「パズルゲームに興味はあるけれど、いきなり難しい作品に挑戦して心が折れるのも怖い…」と思うのは自分だけだろうか。ギミックが難しいほど謎が解けたときの快感は高まるとはいえ、入口に立てなくてしょんぼりする経験の方が個人的に多い。
ゲームとして面白いと分かるからこそ、それを傍受できない自分に凹んでしまう。「ちょっと難しいくらいの温度感で手を引いてくれるパズルはないものか…」と思っていたところ、ワンダーファイ株式会社様からPR記事作成のお声がかかりました。
事前打ち合わせ時に「子ども向けの問題集や知育書籍の監修・企画・制作を提供している会社です!」と丁寧に説明してくださり、ここでハッと気づきました。これからパズルを始める大人と併走してくれるパズルゲームを作っている会社もあるんだなと。
今回はステージを複製してギミックを解くパズルゲームアクション『CYCLIA JOURNEY(サイクリアジャーニー)』について紹介しようと思います。パズル好きの大人はもちろん、考えるのが好きな子供も楽しめる内容なのでぜひご覧ください!
この記事は『ワンダーファイ株式会社』様の提供でお送りします
「繰り返しの法則」を使ったパズルギミック

『CYCLIA JOURNEY』はステージに設置されたカギを入手した後、ゴールを目指すアクションパズルです。至って普通に思えますが、本作は「繰り返しの法則」をコンセプトとしており、ステージを複製して張り付けることでギミックを解いていきます。
ステージ内に存在するギミックに近づいてボタンを押すと、画面がズームアウトして貼り付けモードがスタート。ステージを好きな場所にペーストするとマップが連結し、画面端から反対側に移動できるように。
試しに画像を用いて実践してみましょう。



ステージ内をぐるぐる動いて仕掛けを解くのではなく、舞台装置に直接干渉して端からひょっこり顔を出す独特の解法が特徴です。本来だったら落下死する穴に落ちても、ステージを下にくっつければ上から降ってくるループ構造に変化させることも。
ワープホールのようなオブジェクトに触れれば、何回でもステージを貼りなおせます。ゲーム後半になるとマップを複数回にわたって切り貼りする場面も出てくるので、慣れるまではしっちゃかめっちゃかになるかもしれません。





パズルが気持ちよく解けた際の達成感もありつつ、「ここを繋げるとどうなるんだろう?」と好奇心をくすぐる点も好きでした。あまり見かけないシステムだったので試行錯誤するのも楽しくて、予想外の挙動で画面外に吹き飛んでいくのも含めて面白かったです。
詳しくは後述しますが、ステージクリア後に画面がズームアウトして幾何学的な模様が浮かび上がるのもポイント。筆者はステージを俯瞰して鑑賞する発想がなかったので、周期構造を介してアート視点で楽しめるのも新鮮でした。
マップが変わると世界も変わる

もう一つの特徴として、複製したステージに別のギミックが付与される場合があります。代表的なギミック「拡大/縮小」を挙げてみましょう。これは読んで字の如く、特定のマップを介するとオブジェクトが大きくなったり小さくなったりする仕組みです。
普通のジャンプじゃ届かない場所は巨大化からの大ジャンプで突破し、通路が狭くて通れない場合は身体を縮小して潜り抜ける。単純に道筋だけを作れば良いわけではなく、特定のマップを通りながらゴールを目指さなければなりません。


ほかにも重力反転や画面回転などの仕掛けも用意されており、実際に動かすまで何が起こるか分からないステージもしばしば。脳内で計算できるキャパシテを遥かに超える場合もあるので、多少はパズルに触れている人向けかもしれません。
とくに「反重力」と「90度回転」が混ざり合うと、右や左に重力がかかるので初見時は面を食らいます。しかし、慣れてくると壁に張り付いたカギを拾いつつ、天井を歩きながらゴールに移動するなんて芸当も。

また各種ギミックは自キャラのほかにブロックにも適用されるため、超巨大化したブロックで穴を埋めることもできます。「ゴールまで行けるはずねーだろ!」と思ったステージでも、諦めずに右往左往してるとスッキリ解ける形になっているのも驚きでした。
字面を見ると難しそうに思えますが、実際に動かしてみるとジャストフィットする形でブロックが噛み合うので気持ちよいです。最初こそ悪戦苦闘は必須ですが、終わってみれば整合性も取れているのでストレスも感じませんでした。(むずいけどね!)
周期構造って意外と美しい

パズルの面白さは人によって異なると思います。一風変わったギミックを好奇心に任せて操作したり、解法の美しさに酔いしれて悦に浸ったり、楽しみ方は人それぞれであるべきで、自由に楽しめば良いわけです。
筆者は本作の独創的なパズルギミックだけではなく、クリア後に浮かび上がる幾何学的な模様も魅力だと感じました。カギを持ってゴールにたどり着き、ステージ全体が映し出されるときに周期構造を持った背景が出現する瞬間、きれいだなと思ったんです。




パズルゲームを紹介する際、どうしても「パズルの質」に注目しがちですが、視覚的な楽しみ方ができるのも『CYCLIA JOURNEY』の良さだといえるでしょう。謎解きを支えるステージの構造美に着目しているのが個人的にツボでした。
ステージの中には綺麗なシンメトリーを描くものも多く、まるで切り絵のような美しさを放っています。難解なギミックを解いてスッキリした後、どんなステージだったのかゆっくりと眺めるのも洒落てますよね。

またステージをクリアするたび、背景画面に周期構造を持った模様が出現するのも見どころの一つ。パズルの性質上、見た目が無機質になりがちですが、結晶のような図形が醸し出す鮮やかさも相まってモチベーションを駆り立ててくれます。
視覚的なアイデアに満ちている作品かと思いきや、ゲーム内で流れるBGMにも仕掛けが隠れています。ステージが進むにつれてループ音源の音色が増え、ちょっとずつ厚みを帯びていくんです。進行度に応じてサウンドが豪華になるのも面白いなと思いました。
最初はやさしく、徐々にむつかしく

あくまで筆者の考え方として、パズルゲームの解き方は右脳型と左脳型に分類されると考えています。
右脳型:ひらめき重視の直感で解くタイプ
左脳型:ロジック重視の積み上げで解くタイプ
例えば、「The Witness」のように気づきによって世界の見え方が変わる作品や、「Gorogoa」のようにアートを鑑賞して規則性を見出す作品は右脳型かなと思っています。(あくまで主観として)
一方の『CYCLIA JOURNEY』は、論理を積み上げて答えを導く左脳型のパズルだと感じました。規則性を見つけ出して、一つづつ知識を習得していく綺麗な学習曲線を持っているイメージです。

パズルの難易度が学習ドリルのようにゆっくり上昇するため、いきなり置いてきぼりになる心配もありません。ステップアップの段差が緩やかだからこそ、自然な流れで難問に対峙できる印象でした。
論理的に詰めていく形でギミックを解けるため、頭を使う王道パズルが好きな人にはピッタリだと思います。段階を踏むごとに解法が肌に馴染んでくることもあり、自分の引き出しがちょっとづつ増えていく感覚も推しポイントですね。

本作を開発している『ワンダーファイ株式会社』様は、子ども向けの問題集や知育書籍の監修・企画・制作、雑誌への問題提供などを行っており、絶妙な難易度設定についても腑に落ちました。
また『CYCLIA JOURNEY』の作問は「算数オリンピック」の問題制作に携わったメンバーが担当しているとのことで、後半に掛けてそびえ立つ高難易度パズルの理由も頷けます。どことなくアカデミックな香りがするのも本作の特徴といえるでしょう。
脱パズル初級者を目指す
「ちょっと背伸びできるパズル」
パズルゲームの難しいところは、作品の難易度を間違えると上手く楽しめない点だと思う。簡単すぎる設問を解いても肩透かしを食らうし、難問ばかりのパズルに挑戦しても歯が立たない。腕を磨けばどうにかなる、という問題でもないのが難しい。
その点、本作の難易度は簡単すぎず難しすぎない絶妙なラインが設定されており、ちょっと背伸びして一皮むけたいと考えているパズル初級者~中級者向けかなと思いました。問題の見せ方がキレイなので、躓かず助走を付けやすい印象です。
「激むずパズルの前に地頭を鍛えちゃうぞ~!」と自分で楽しむのはもちろん、頭を使ってギミックを解くのが好きなお子さんと一緒に楽しむのもおすすめです。心地よい達成感と周期構造の美しさをぜひお楽しみください。
〈詳細情報〉
| ゲーム名 | CYCLIA JOURNEY (サイクリアジャーニー) |
| ジャンル | パズルアクション |
| ストア価格 | 920円 |
| リリース日 | 2025年11月13日 |