私のおすすめは「名前の知らないゲームかつ非常に好評」になっている奴です

steamセール(お祭り)が始まりました。息抜きにTwitter(仕事しろ)を眺めていると、多種多様なおすすめゲーム画像が流れて参ります。知っているゲームもあれば、知っているゲームもあり、ときたま知っているゲームも載っています。

わたくしは誰も遊ばなそうなゲームを探すのが存在意義で御座いまして、「あ~アレ良いよね~○○めっちゃ良くない???」みたいなトークに参加できない故、この時期になると妙に寂しい気持ちになります。

もし、「今年のsteamセールは90%OFFになってるスレスパ(280円)がおすすめだ!」とかいったら殴り殺される気がするんですよね。ヴィレッジヴァンガード行ったのに「書店で売れている本BEST10!」的なコーナーあったら冷めません。あれと同じ原理。

とはいえ、このお祭りに参加しないのはゲーマーの恥。GOTYは選出できませんが、超おてがるに面白いゲームと出会う方法を伝授しましょう。

それは「名前の知らないゲームかつ非常に好評」になっている作品です。

知ってるゲームなんていつでも買えるんだから、めっちゃ安くなってる訳でもない限りは買う必要ないよねと思ってます。なので、自分は「知らないゲーム」に絞って探してます。

実際に買ったゲームを挙げてみましょう。

If only I could go home early
家に帰ると絶対に妻が死んだふりをしているポイント&クリック。あまりにも、ほぼ日P。まだ遊んでないけど絶対面白いと思う。短編作品だし近々触る予定。

Deadeye Deepfake Simulacrum
パステルカラーが印象的なイマーシブ系作品。ありとあらゆるモノをハッキングしたり、時間の流れをコントロールして好き勝手できるらしい。英語しかないけど絶対に面白い。この手のジャンルでしっとりした雰囲気なの珍しくないですか?

月白
チル組み手。こんな穏やかなコンバット作品は見たことがない。しかも日本語対応までしている。見つけた以上、買わない選択肢はない。サクッとクリアして早く紹介したいぜよ。

「煉獄華 (Purgatory’s Flower)」
絵がとてもスキーー!

Dead Grid
ゾンビ・ハクスラ・カードゲーム。ゲーム性は分からないけど、ひたすら潜って強化するタイプのゲームっぽいのでノリで遊べそう。トレハン欲を満たせそうだしハマる可能性大。

Coal LLC
石炭掘り掘りローグライト。何度も遊べる採掘ゲームと捉えたらめっちゃ面白そうだし、仲間に指示を出してチームプレイできるのも変わってて良い。見た目はチープっぽいけど動きも軽そうで、こういうのに限って中毒性も高そうだから期待しております。

こんな感じです。たぶん知らない人の方が多いはず。自分は全作品知りませんでした。大型セールのときにこうやって仕入れておいて、時間をかけて消化するライフスタイルを送っております。


今日のゲームは「最愛の人」。AIとなってお友達と会話をする短編ビジュアルノベルでございます。

最初こそAIらしく無機質で合理的な回答をしているものの、徐々に人間のような思考を辿るシンギュラリティっぽさもある。でも怖い作品ではないので安心して欲しい。

steamストアには「村上春樹」「アンドレイ・タルコフスキー」「ウォン・カーウァイ」といった名だたる人物の作品に影響を受けたと書かれており、テキストや作風から小説や映画のような質感も感じる。パンチラインで沸かせるみたいな感じではない。

題材的にSF寄りになると思いきや、無個性だった存在が人間味を帯びていく過程を中心に組み立てられており、どちらかといえば人文学っぽさが主体になっている印象。語り口も静かで、活字のようなトーンを感じ取れたのが良かった。

主人公のAIは数秒で学術的な答えを出せる状態にも関わらず、一番人間っぽい回答を迷いながら探している描写もあったりして、人間性とは何かを垣間見える瞬間も多い。この辺の見せ方が小説っぽいのかも。

シナリオを考えているのは人間なので、意図的なAI臭さを感じるかな~と思ったけど、本作のAIは「どちらでもあって、どちらでもない」ニュアンスが含まれているのも良かった。この質感は実際に遊んでみて確認して欲しい(無料なので是非)。

なんとなくだけど、作っている方の文化資本(教養とか学歴とか)の高さを感じる。自分の好きな作品を綺麗に組み合わせて、そこに自分のストーリーを添えているみたいな。物語に捻じれを感じなくて、三幕構成も手堅い作り。

〈ざっくりこんな感じ〉
設定:AIとして命令に従う
対立:自我が芽生えて命令に躊躇する
結末:AIが何らかの選択を取る

設定を詰め込み過ぎてごちゃつく作品も多いけど、本作は筋道が立っていて結末もスマートだった。

当時ChatGPTが騒がれたことも、いまとなっては昔話に感じる。業務効率化によってAIを採用した企業やフリーランスも増え、孤独を紛らわすメンタルケアとしてAIと対話する人も珍しくない。

ゲーム内の出来事がファンタジーではなく、もう直ぐそこまで来ている。機会が人間を越える恐怖よりも、人間全体が薄っすら持っている孤独や不安が可視化されている現実に、共感と可笑しみを覚えた。


あぶない、危うくサボるところだった。

書かなきゃいけないものを書きつつ、書かなくても良いことを書くのは非常にスリリングだ。ここで日記を辞めてしまったらアイデンティティが一つ消えることになる。

「日記なんて生産性のないことを書く必要はない」と言われたとしても、自分にとって、誰かにとって、書く必要性があると思っている限りは続ける。絶対に。

日記を書き続けるくらいだったら自分でもできそうだし、狂ったように毎日何かを書いている人間は、自分にとって面白い側に属する人間だと思うから、強制力を働かせてでも成し遂げたい。

もし自分が有名になったとき、読者さんが「一時期キモい日記書いてましたよね(笑)」みたいな感じで茶化してもらえるような存在になれたら良いな。

珍しく告知なんですが、明日公開される記事は自信作なので絶対見てください。

とても、HARF-WAYっぽいと思います。

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