また寝てしまった。現在、26時41分。絶望している。
反面、意外とこの日記が読まれている現状がすこぶる嬉しい。こんな時間だけどもポチポチとキーボードを叩くわたしは、さしずめ承認欲求という人参をぶら下げた馬みたいなものだろうか。
今日、正月太りを解消すべく、夜ご飯の米を抜いて味噌汁にしてみた。もう何もしないのだから別に食わんでも支障はないという判断を取ったものの、欲のバランスを取るためがっつり仮眠していまに至る。
近所のヨークマートに売っている100円ちょっとの長ねぎ味噌汁が異様に美味しくて、自分で作った方が遥かに安いのにちょこちょこ買ってしまう。最後の晩餐に描かれていても遜色ない美味しさ。
一人暮らしを始めたての頃、「味噌ってあんまり使わないけどあった方が良いよな…?」とハナマルキの味噌を買ったものの、まったく減らないことに怯えていたことを思い出した。
二十歳前後の若造が味噌を買ったとて味噌汁くらいしか思いつかず、仕事帰りにときたま農協に寄って、野菜の見切り品をテキトーに入れて謎汁を作る美しい日々。あぁ、懐かしすぎて死にたくなる。
余談ですが、モロヘイヤの味噌汁は美味しい。
味噌汁に想いを馳せ、味噌汁で日記を書く。わたしの人生は味噌汁によって回っているのかもしれない。思い返せば、高校時代の恩師にもこんなことを言われたことがあった。
あれは確か、所属していた野球部を辞めようか悩んでいた頃。顧問の先生に相談しても「別に引き止めることはしないし、チームの士気が下がるから俺は全員を取る」的なことを言われて軽く絶望していた。
一応、副顧問の先生もいたけど滅多に顔を出さず、オールシーズン白衣を着てる変人だった。
常にタバコを吸っており、外周ランニングのときに裏門の前で上手にサボっているのを見る人。たまにグラウンドに遊びに来て「よしお前ら、ノックしてやるぞ~」とバットを握り、3球に一回くらい空振る人。
あんまり話したことはなかったけど、好きだった。
退部届を出してしばらくたったある日、副顧問の先生に呼び出された。いつもの裏門、下校する生徒、学校真横の駄菓子屋に止まるチャリンコ。
何故だか鮮明に覚えている。
「なにお前、部活辞めんの?」
「はい、もう退部届も出しちゃったので」
「勿体ないねぇ~」
「勿体ないですよね、就職有利になるのに」
「学校は弁当なんだよ。普通の授業が白米。それだけ食ってれば何とかなる。んで、部活はおかずだ。なくても良いけど、あった方が嬉しいだろ。だから辞めたっていいんだよ。頑張れよ。」
そんな会話だったと思う。
思い返しても、やっぱり好きな人だなと思った。
味噌汁、関係なかったわ。
ここ最近、聖人みたいな評価を受けている気がする。とても嬉しいけど、それは間違っているよと言いたい。
誰かのために書くとか、業界のために尽くすとか、人に寄り添うとか、そんな清らかな人間ではない。あってもなくても良いけど、あった方が嬉しいものを読みたいし、書きたいだけなのである。
部活を辞めたときからずっと、何も変わらない。
人生を生きる上で必要不可欠な情報を伝えるお米みたいな記事も良いし、人生に少しでも実りを付けるお役立ちコンテンツ的なおかずみたいな記事も良い。
でも、そんなものは世の中に溢れている。
自分はどうやら、お味噌汁みたいな文章を書きたかったらしい。こんな他愛もない日記から辿り着くとは思わなかったけど、言い得て妙だなとしっくり来ている。
絶対に必要じゃないけど、読んだらほっとするもの。
この先もずっと、味噌汁であり続けたいなと思った。