フリップウィッチはスケベである。ほかに言うことはない

この記事はレビュー記事ではなく、筆者が『フリップウィッチ』を遊んだ際の感想がダラダラ続いています。購入の参考にしたい方や、えっちなビジュアルが苦手な方は、いますぐブラウザを閉じましょう。

登場キャラにも触れるので、ネタバレを食らいたくない方も閲覧を控えて自衛して頂ければと思います。

こうゆう
基本的に何を書いても良いのが当メディアの指針なので、ちょっぴりエッチですが書かせて頂きやす!

フリップウィッチの概要

フリップウィッチは、『性転換』をギミックとして活用した18禁の探索型アクションゲームです。

性描写を惜しげもなく打ち出しており、大っぴろげに紹介するのもどうかなと思ったのですが、めっさ面白かったので運営者の権力を乱用しました。

筆者イチ押しの『スラリア』。好きすぎる。

滑やかで艶っぽいドット絵も去ることながら、キャラクターの素性を際立たせるテキストセンスが秀逸。エロゲーと一蹴して見逃すにはもったいない作品に仕上がっています。

こうゆう
今すぐ遊びてぇ!!と思った方に向けて早速ストアリンク貼っておきます。今すぐ買おう。

おすすめポイント①
『すけべ』『えっち』『エロ』

テキスト良くないですか???

『すけべ』『えっち』『エロ』。的確に使い分けるほど真剣に考えたことはない。とはいえ、境界線が存在するような気もする。真面目に辞書を引き直してみると、薄ぼんやり概念的な部分が浮かび上がってきた。

【すけべ】
→愛情や人情が絡んでいる
色情、色事、濡れ事、情愛、好色、性愛

こういう方言を盛り込んでいてホントに感動。

【えっち】
→エロチック(扇情的)
欲情、情欲、欲望、性的、色欲

異国語っぽさを残しつつ淫らさも感じる。

【エロ】
→肉体的、官能的な美
淫ら、肉欲、性欲

ボスは立ち絵の6億倍エロい。

上記のカテゴライズで合っているか自信は全くないのですが、なんとなく全部違っていて、絶妙なニュアンスで区分されている。普通のエロゲーは普通にエロなんだけど、このゲームは『すけべ』と『えっち』で『エロ』を構成している気がした。

住人の困りごと(クエスト)を解決した際のエロシーンでは、どこか情愛のような部分を感じる。搾精とか肉欲をぶつけるエロさではなくて、なんというか男女の営みを感じた。

なんというか、古き良きスケベを感じる

エロゲーの『エロ要素』をどう捉えればいいのか。真剣に考えたことはなかったけど、掘れば掘るほど面白い。今作に親近感を感じたのは「ほらヌけよ」的なエロさではなくて、作品を補強するスケベさを感じたからなのかな~とか思ったり。

スケベによってゲームが完成する

ギリギリセーフな感じがしてええよね。

距離を感じさせないエロさ。えっちだけど純度100%のエロではない。お袋の味みたいな親近感。エロ要素が性欲一直線じゃなくて、一種のコミュニケーションみたいになっているのが良い。

何を隠そうこのゲーム、とてもすけべだ。他人とのカジュアルな情事。さっぱりしつつも情緒的で、どこか奥ゆかしい。恩返しみたいな形で行われる濡れ事は、えっちながらもオカズ風のエロさがない。

ギャル天使、マジ天使。

抜けりゃいいみたいなジャンクっぽさがなく、頑張ったあなたにご褒美をあげるわ的なニュアンス。ドラクエの『ぱふぱふ』みたいな。エロが作品を補強しており、こういう魅せ方もあるのかと感心した。

充実したアクション要素のおかげで、エロの純度は低い。エロゲーとして実用的か知らんけど、エッチとスケベはモリモリだった。フリップウィッチという作品は、アクションが面白いからこそエッチに見えるし、おつかいが面倒だからこそスケベなのだと思う。

こうゆう
このゲームの魅力はえろであり、エロじゃない。何言ってんだと思うかもしれませんが、やれば分かる。

おすすめポイント②
良質なメトロイドヴァニア?

良い作品の定義がなんなのか分からないけど、このゲームにはハッキリとした動機(エロ要素)があって、それに附随してメトロイドヴァニア要素が詰まっている。野暮な話ですが、サブクエを避けてストーリーを進めればエロも回避可能です。

▼サブクエストのクリア報酬▼

エロとの棲み分けもできていて、R18要素も露骨過ぎない。過剰なエロで胃もたれすることもなく、健全とダーティーの間でエロを摂取できるのも嬉しい。ゲーム性が主導権を握っているからこその芸当だと思う。

そしてなによりも、ワードセンスが秀逸。言葉遣いや方言のニュアンスが盛り込まれており、敵味方問わず登場人物がキャラ立ちしている。ガワだけ違うけど中身が同じみたいなこともなく、テキストが如何に世界観の主柱になっているか思い知らされる。

青肌の関西弁キョンシーめっちゃ良くない???

フリップウィッチは、作品としてキレイに着地している。エロとゲーム性のギャップが良い味を出しており、エロが出しゃばり過ぎない関係性が絶妙。クエストをこなすことで難易度も徐々にぬるくなるので、雰囲気を壊さずヌルっと楽しむことも可能です。

こうゆう
翻訳者は二コリス(nicolith)さんです。BIGKANSYA!

性転換ギミックも醍醐味の一つ

ボタン一つで男女が入れ替わる『性転換システム』も醍醐味の一つ。ギミックとして活用することも多く、『コスチューム』をトリガーとしてイベントが発生する点も特徴。性転換する必要性をゲームに盛り込んでおり、遊んでいて心地良い。見た目だけではなく、仕掛けを上手く盛り込んでいる巧さにグッとくる。

↓男性×漁師コスのイベント
袋とじ
↓女性×メイドコスのイベント
袋とじ
こうゆう
高画質アニメーションで見たい方は、こっそり買っちゃいな。

男女でゲームオーバー時の挿絵が変わるのも良くて、この手のゲームでは常套手段だけどもグッときた。2種類の男女コスチュームを楽しみつつ、ゲームギミックとして機能させるのは素晴らしいアイデアだと思う。もっと評価されて良い。

こうゆう
世界観を崩さずに独自のギミックを取り入れており、シンプルにゲームとしての完成度が高いと思いました。

従姉妹が遊びに来たようなドキドキをアナタに

幼少期に感じた、一回り上のお姉さんが家に来る時のドキドキ感。これよ、これなのよ。平然を装っているけど、好きとか嫌いとか関わらずちょっとドキドキしちゃうアレ。あんな感じのソワソワして浮足立つ感じ。あれと同じ感覚を楽しめます。

メトロイドヴァニアとしての評価なんてどうでもいいんです。ホントは気づいているでしょ。ちょっとエッチなイラストに目を奪われている時点で、アナタはこのゲームが遊んでみたくて堪らないのですよ。

スケベ!アクションとして面白い!以上!
良しOK!買え!自分を信じろ!ほいじゃの!

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