【クリアの後で。】画面を埋め尽くす魔法で敵をなぎ倒すローグライクアクション『Spell Diskレビュー』

クリアしたゲームの余韻に浸りながらキャッチーなレビューをお届けする『クリアの後で。』

第14回はシナジーパワーで敵を圧倒する爽快ローグライクアクション、Spell Disk(スペルディスク)です!

基本システム:豊富な魔法×ディスクで最強シナジーを生み出す

豊富な魔法×ディスクで最強シナジーを生み出す

最強のシナジーを見つけて敵をせん滅しよう

スペルディスクにおいて『魔法(スペル)』と『ディスク』は最も重要な要素です。

  • 『魔法』は敵を攻撃する手段
  • 『ディスク』は魔法が起動する条件

例えばディスクには『火属性ダメージを与える』『ダッシュする』『一定時間経過する』など、多種多様な条件が設定されています。

この発動条件が肝で、効果的なシナジーを生み出せれば、画面が埋め尽くされる程の魔法が発動されるので非常に爽快。

逆にディスクのトリガーが上手く噛み合わなかった場合、魔法がほとんど発生せず苦戦を強いられるのが面白いところ。

魔法とディスクは1セットで扱われ、最大9セット装備することができます。

fis
魔法とディスクはそれぞれ100種類以上あり、組み合わせは無限大

モード:様々な遊び方ができる3つのモード

様々な遊び方ができる3つのモード

アーキテクトの室では20個のクリアデータを保存可能

スペルディスクには3つのモードがあります。

【通常モード】

  • 魔法やディスクを集めてボスを倒し、ダンジョンから脱出するモード。 
  • クリアするとレベルを上げて挑戦することができる(最大レベル9)。

【サバイバルモード】

  • ヴァンパイアサバイバーのように15分間、敵から逃げ切ればクリア。

【アーキテクトの室】

  • 通常モードのクリアデータを使用して、どこまで敵を倒せるか挑戦するモード。

通常モードは安定の面白さで、レベルを一定数まで上げるとラスボスに挑戦できます。

一方、サバイバルモードは通常モードよりもセットできる魔法とディスクの最大数が少なく、ビルドの楽しさが減っているため、サバイバル限定のシナジーなどがあっても良かったなぁと思いました。

アーキテクトの室は過去のクリアデータをロードできるため、どのビルドが強かったのかを確認するのに最適です。

fis
アーキテクトの室は「ビルドをとことん楽しんで欲しい」という開発の想いを感じました

難易度:ローグライクアクションの中では優しめ

ローグライクアクションの中では優しめ

インベントリでディスクの起動回数を確認可能

難しい作品が多いローグライクアクションですが、本作は比較的簡単に感じました。その理由は、高火力ビルドが割と容易に構築できるためです。

ゲーム中に魔法の起動回数が確認できるので、起動数の少ないディスクを入れ替えていくだけで攻撃の回転率を上げられます。

魔法の性能は優秀で使えないものがほぼなく、ディスクにさえ気を付ければボスを圧倒する火力を手軽に出すことができるのです。

何回も試行錯誤し、最適ビルドを見つけ出すようなプレイヤーにとっては物足りなさを感じるかもしれませんが、私はとても遊びやすい難易度だと感じました。

fis
魔法が画面を埋め尽くすのは楽しいのですが、敵の攻撃が見えなくなるのが難点

カスタマイズ:永続強化とスキルを付与する着せ替え

永続強化とスキルを付与する着せ替え

スキル付きの衣装で自分だけのスタイルで冒険に出かけよう

多くのローグライクゲームと同様に、今作にも永続強化があります。ゲームをプレイするともらえるポイントを使って強化できるので、クリアできなくてもコツコツ強化が可能。

さらに、主人公は頭と体にそれぞれスキルの付与されたコスチュームが装備できます。

スキルはメリットとデメリットがセットでついており、自分のプレイスタイルや作りたいビルドに合わせて選ぶことが重要です。

見た目も可愛いものが多く、新たなスキルで未知のビルドを見つけよう、という気にさせてくれます。

fis
ウサギの耳は見た目もスキルも強くてお気に入りです

総評:豊富なビルドと遊びやすい難易度が魅力

本作は難しいビルドを考えるのが得意ではない筆者でも、最高レベルまでクリアできました。

最適解を選び取ることに楽しみを見出すタイプのゲーマーには、簡単に思えるかもしれません。ただ、深く考えなくてもローグライクの楽しさが味わえる作品というのは、意外と貴重だと思います。

ビルド構築に苦手意識を持っている人にこそ、スペルディスクをプレイしてローグライクの楽しさを是非体験して欲しい、と思った作品でした。

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