今日は取材で神戸に。そのまま夜行バスで帰るので神戸に着いた朝書いている。夜行バスを使うのはこれで三度目かな。集合場所は新宿バスタ。だいたい22時前後が多い。待合室はほぼ座れないので、外に出て塀に腰掛ける。暖かい室内で立って1時間過ごすか、寒空の下で座って待つか。ギリギリ外が勝つ。
古賀及子さんの『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』を読み進める。語感のバリエーションが多い。知らない言葉もそうだけど、自分の知らない読み心地が散りばめてあって贅沢。どこを食べても味の違うお菓子の家みたいな文章。日記というジャンルの実存を感じざるを得ない。
バス到着。前から5人目くらいの場所で待っていたのに、窓際の席には人が居て、上着を広げて完璧な領域展開を発動していた。ケツで踏むぞ。「こっから先はKEEPOUTっす」とでも言いたげな表情だけど、世の中の人間が標準的に持っている体積を甘く見ている。このスペースに座れるのキティちゃんだけだぞ。ごめん!と思いながら、ぬぬっと、潰す。すすっと、上着が巻き取られていく。勝った。
すぐさま消灯時間。真っ暗闇。目が慣れない。各々が身体を席に馴染ませようとガサゴソしている。眼球が暗闇を捉える。うねうねする人が視界に入る。みんなも自分も寝れない。この気持ち悪い一体感、嫌いじゃない。気付いたら意識が飛んでいた。
途中降車駅の大阪駅にて大半が降りる。隣人も降車。ほぼ貸し切り状態になり、悠々自適の時間。思う存分に身体を捻り、ぬぐぐぐ、と身体を反らし、労をねぎらう。東京から大阪は意外と近い。
もし大阪に行くんだったら何をしよう。食い倒れ人形を見て、たこやきを食べて、それくらいしか思い付かない自分の教養のなさ。そういえば、るるぶを読んだことがない。世の中の模範解答を知るためにも読んだ方が良いのかもしれない。
窓際の席に移動して、遮光カーテンを捲る。外を見ればトンネル。至って普通の光景を、幕一枚が隠してしまう。元々はなかった秘匿性。なんか面白い。改めて鑑みると、夜行バスのブラックボックス感も好きかもしれない。興奮してポメラを引っ張り出して、叩く。即、酔う。残念だけどもう一眠り。
明かりが点灯、神戸三宮に着いた。時刻は7時前。目的地の西宮へ移動。飛び乗った電車が区間急行で奇跡的に西宮をスキップ。快速急行でも止まるといって油断はならない。急いで乗り換え。各停、わずか一駅。無事に到着。北口にハルヒ時計(涼宮ハルヒに出てきた時計らしい)があるはずが見当たらない。調べてみると「西宮北口駅」らしい。場所を間違えたことに気付き、はぁと一息、苦笑い。歩こうかなと思ったら余裕で30分以上かかるらしい。北口とは。
なんとかなるの精神で生きてきた影響か、最終的に大体のことはなんとかなるのだけど、なんとかなる頼みの見切り発車が癖付いている。まごうことなき怠慢。お昼に待ち合わせなので遅刻はないけど、いい加減、事前準備を覚えたい。なんとかならなかったときに即死する気がする。
なんだかんだで西宮北口に到着。ハルヒ時計、ちゃんとありました。「あっ、ご飯」とグーグルナビを起動するも、10時から開店の店が多い。そりゃそうだよね、8時から店を開けても誰も来ないよね。駅内にあるパン屋とカフェを兼任しているお店で朝食。しょくぱんがあり得ない分厚さ。ジャンプくらいぶ厚くて幸せを感じる。コーヒーと小倉あん付きで550円。きっと何かのバグだと思う。
Twitterで昨日紹介したゲームがバズっていた。久々に1,000いいねを越えてニッコリ。やっぱり良いよね、アンダステッド。何かと被ったのか知らないけど、そこまで話題になっている印象がなかった。でもsteamの評価は圧倒的に好評。そりゃそうだ。えっへん。
ずっと居座るのも気が引けるので、今日のやるべきことリストを整理して退室。1時間くらいの滞在だから許されてると良いな。周りを見渡すと、少々くたびれたスーツが似合うベテラン営業マンが点在している。ルーティンに組み込まれてます!といわんばかり。新参者ゆえ、オーラに気圧される。
場所を移動して喫茶店へ。モーニング梯子でお腹も心もパンパンパース。2件目になると、ゆで卵がキツい。幸せな悲鳴。目の前のフライパン売り場を見ながら頬張る。血糖値スパイクで眠気が凄い。軽く眠る。この後はいよいよ取材だ。きっと燃え尽きてしまうから今日はここまで。明日になったら書けば良い。