日記に心が惹かれる理由はなんだろうか。
赤の他人の生活に興味があるわけでもないのに、なぜ書店やイベントに参加して取り憑かれたように買って読んでしまうのか。不思議な気持ちになりつつZINEフェスで買った『長生きしたくはないけれど』を読む。
石澤萌氏と加藤美沙希氏の共著となっており、半分くらい読み終わるともう一人の書き手に切り替わる仕組み。表面と裏面にそれぞれ担当者の名前が記載されており、面白い仕掛け本だなと思った。
自分の読みたかった日記だった。
読ませる言葉よりも記録に近くて、自分と客観的に向き合った痕跡が残る読み心地。行動を積み重ねて温度感を形作っていく書き方をしていて、これができない自分はちょっぴり羨ましいと思ってしまった。
目を惹く言葉ばかり書いてきた代償なのか、ありのままの日常を書くことが怖くなってしまった。読み物として加工することは技術ではなく、ある種の現実逃避なのかもしれない。歪めれば歪めるほど言葉の耐久性が落ちていくのを感じる。
意味に縋り付くことでしか文章の面白さを担保できない。これが自分の課題であり、きっと日記に飢えている理由なんだろう。飾り気のない言葉はやたら美しくて眩しく見える。書けるようになりたいな。
フリーランスになってから、何かに挑戦する人をよく見かけるようになった。というよりも、見えなかった部分が見えるようになったという方が近い。世の中の30代、チャレンジングな人が多くて嬉しい。
体調を崩したり、挫折を経験したり、新しいことに挑戦したり。良いことだけじゃない現実と、ちょっとした期待が入り交じった年齢層。未来は必ずしも明るくはないけど、歳を取るのも悪くないと思うなど。
日記には過度に鼓舞する言葉なんて書かれていない。ときにはネガティブだったり、恨み辛みが書かれていたり、バカ正直な気持ちが根こそぎ残っている。こういう言葉を見るたびに、他人の人生は良かれ悪かれ豊かだと思うのだ。
いつになったら、自分の書きたい文章を書けるようになるのだろうか。他人から見たら書ける部類に見られているかもしれないけど、まだまだ納得のいく文章には程遠い。まるで武術の世界。
だからこそ好きなのかもしれない。
今日は『Wizard Pool』を遊んだ。
ギミックだらけのマジカルビリヤード。
主人公は魔法使いで謎の塔に登っていて、ビリヤードの球と漫談しながら試練を突破するみたいな感じだと思う。英語だからストーリーは分からないけど、ゲーム自体は面白いのであんまり気にならなかった。
ボールに魔法が掛かってて、白球が当たると特殊効果が発動。凍ってツルツル滑ったり、球の位置が入れ替わったりと賑やか。マウス操作でキュー(突く棒)を操作するなど痒い所に手が届く難しさだ。
スコアが爆増するインフレ系のビリヤードは数あれど、豊富なギミックでこちらを楽しませてくれるパズルっぽい手触りの作品は多くない。ステージクリア制なのでギミックの再現性が高いのも良き。
最初こそ王道ビリヤード的な香りを感じさせつつ、ポケットの場所もステージごとに変化するのでバリエーションも豊富。白球を落とすと強制的に最初からになるのでチキンプレイが有効だったりする。
それと、パーティプレイよろしくのマルチにも対応。こういったゲームを友達と遊ぶ機会はあまりないけど、複数人で遊べるゲームは正義だと思う。1人用モードもあるのでノーフレンドでもモーマンタイ。
セール中だったから300円以下で買えたし、まさに掘り出し物って感じで大満足のゲームだった。新作ゲームを漁るとこういう作品にいち早く出会えるから嬉しい。手触りも軽かったし結構おすすめ。
今日、ライター募集者の皆さんに合否連絡をした。
未だに人を雇うという行為に慣れず、人としての未熟さを感じた。人を育てて送り出すくらいの気概があれば良いものの、他人の人生に多少なりとも責任を持つのが怖い。器をデカくしたいよ、ほんと。
断ってしまった人の分まで頑張らないとなと思った。犯罪を犯したわけではないけど後ろめたくて、HARF-WAYを盛り上げることがせめてもの罪滅ぼしになってくれることを祈っている。
果たして何名の方を合格とするんだろうか。
来週が怖くもあり、楽しみでもある。