突然ですが、メイド喫茶に行ってみたいと思ったことはありませんか?
うんうん、そうですよね、めっちゃ行きたいですよね。このゲームのことが気になってるんですもん、そりゃ当然ですよ。もちろん筆者も行ってみたいと思ってますが、メイド喫茶が近くにないんですよね…
ということで、今回は地元に根付いた老舗メイド喫茶の店長になれるゲーム『電気街の喫茶店』を紹介します。メイド喫茶に飢えている紳士淑女なら絶対に満足してくれるはずなので、早速見ていきましょう!
この記事は『PLAYISM』様よりキー提供を受けて制作しています
ブラック企業の上司に啖呵を切り、メイド喫茶の店長に

ゲームを開始すると、そこには典型的なブラック企業に勤める一介のサラリーマンの姿が。理不尽な上司に決して逆らえない縦社会が形成されており、多くの従業員は鬱々とした表情で働いている様子。
働いていれば文句を言われないかと思いきや、トイレに離席しただけでクソ上司に詰められ、まさかの給料天引きというコンプラレッドカードが飛び出る始末。主人公の代わりに俺が絞めてやりたい……。


ゲーム開始直後からあまりにもしんどいシーンが流れており、「あれ…もしかしてこういうゲーム…?」と不安を感じましたが、我慢の限界に達した主人公が猫背クソメガネ(上司)にブチ切れてめでたく退社となりました(ヨカッタネ)。



そして当然…

晴れて奴隷から解放された主人公。
しかし、働く宛はどこにもありません。すぐにお金を稼がないと生活が送れない状況下のなか、そそくさと仕事探しが始まります。駿河屋、映画館、焼き肉屋。いずれも全滅でいきなりピンチに。

町を歩き回って飛び込み営業しまくる根性を見せるも、なかなか働き口は見つからず。しばらく休んで英気を養ってほしいところですが、どうやら住む場所すらない切迫した状態のようで……。
途方に暮れた主人公は、駅の西口にひっそりと佇むメイド喫茶の情報を小耳に挟みます。へとへとになるまで動けば誰だって休みたくなるもの。彼は少し休憩しようと老舗メイド喫茶「ふわふわ」を訪れます。

入店してみると中には誰もいないようで、疲れ切った主人公はテーブルに突っ伏し眠ってしまいます。度胸があるというか何というか、めちゃくちゃ怒られそうなムーブで笑いました。
すると…


ふわふわで働いているメイドこと「神岸白(以下、シロ)」が登場し、飛び切りの笑顔で主人公を起こしてくれます。天使過ぎてテンションMAX。筆者のメイド喫茶行きたいぜボルテージも高まります。
どうやらお店のオーナーが行方不明となり、メイドさんを仕切れる人がいないためお店は休業中。有名店といっても開店できなければ収入を得られるはずもなく、数多くいたメイドは散り散りになったそうです。


…
…
…
「店長になってくれませんか…?」って言えぇぇ!(ドデカボイス)
…
…
…


「いよいよ本格的なメイド喫茶運営が始まるぜ!!(滾る)」と思いきや、急なお願いをされた主人公はしどろもどろの返答をするんですよ。
「いやぁ、でも流石にちょっと」的な。
まぁそうですよね、未経験で店長をやるのって難しそうですし。健気な美女メイドにお願いされたとて、その場で即決するのは勇気がいることです。
あっ、そうそう。
シロはこんな提案もしてきます。



こうして、主人公はメイド喫茶の店長になりました。
料理上手の明るいギャル、中二病のゴスロリ少女、関西弁のメガネ巫女ネキが大集合

仕事の内容は働いて学べば良いとして、主人公とシロだけでは店をオープンできません。キッチンとホールに各一人は必要。つまり、もう一人メイドが欲しい状況です。
一刻も早くメイドとして働いてくれる人を見つけるべく、翌朝にはシロと主人公がメイド探し&デートに出かけます。これからすべてが動き出すって感じがしてワクワクしますね。


本作には4人のヒロインが存在しており、物語を進めると喫茶ふわふわで働いてくれるメイドが増えていきます。この情報は公式サイトでも公開されているので、気になる人は下記トレーラーを覗いてみてね。
キャラの可愛さを爆裂に語りたいところですが、ネタバレになりそうなのでシロ以外のキャラクターはやんわりと紹介していこうかなと思います。
根明なゲーマーギャル「ミユ」

派手なピンク髪と大きなリボンが印象的なギャル。じつはシロのことを知っており、友の頼みであればと手伝いをしてくれることに。かわいい。
持ち前の明るさだけでなく料理上手な一面もあり、キッチンだろうとホールだろうと、何でもテキパキこなす頼もしいキャラクターです。フォーマルな黒服とピンクの髪が良く似合っていて最高!


ゲーム好きということもあり、デートでゲームショップに行くとテンションも爆上がり。ゲーマーに優しいゲーマー女子。我々が追い求めている幻影が、いまココに確かに存在しているのです!!!


ミユは学校の友達とも仲が良く、人を大切にしている点もかわいさを後押ししているように感じました。人を愛せるから人に愛される、そう伝わってくる元気いっぱいな女の子です。
ミステリアスなゴスロリ少女「ファフナ」

街中で偶然出会う青髪縦ロールのゴスロリ少女。転んだときに大切にしていたネックレスを落としてしまい、主人公が拾って渡そうと捜索しているうちに二人の仲は進展していきます。かわいい。
中二病フルスロットルな独特の言語センスはもちろん、ときおり見せる女の子の一面でオタクの心を握りつぶすギャップ系女子。ゴスロリファッションを我が物にしている人の破壊力たるや…


取っつきにくい性格に見えて町の人々とも仲良し。店員さんと世間話をしながら楽しく生活している一面も読み取れて嬉しくなっちゃいました。本屋さんに入り浸ることが多いのも好きだな~


ヒロインのなかでも随一の濃いキャラクターと思いきや、知れば知るほど普通の女の子の一面が顔を覗かせる。寄り添って一緒に歩みたくなる可愛らしい魅力を持った女性でした。
じつは超有名な作家先生「ほのか」

「ふわふわ」の近くにある石田神社で巫女さんをしている関西弁お姉さん。ひょんなことから主人公一行と協力し、とある事件の解決に向けて行動を共にすることに。かわいい。
そろばんを叩くのが上手な年上の頼れるお姉さん。そして関西弁。筆者、彼女のことが全方向で好きなので最推しです。しかも巫女さんですからね。ずっと見ていられますよ。


ストーリーを進めると分かるのですが、ほのかは薄い本を描く有名な作家先生だったりします。おいおいおい、てんこ盛り過ぎねぇか…?本作のシナリオライターさんとガッチリ握手したい気分ですよ。


お姉さん気質なのはもちろん、お金にがめそうな部分も好き。人間は程よくギラついてる方が魅力的なので。がっぽり儲けてニヤケ顔して欲しいものです。
役者は揃った!いざ出陣!

本作は実際に働いて運営資金を集める「経営パート」と、自由行動ができる「探索パート」を行ったり来たりしながら物語を進めます。

キャラクターを「キッチン」もしくは「ホール」に設置して営業スタート。主人公を操作しなくてもメイドたちがお仕事をしてくれますが、効率的に捌くためには彼女たちをフォローすることも重要です。
来店したお客様のオーダーを聞き、出来た料理を運んでお会計を済ます。ゲージが貯まると「おまじないサービス」が解放され、料理提供時にふわふわキュンをしてくれます(とてもかわいい)。

ストーリーの進行に応じてダイニングテーブルも増設され、稼いだ利益で店の規模を大きくすることも。最初はお客さんの数も少ないので余裕もありますが、徐々に忙しく楽しい仕事場になることでしょう。
そして、上記の画像にチラっと映っていることからも分かるとおり、他作品からのコラボキャラが来店することもあるのです!!
本記事で紹介している『電気街の喫茶店 Switch版』では、インディーゲーム界隈に旋風を巻き起こした名作『都市伝説解体センター』の「福来 あざみ」「止木 休美(ジャスミン)」が電撃参戦。



また特定のタイミングで特別なお客さんがカウンターにやって来ることがあり、要望されたドリンクを作るイベントも用意されています。



経営パートは基本的にルーティンワークになってしまうものの、特別なイベントが差し込まれることでアクセントが効いていてマンネリ防止に一役買っている印象を受けました。
どんなキャラが遊びに来るかはネタバレになってしまうので、ぜひ自分の目で確かめて頂けると幸いです。
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ゲーマーの喜ぶ小ネタが山盛り、ドカ盛り、てんこ盛り!

『電気街の喫茶店』の魅力は、電気街に住んでいる魅力的な登場人物だけではありません。
その根幹を形成する文化そのものを楽しむことこそ、本作の本質だと筆者は考えています。




元ネタを知っている人にしか伝わらないかもしれませんが、ゲーマーならではの味なことをしてくれるのが本作の醍醐味であり、同時に愛でもあります。上級生(元作品は「同級生」)を見たときは笑いました。
なかには名作のオマージュではなく、実際に発売されているゲームがそのまま登場しているケースもあります。全部紹介すると楽しみがなくなってしまうので好きな作品を2点ほど挙げますね。


ゲームの他にもフィギュアやガチャガチャの缶バッチ、UFOキャッチャーなどの収集要素が盛り沢山。集めたコレクションは自室に飾ることもできるため、ゲーム進行に彩りを添えてくれることでしょう。

街の住民との会話も聞いたことのあるセリフが紛れ込んでいたりと、何気ないフレーバーテキストを楽しめるのも本作の良いところ。開発陣がこれまで培ってきたものがすべて溶け込んでいて素敵です。



これはあくまでほんの一部なので、ぜひとも探してみて欲しいです。
メイド文化の表裏を楽しむ電気街アドベンチャー

実際に存在する場所を題材にした可愛いメイドキャラが登場するアドベンチャー。それはあくまで表向きのモノであり、本作の裏側では伝統のある電気街の風土を丁寧に伝える土壌が育まれていました。
大衆的な空気感に親近感を覚えたと思えば、少し探索するだけでディープな地元感も味わえる。地域に根付いた文化をありのまま覗き見するような、日常生活に近い部分を丸ごと味わえるのです。

大量のフレーバーテキストを用意せずとも、大量のピクセルアートを描かなくても、大量のコレクションアイテムを作らずとも、このゲームは完成したと思う。
でも、わざわざ手の込んだことをしていて、キラキラと光るメインヒロインの晴れ舞台をどっしり支えている。作った人が電気街で培った文化が、作品に染み込んでいる気がしてならないのです。
ゲーム内に登場する先輩は、「休憩中のたった1分に救われた」と話してくれます。きっと、開発者の方も同じ気持ちで本作を作ったのかなって。

古き良きメイド文化を楽しみながら、電気街の空気感を楽しむ。表立った映える魅力も、裏に隠れた見えづらい魅力も、どちらも味わいたい方はぜひとも遊んでみてください。
最後に一つだけアドバイスすると、最初は仕事終わりにアルバイトして商店街で自転車を買うと探索がラクになるのでおすすめです(二人乗りもできるよ!)。
それでは、電気街の喫茶店を心ゆくまで堪能してくださいませ。
〈詳細情報〉
| ゲーム名 | 電気街の喫茶店 |
| ジャンル | アドベンチャーゲーム |
| ストア価格 | 2,480円 |
| リリース日 | 2026年2月26日 |
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煙草を軸に交差する、ふたつの恋の物語。
無料で、どなたでも。スマホで、PCで、どこでも。
まるで文庫本のような、縦書きビジュアルノベル。
寂しさにも、熱がある。
『Keep Only One Loneliness』

