今日はゲームの撮り貯めをしないで朝から東京ビッグサイトの文学フリマに参戦。家から2時間ほどかかるので結構しんどい距離だなと思いつつ、理由がないと家から出ないので二度寝せずにそそくさと支度をする。日記を毎日書こうと考えたときに、イベントは絶好の日記チャンスだから積極的に参加しようと思った。
家から最寄り駅まで30分という立地条件が電車移動のめんどくささを加速させている。嬉しさとかったるさを同時に抱えてしょんぼりしちゃったので、自販機でホットココアを買って必死に誤魔化してご機嫌を取る。こういうときに「自販機で飲み物を買うのは勿体ない!」みたいなことをいわれたことがあるけど、自分のご機嫌取りをケチる人間はでかいツケが回ってくるからおすすめしない。
お金がなかったので銀行ATMに立ち寄る。ちょっとでもお札が増えるように59,000円を引き出した。どうせ明日もイベント(コミティア)だし。初めて同人イベントに参加したときに「絶対に1万円を崩してから行けよ!!」みたいなことをオタク友達に忠告されたことがあり、それ以来はお釣りがでないよう準備してから望むようにしている。ちょっと調べたらこういう知識が出てくる時代になって便利な反面、調べなかったときに死ぬほど石を投げられるときがあるから生きづれぇよな~と思ったりもする。
最寄り駅で1万円を使ってSuicaを1,000円分チャージする。決して両替目的ではない。ホントに足りないからチャージする。たまたま1万円が見えたから使った結果、1,000円札4枚と5,000円札1枚が錬成される。1,000円札だけ用意すれば良い、と考えているのは2流でして、しこたま気に入ったサークルを見つけたときに既刊と新刊を両方購入するように5,000円が必要になるのです。これは最近知った。
文学フリマに到着するまでに時間があるので、電車内で絶対に終電を逃さない女さんの『虚弱に生きる』を読む。圧倒的に体力がないことから何をするのも大変な人生を過ごしている方で、座っているだけで疲れて寝れないとかのエピソードが書かれていた。回転率を上げてナンボのライター業を知っているので、執筆量を担保できないハンディキャップがどれだけ凄まじいことなのかはわかる。それなのに書籍化までする人気ライターで、それなのに年収が100万円に届かないらしく、一体何者なんだろうかと思った。
そんなこんなで文フリ会場に到着。12時開始なのに12時43分くらいに着いたので爆混み。昨今はZINEブームだったりnote作家が個人で本を作っていることもあり、影響力を持った書き手の参入障壁が下がっているような気がする。行列に並んでいる最中に聞こえた会話から察すると、人目当てで参加している人も少なくなさそうだった。いずれ自分も推しサークルを見つけて開幕ダッシュできる人間になりたいものだ。
当日券を買って中に入って初めて1階と4階の2フロア制だったことに気づいた。デカすぎる。自分が知らないだけで文系人間ってこんなにいるのかと思った。とりあえず下から回ることにする。エッセイしか読まないんだよな~とか思っていたけど、実際にフロアを回るとジャンルとか関係なくて、その場限りの出会いみたいな気持ちの揺れ動きに身を任せてどかどか買っていく。短歌とか詩とか普段は全く読まないけど熱気に当てられて買っちゃうんだよな~!!!
お目当ての人が居るわけではないけど、いつの間にかフォローしていたnote作家さんの本を買ったり、めちゃくちゃプッシュしてくるお姉さんの行間スッカスカエッセイを買ったり、知っている人を見つけて「○○さ~ん!!」とキモムーブして本を買ったり、イベントならではの高揚感を身に刻みまくる。いまの自分に足りないものがそこらかしこに溢れていて、やっぱり紙媒体とか個人の熱量が好きなんだなと思った。
不思議なもので、本屋だったら絶対に買わないであろうポルトガル旅行記とか、ジャグリングの本とかを買っちゃうのよね。自分に関係なければないほど良くて、一期一会みたいなものを楽しみたいのかもしれない。得てして未知の世界ほど面白くて、人生の脇道に逸れた場所にあるものに救われたりもするから人生ってホントにじゃじゃ馬さんだよなと思う。
それと、文学フリマに行くと有名人に会えるのも魅力だと思った。今回はデイリーポータルZの皆さん、オモコロのマンスーンさん(サイン書いてもらっちゃった笑)、『書く人の教科書』の古賀史健さん、『読みたいことを、書けばいい』の田中泰延さん。ほかにもたくさんいると思う。自分にとってはテレビに出ている芸能人よりも会えて嬉しい方達だった。
名だたる実力者の本と、名も知らない人の本が同列に並んでいる。凄いことだなと思う。ゲームイベントでも同じことがいえるけど、やっぱりこれって凄いことだよなと思った。そして、知らない人にとっては同列に見えているんだなとも思った。たぶん、無知の方がイベントは楽しめる気がする。
気付けばトートバックがパンパンに膨れ上がって、テレビでよく見かける詰め放題のポリ袋みたいに長方形になっていた。自分の気になったものにお金を落とせるのは幸せなことだ。売れるとか売れないとか、何事も結果主義の世界に見えてしまう時もあるけど、誰かの作ったものを偶然手に取って、いいなと思えることは、自分が思っているよりも7億倍は尊いね。
最寄り駅に帰ってきて、普段は食べない家系ラーメンを中盛りで頼む。ちょうど、まどマギが放送されてて、カラオケとゲーセンで死ぬほど聞いてたコネクトが耳に入ってくる。これは完全に偏見だけど、家系ラーメンって平成ソングとアニソンめっちゃかかってるよね。そういう場所で食べる何ともいえないラーメンでしか得られない栄養素があるよなと思った。