「控えめに言って、最高♡」の何が控えめなのか教えて欲しい

随分前、デザイン力を磨こうと「Pinterest(ピンタレスト)」をインストールした。毎日のように通知が飛んでくる。今日スマホを手に取ったら「控えめに言って、最高♡」の文字。画面を消した。

ぜんぜん控えていない。

「控えめに言って」という奥ゆかしさでジャブを打ちたい気持ちは分かる。「ついつい感情が高まってしもうてすいやせん。あっしの自我が剥き出しで恥ずかしいので一歩下がらせて頂きやす」のお膳立てだろう。

凄すぎる。「控えめに」の後に続く言葉を最高にした人が。控えめで声のトーンを落としてしおらしいと思いきや、最高ですのフルスロットルでボケ的ムーブに転じる。ここまで端的にボケ的所作を落とし込んだ言葉は早々ない。便利で使いやすいし大発明だ。

だが忘れてはならない。

控えめに言って、最高はノリツッコミの要素を含む。

「いや控えめかい!ぱしんッ!(クソツッコミ)」とセットになることで成立するはずが、独り歩きして最上級の誉め言葉として機能している。意味的には合ってるとしても、感情を削いだ言葉になってるよな~と思うのだ。

もし仮に、「わたしのなかの辞書で最も位の高い誉め言葉が『最高』なのですが、それを遥かに越える感動に押し潰されて語彙が見つからないので、わたしの限界に合わせて不躾ながら『控えめに最高』と言わせて頂きます」だとしよう。

だとしたら控えるな。全力でぶつかってくれ。

「最高!最高!最高!最高!サイコーーーーー!うひょーーーーー!か~みぃ!か~みぃ!か~みぃ!ふぉぉぉぉーーーーー!」くらい行きたい。控えめのワンクッションで最高界のTierが大きく引き下がる。

「控えめに言って、最高」は結局のところ「最高」と同等であり、皆等しく最高だから控えめの最高が最上級にはならない。従って、笑いに寄せて躱す道しか残されていない。「控えめこそ私が持てる最上級の敬意です!」と声高らかに宣言したとて、本意が伝わらない可能性もある。

「ほんとはもっと凄いんですよ感」が匂うのだ。せめて小さい「つ」を入れて『最高ッッ!!です!!』くらい盛ろうよ。

とはいったものの、自分の語彙で表せない感動を受けたときに「控えめに最高」状態になることがままある。論理的に積み上げて最終的に最高でした!と着地することばかり目指しているけど、ときには獣のような咆哮で最高と叫ぶ方が良い場合もある。

語彙を使わず、自分の最高を更新する方法があるのではないだろうか。「控えめに言って、最高」はあえなく失敗に終わったものの、先人の知恵は脈々と受け継がれて第二第三の「控えめに言って、最高」構文が爆誕する気がする。

どうでしょうかね。控えめに言って、最高な説明だと思うんですけど。


今日のゲームは『Looped』。映画化した短編小説をベースにしたインタラクティブアドベンチャー。プレイ時間は40分くらい。

ざっくりいうと恋物語なんだけど出会い方が少し特殊で、男性がタイムループしている最中に偶然抜け出して女性と出会うみたいな感じ。この理由とかも最後に明らかになる。

お互いベタ惚れで目と目があった瞬間に恋に落ち、とんとん拍子で交際スタート。女の子はあっけらかんとした性格で見ていて清々しさも感じる。自分だったらどれだけタイプの異性であってもあそこまで沼れないと思うなど。

難しい部分が何もなくて純粋にイチャつきを楽しめたのが良くて、考察して唸るよりも余韻を楽しむ感じ。恋愛のキレイな部分だけを賞賛するのは良いことではないんだけど、展開のサッパリした恋の盲目度合いを眺められるのは現代社会にとって思ったよりも偉大なんじゃないかな。

というか、そもそもお洒落なのよ。キャラを前面に押し出した掛け合いではなくて、モノクロの獣人が非言語でコミュニケーションを取る距離感というか、論理で感情をぐりぐりしてくる作品って疲れちゃうんですよね。どう受け取っても良いんですよ~みたいな温度感が好き。

ゲーマー諸君はもっと短編作品を触るべき。数百円で10時間楽しめるゲームに比べて割りに合わないのは分かるけど、体験という視点で考えたら圧倒的に多くの作品を教授できるし。大作を1本見て余韻に浸るのも良いけど、ショートフィルムを山ほど浴びるのも有意義な時間の使い方だと思う。


ふと見つけた放置ゲーム『This Ain’t Even Poker, Ya Joker こんなのポーカーじゃない』に脳みそ溶かされてます。高速自動ポーカーでがっぽがっぽでウハウハです。こんなの作っちゃダメだよ。壊れちゃう。

4時間弱でクリアできたので、これを明日のクリア報告とさせて頂きます。明日も見てね~

ちぇ~けら!

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