the Spire(スレイザスパイア)』とは2017年に公開されたゲームで、PC/PS4/Xbox/Nintendo Switchなどのコンシューマ機はもちろん、iOSやAndoroidでも遊べるデッキ構築ローグライクゲームです。

ローグライクというのは、『ローグ』に属する特徴を持つゲームのことで、プレイするたびにマップやアイテム、敵などの各要素がランダムに生成されるゲームジャンルを指します。また、『デッキ構築』と名がつくようにデッキを組んで敵と戦っていきますが、手に入るカードも完全ランダムです。

これまでローグライクというジャンルもプレイしたことがなく、カードゲームもあまり本腰を入れてやることはなかったのですが、知人のススメがありプレイしてみることにしました。

正直言って、見た目が良いわけではない

実際に手を出したのはおすすめされてから1年くらい後だった気がします。手を出したことがないジャンルであることに加え、正直な話、ビジュアルがそんなに良くないので琴線に触れませんでした。カードゲームって美麗なイラストが売りの一つだと思いませんか?

Slay the Spireのカードってとてもシンプルなんです。

Slay the Spireのカードの一部。非常にシンプル

私はゲームを選ぶ際にビジュアルを重視していたので、オススメされるもののイマイチ手が伸びない作品でした。しかし、プレイしてみるとゲームバランスがとてもよく、ビジュアルで食わず嫌いしなければ良かった…とゲーム観を変えてくれたゲームなんです。

防御全振りでも傷を負う激しいバトル

Slay the Spireには4種類のキャラクターが存在します。

  • アイアンクラッド→体力多めのスタンダードキャラ
  • サイレント→毒と手数で攻めるコンボキャラ
  • ディフェクト→オーブを扱うマジックキャラ
  • ウォッチャー→スタンスを使い分けるテクニカルキャラ

キャラクターごとに固定の初期デッキを持ち、最終ボスを倒すことが目的となっています。生成されるマップはランダムで、あるときは敵と戦ったり、あるときはイベントを発生させたり…どこに進むのかある程度は選択可能です。

Slay the Spireのマップ。画面右側のマーカーに記載の通りのイベントがあり、線で繋がっている場所ならどこに進むかは自由

戦闘やイベントを行うことでカードをもらえますが、入手できるカードは完全ランダム。1枚でも協力なカードや強い組み合わせはあるものの、そのカードが引けるかは分かりません。デッキには強いカードを入れ、少数精鋭で挑むのが理想ではあるのですが、そのデッキが組めるとは限らないため、汎用的だけど後々腐りそうなカードを泣く泣く入れたり、その場しのぎできるカードを入れる必要が出てきます。

また、今作の戦闘は基本的にとても厳しいです。下記の画像は序盤に出てくる中ボスですが、1ターンに18点殴ってきます。主人公の体力は80程度。行動力となるエナジーは3、防御できるコストは1エナジーで5。防御に全振りしてもダメージが入ってしまうのです。もちろん、こちらも攻撃をする必要があるので攻撃にエナジーを割り振る必要がある…というと厳しさが伝わるでしょうか。

こんな厳しさのバトルがずっと続き、ゲーム中は常に死と隣り合わせになります。デッキも思い通り組めない、戦闘は厳しい…ここまでの話では え、どこが面白いの?と思ってしまうかもしれません。

そこが面白いんです!!!!

常にひりついた状況に追い込まれ、最善手を探し、知識を総動員して生き延びる。これがSlay the Spireの面白さの全てです。

もちろん運が絡むので、全力を尽くしても負けてしまうこともありますが、少しでも命が繋がる行動を選択すると、思いがけないところで起死回生のカードが拾えたりします。そのわずかな勝ち筋をつかみ続けるのが楽しいのです。運が良ければ【ぶっ壊れ】デッキを組んで今まで泣かされた敵を蹂躙することも。その時の喜びと言ったらもう…!

さらに【アセンション】という難易度を上げるモードも存在します。アセンションを上げると、敵が強くなる&所持アイテムが減るというデメリットを抱えた状態でプレイすることになります。デフォルトのゲームバランスでも厳しいのにデメリットが増えるの!?と驚くかもしれませんが、経験を積むと何とかクリアできるのがSlay the Spireの妙だと思います。

ビジュアルでゲームを選ぶのはもう卒業

こうして私はSlay the Spireにはまり、アイアンクラッドというキャラクターで最高難易度であるA20Hを踏破するまでになりました。またローグライクというジャンルにも目覚め『noita』や『風来のシレン』といった今まで触ることのなかったゲームも遊ぶようになりました。

様々なプラットフォームでプレイできますし、中断もしやすいゲームなので少しでも気になった方は遊んでくださると嬉しいです。

余談ですが

ビジュアルがシンプルだとは言いましたが、プレイしている内に味があってとても好きになりました。1回クリア後にオプションで選択できる【ベータアート】の絵も最高なのでぜひクリアして見てみてください。ベータアートでプレイすることもできますよ!

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追記

なんと4月11日に開催されたインディーデベロッパーイベント【The Triple-i Initiative】にて、Slay the Spire2が発表されました!!!!!

2017年に発売された作品ですし、あまりにも完成度が高く続編はないと考えられていたのですが、まさか発表されるとは!!!

YoutubeにてPVも公開されています。ビジュアルでゲームを選ぶのは卒業、ということで紹介したタイトルですが、PVはかなりビジュアルも良いですね。これはもうやるしかない。

2025年早期アクセス開始だそうです。待ちきれない!

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