『Going Under』は、スタートアップ企業を題材にした皮肉たっぷりのアクションローグライク作品です。あれですよ、「俺らのビジョン(不明瞭)を叶えるためエナドリ飲んで寝ずに画期的(無計画)なことやろうぜ!!」みたいな奴です。良くない。
主人公のジャッキーは無給で働かされるインターン。上司のマーヴに「気が引けるけど、地下のモンスターを殺してきて欲しい」と命令されます。遅かれ早かれみんな経験することなんだ!と気圧されてジャッキーはしぶしぶ地下へ降りることに。
中の人、こう見えてスタートアップにゆかりがあるので笑っちゃいました。実際、起業したての会社ほど何やらされるか全く予想できないので共感の嵐。「嫌ならクビ、15分後のミーティングに間に合うように殺してきてね~」と言われて最高でした。
〈参考動画〉
思い出したかの如くGoing Under遊んだんですけど、曲も世界観もオシャレで風刺(エナドリの噴水等)効いてて良いですよね。パリィとかジャスガもなくてオーソドックスだけど、アクションの勘所が良くて愛される理由も良く分かる。武器が使い捨てで強制的に立ち回りを変える必要があるのも良いよな~と pic.twitter.com/FC1kdkn4sV
— 『HARF-WAY』の中の人@こうゆう (@harf_way) September 1, 2025
〈スクリーンショット〉






使える武器は現地調達

今作はフィールド内に落ちている道具を活用し、武器として適宜切り替えながら戦う点が特徴です。オブジェクトごとに耐久度が設定されており、直ぐに壊れてしまうため手当たり次第に掴んでぶん殴りましょう。すぐ壊れるので愛着もクソもありません。
手数の多い剣やリーチに優れた槍など落ちていますが、使いやすい武器は都合よく転がっていません。何処にでもあるイスで悪役レスラーの如く殴ったり、パソコンモニターを持ち上げて全力で投げつけて敵を撃破します。これがもどかしくも楽しいんですよ。


どれだけ強力な武器も壊れてしまうので、各特性を理解した上で計画的に持ち替えるのが勘所。薙ぎ払い系の攻撃ができるキーボードを使った後、壊れる前に足元の槍を拾ってチクチク小突くみたいな感じ。3つの武器ストックをくるくる回していく。
プレイスタイルが強制的に切り替えるので好き嫌いが分かるものの、戦い方のバリエーションが自然と増えていくのでアクションの自由度は高め。ただし回避性能はそれほど高くないので、攻撃を出し切らずに打ち止めが必要です。詰まったときはアシスト推奨。
お前らギスギスしすぎや

モンスターが巣食う地下ダンジョンの正体は「事業に失敗した会社」。志を持って始めたものの上手く行かず、バケモノになってしまった訳です。起業してないとはいえ、HARF-WAYも明日が我が身。有名な会社は屍の上に立っているといっても過言ではありません。
物語が進むたびに主人公の所属する事業「Fizzle」にも亀裂が入ります。丁寧に処理された経理を無視され、製品保守はおざなりとなり、互いの領域に関心や敬意を持てない冷戦状態に。主人公が緩衝材にならなきゃ終わってました。この辺が妙にリアルなんよね。




先輩からのミッションをこなすと「メンター」が設定できるようになり、固有スキルを装備してダンジョンに潜れるようになります。ジャッキーは良い感じにみんなと打ち解けてるけど、会社全体に漂う横同士の雰囲気は最悪。こうなったら一回壊れた方が良い。
ゲームを有利に進めるために交流を図るのはもちろん、バラバラだったメンバーを取り持つために協力したくなる心理が働くのが良かったですね。「自分が何とかしなきゃ!」と奮闘してたらいつの間にか強くなっちゃった的な感じ。良い世界観だなと思います。
曲が良いのよ、マジで

最後にスキルシステムについての紹介をしようと思ったのですが、それよりも伝えたいのがBGMです。いかんせん曲が良い。EDMみたいな派手な曲調ではなく、どことなくジャジーでお洒落な感じが堪りません。何故かゲームよりも先にサントラ買いました。
ネタバレになるので詳しくはいえないのですが、特定の条件を満たすとアレンジVerも聞けるので更に盛り上がります。難易度は少々高いものの、世界観込みで楽しめるアクションローグライクとして胸を張ってオススメできる作品なの是非遊んでみてくださいませ。
〈詳細情報〉
| ゲーム名 | Going Under |
| ジャンル | アクションローグライク |
| ストア価格 | 2,050円 |
| リリース日 | 2020年9月24日 |