インパクトのあるタイトルの『スゴイツヨイトウフ』は唯一無二のとうふアクションゲーム。
移動とワンボタンしか使わないシンプル操作で、アクションに自信がない方でも楽しめる作品です。
このゲームとの出会いは、ゲームのリリース前。2024年に東京・吉祥寺で開催された『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024』の会場でした。

壁に貼られた「とうふなれます」の文字が気にならないはずもなく、サングラスをかけた開発者さんに「とうふになれるんですか?」と思わず確認してデモ版を試遊。
そして食卓の人気者、白くて四角くてやわらかいとうふになって駆け回るアクションに魅了されたのでした。
もしゲームを購入して遊ばれる際は、冷蔵庫にとうふが入っているか確認することをおすすめします。
とうふマイスターが制作し豆腐の日(10月2日)に公開された、こだわりのとうふアクションゲームをどうぞご堪能ください。
スタイリッシュとうふアクション

▲難易度選択 兼 キャラクターセレクト
本作は木綿豆腐、高野豆腐、絹豆腐で難易度が分かれています。
とうふの足元に「やさしい」「ふつう」「むずい」と記載されている通り、選択した種類によってとうふの崩れやすさやスピードが変わります。
そう、操作するのは“とうふ”です。
つまりあなたは“とうふ”です。
とうふになる為に、ステージのゴールである汁椀に飛び込みましょう! 味噌汁の具材となって初めて、あなたはとうふになれるのです。

とうふはボタン長押しでチャージができます。
チャージを溜めてからボタンを離すと炎をまといながら突進。これを「とうふファイア」と呼びます。
とうふファイアを使うことでジャンプやダッシュを行うことができます。スタイリッシュなとうふですね。
とうふファイアを使いこなして敵を蹴散らし、障害物を乗り越えましょう。

とうふなので高所から落ちれば崩れてしまいます。
高低差のある場所でのジャンプでは注意してください。また賞味期限があり、つまりステージクリアの制限時間もあります。
何故ならあなたはとうふだからです。
ただ高野豆腐だけは崩れず賞味期限がありません。
ゆっくりステージを冒険したい時は高野豆腐が向きますね。
ただそのまま敵にぶつかると食べられてしまうので、とうふファイアをまとってぶつかりましょう。
どの種類を選んでも目標は同じ、「とうふになる」ことです。
実写ムービーで豆腐作りを学ぼう

突然の実写ムービー、BGMは「とうふ!とうふ!」の合唱。
あまりのシュールさに夢中になることでしょう。このムービーは実際のとうふ作りを一から学べる映像になっています。
ムービーとステージはリンクしているので、現実とアクションゲームの2つの視点で楽しめます。映像で大豆が水に浸されていれば、水のステージを。大豆が砕かれれば、ハンマーが襲い来るステージを駆け回る。
食べる機会の多いとうふ。それなのに自分は、とうふがどのように作られるのかを何も知らなかったのだと自覚しました。
ローディング時に表示される「とうふ豆知識」も大変興味深いです。あなたは絹豆腐と木綿豆腐の違いを説明できますか?
答えはこのゲームの中にあります。
試練の先でとうふになる

各エリアの最後には番人や試練が待ち受けています。
何故ボスがにわとりなのかは分からないのですが、他のボスもよく分からないので、深く考えなくて大丈夫だと思います。
直感的に遊べるバラエティー豊富なボス戦。
ボスの攻撃を跳ね返すこともあれば、クイズが始まったり、どこかのゲームへのリスペクトを感じるステージが現れたり。ステージの多様さは、とうふの食材としてメインにも副菜にもなる懐の深さを感じます。
とうふファイアを使いこなし、立ち塞がる試練の壁を乗り越える。とうふになるための道は意外にも厳しくシュールで楽しい。
肩の力を抜いて試練を突破してしまいましょう。
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とうふになる感動

とうふが我々の食卓に並ぶまで、多くの工程があります。
大豆を水に浸し、粉々に砕き、加熱し、豆乳とおからに分けて……。
その工程をステージクリアという形でなぞり、とうふとして冒険してきました。
最後には力強いとうふになった自分がいます。

それぞれの工程を経て、職人の手によってとうふの形になっていく。
シュールで遊びやすいゲームだと思い手に取ったゲームですが、それだけではありません。
馴染みある白い姿になるまでの変遷を、このゲームを通じて体験することで不思議と感動していました。
そしてとうふが食べたくなります。
映像で見る作りたてのとうふが、瑞々しくツヤツヤであまりに美味しそう。
味噌汁の具材の一つでしかなかったとうふが、このゲームをクリアしてからは味噌汁の主役として輝いて見えます。
スゴイツヨイトウフになれ

冒頭で筆者と『スゴイツヨイトウフ』の出会いが2024年のTOKYO INDIE GAMES SUMMITだとお伝えしましたが、翌年も同イベントで再会していました。
既にトウフはクリア済だったのですが、せっかくなので試遊させてもらうことに。
最初のステージをクリアして次へ……というところで、自分の後ろで親子がトウフに釘付けになっていることに気が付きました。
「良ければどうぞ」と並んでいたお子さんにコントローラーを渡しました。既に遊んでいる自分より、おそらく未プレイであろうお子さんの方が遊ぶべきだと思ったので。
自分以外が遊んでいる様子を見れるめったにない機会で、お子さんのプレイを少し見守らせてもらいました。
みごとトウフが茶碗に入りゴール。拍手を贈ると、お子さんの輝く笑顔がそこにはありました。
「誰もが笑顔になる、良いゲームなのだな」と、強く印象に残っています。
あの時のお子さんは『スゴイツヨイトウフ』をクリアしたでしょうか。
もしクリアしていたら、とうふが食べたくなっていることでしょう。
とうふの味噌汁も定番で美味しいですが、とうふと鶏ひき肉を混ぜて作るとうふナゲットもおすすめです。
皆さんもとうふを食べて、スゴイツヨイトウフになってください。
〈詳細情報〉
| ゲーム名 | スゴイツヨイトウフ |
| ジャンル | とうふアクション |
| ストア価格 | 550円 |
| リリース日 | 2024年10月2日 |
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